QBハウス以外の低価格美容室にも女性客が増えているという記事がヤフーニュースで話題になっていた。
元記事を読みながら、元格安美容室経営者が戯れ言を語る。
ビジネスジャーナルより要約
参照記事:格安のQBハウス、女性客が急増の理由…コスパ重視で割高&長時間の美容室を忌避
「QBハウス」に女性客が急増。
10年前と比べて若年層の女性客の割合は1.3倍増加しているという。
理由としては、毎月の美容院通いは金銭的に苦しいから、格安ヘアサロンに女性客が急増しているのでは?とのこと。
カットだけに絞ったQBハウスは、10分程度で済むので仕事帰りなどに手早くカットできる男性需要をガッチリ掴んで急拡大してきた。
そんなQBハウスに女性客が増えているということで、同じように時短意識とコスパ意識が女性客の間でも潜在的に需要があったのかもしれない。