いらっしゃいませ。
鉱平ねっとへようこそ。
本日は良い人でも美容師が担当したくないと思うお客さんを僕の独断と偏見で記事にしてみた。
もちろん全員の美容師に当てはまる内容ではないことをご理解の上でチェックしてもらえると嬉しい。またお店によってもお客さんのターゲットが異なるので、お店次第という部分もある。
ちなみに僕は元美容院経営者で現役の美容師だ。
こんな感じて美容院ネタや生活に役立つ情報、お金の話など様々な情報をお伝えしてるので気になれば他の記事もぜひ読んでほしい。
話を戻すけど、この記事では僕の経験上で良い人でも担当したくないと思ったお客さんを大きくタイプで分けてみた。良い人だとなおさら無下にできないからある意味で困ってしまう。良い人なのに残念だなって現場目線で思われることになる。あと毎度のことなんだけど順位に大きな意味はない。どれも1位に等しい話だ。なので美容院で良いお客さんと思われたい人、意中の狙っている美容師さんがいる人の参考にしてもらえたらと思う。またエンタメ的な意味合いで面白おかしく見てもらってもありかと思う。
では早速いこう!
3・不衛生不潔
美容院は国で定められた公衆衛生の元で許可を受けて営業している。
なので露骨に不衛生不潔な人はお店にとって厄介だ。現代の若い人はそこまで不潔な人は少ないと思うので、そこまで心配する必要はないけど、一定数は不衛生不潔な人もいる。体が不自由で上手く身の回りのことができない人はともかく健常者で不衛生不潔はヤバい。
例えば風呂にあまり入ってない人、頭を洗ってなくてベタベタしてる人だ。シャンプーしても汚れが落ち切れなくてベタベタする人は要注意。またこういう人は日常的に体臭が風呂に入ってないような独特の酸っぱい臭いがする。これはお湯に浸からずシャワーだけで済ます習慣の人にもよくある。若い人でも夢を追ってビンボー生活してる人にありがちだ。他にも部屋に風呂がなかったり、節約のためだったりして仕方がない部分もあるけど、特に若い女の子からこういう臭いがすると残念だなと思う。こういう人は洗濯の設備も整ってなかったりする。洗剤をケチってたり洗濯機がなくて手洗いの最低限の洗濯しかしていないパターンだったりもする。なので着ている衣類も汚れが溜まってたり乾燥が不十分で生乾きの鼻を突く臭いがしたりする。特に夏場は臭いが強く発揮するのでキツい。お客さん本人は凄く良い人で悪気が無い場合、こちらも何も言えなくなるのでツラいところだ。ただし美容院側も他のお客さんが不快な気分になってしまうようなら席を離すとか対策をする場合がある。
2・同業者
意外かもしれないけど同業者は相手したくない。
特にその中でも現役を退いている人は非常にやりづらいときがある。
例えば
「私は美容師をしてたことがある。」
「だから私は美容師の技術が上手いかわかる。」
「私の髪はデリケートだからお店が使っている薬剤で仕上がりが変わる。何の薬剤使ってるか教えて。◯◯のメーカーの薬剤が良い。」
「私の髪はセニング使わないでチョップカットとストロークカットだけで仕上げて。中をすくと広がるから外側をグラデーションレイヤーを入れてカットしないとまとまらない。」
等の発言があると、ああキタキタと思う。
自分に専門知識がある&美容師をしてたことがある経験、その素性を明かし指示をしてくる人がいるのだ。中にはマウントを取ってくる人さえいる。僕の場合は話を聞けば美容のキャリアがどの程度なのかなんとなくわかる。アシスタント止まり程度だと技術レベルなんて対してことないから美容師経験少ないのに中途半端な知識で知ったかぶるなよと思ってしまうときがある。この場合は基本的に良い人とは呼ばないかもしれないけど、普通にしてれば良い人ならば勿体無いなと思う。美容師側としてはできるだけ自然体で希望を伝えて身を任せてほしいのが本音だ。美容師によって技術の進め方、やり方は異なる。だから余計な茶々は入れないでほしいところだ。もし同業者だとしても素性を言わない方が良い。僕はプライベートな話をお客さんに振らないようにしてるから、あえて職業を聞くことはしない。僕みたいに聞かれるのが嫌な人もいるから美容師側もお客さんの職業を聞くことはしない方が良い。僕からは基本的に当たり障りの無い話しかしないんだけど、それでも会話の中でお客さん本人が自分の職業を伝えてくることがある。その中でも理美容に携わる同業者の方はあえて職業を明かさない方が良いと思う。その方がより良い技術接客を受けられるかもしれないだろうから。なので注意しよう。
ちなみに僕自身が美容院に行くとき、もし職業聞かれたら無職って答える。警察の職質にもそう答える。そうすると理美容師が察してくれてそれ以上踏み込んで来なくなったりするんだ。
1・体調が悪い人
僕が良い人だと思っても一番相手したくないのはこちら。普段から来店してくれてる良いお客さんでも体調悪い場合は無理せず出直してもらうことを勧めている。美容院に来てもらうときは体調万全で来てほしいのが本音だ。
その理由としては僕が病気を貰いたくないのとお客さんの事故・トラブル回避が目的である。
例えばカラーやパーマをする場合、刺激のある薬剤を皮膚に塗布するから免疫力が落ちていると肌荒れなどのトラブルが発生する場合がある。薬剤を使用するのは怖い側面もあるということをお客さん自身が把握してないことがほとんどだからちょっとした風邪だとしても来店を控えてほしいのが本音だ。美容師側も激務薄給で働いていて休みも非常に少ない。その貴重な休みを風邪でも流行されて台無しにされたらたまったものじゃない。またただでさえ少ない給料が減らされるとヤバい美容師も多い。ブラック美容室も多いから有給休暇が都市伝説で取得出来ないし休んだら給料減らされる店もまだまだ多い。また人手不足の現場だと休みづらかったりするから美容師側が体調不良でも無理して働くパターンが多い。少ない休みの日まで無理して働く羽目になると非常にツラいので風邪などの伝染性疾患は治してから来てほしいと僕は思う。
仕事をしていると、よくあるのが
「風邪気味」
「風邪ひいてる」
などの自己申告をする方がいるんだけどやめた方が良い。
「大丈夫?」って心配されたいのか大事にされたいのか知らないけど、迷惑に感じる美容師もいるし他のお客さんも嫌がるパターンがある。なので体調不良の場合はむやみに自己申告しない方が良い。
やむを得ず体調不良でも美容院に行かなければならない場合は絶対に調子悪いと言わないこと、カラーパーマをやらないことが大事だ。
百歩譲って体調不良で来店されるとしてもシラを切ってほしい。美容師側としてはまだその方が気持ち的に楽だからマシだ。
美容師に風邪の症状を疑われて
「体調悪い?」って聞かれても
「鼻炎」とか「花粉」って言ってほしい。
ちなみにホコリとかハウスダストはお店が汚いって発言してるのと同じだから言わない方が良い。
あくまでも体調不良で来店するのは自己責任なので体調が悪いことを宣言するのは止めていただきたいのが本音だ。
どんなに良い人でも体調不良は一番厄介だ。
美容院とはいえ最悪死に至る可能性もある。
無理はしないでほしい。
まとめ
良い人でも来てほしくない人は
3・不潔不衛生な人
自分自身のエチケットはできているだろうか?
最低限仕事や学校に行ける程度の清潔感と臭い対策はしていこう。
2・理美容同業者
経験を否定する気はないけど、あえて自己申告する必要はない。
美容師に対してマウントを取っていないか?
同業者と気づかれない方が丁寧に対応してもらえるかもしれない。
1・体調不良の人
普段から良い人でも絶対にNG。
無理をせず休もう。予約してても体調不良の時点で早めにキャンセルを伝えれば問題ない。
やむを得ず体調不良でも来店する場合は自己申告をしない方が良い。自己申告をすると歓迎されない可能性があるのでおすすめしないのが理由だ。
というわけでベスト3はいかがだっただろうか。
同業者に当てはまる人は少ないかもしれないけど、エチケットの部分と体調の部分は誰にでも当てはまる可能性がある。
そして、これは美容院に行くことに限らず他の場面でも活かせる。つまりは相手への思いやりにつながる話でもあるので参考にして貰えたら嬉しい。デートや仕事でもエチケットがイマイチだったら水面下で相手からの評価が下がっているかもしれない。体調が悪いだけで本来の力が発揮できなかったり周囲の人間から迷惑に思われてるかもしれない。今はコロナの影響で無理をしない風潮があるから体調不良で人前に出る人は少なくなったかもしれないだろう。だけど調子が悪いときは美容室に限らず外出を控えて無理をせずゆっくり休んでほしい。外出するのは病院行くくらいにしよう。
あとがき
最後までご覧いただきありがとうございます!
この記事では美容師目線でココだけの話をお伝えしています。
僕の情報を参考にしたり反面教師にしてもらえれば幸いです。
また次の記事でお会いしましょう!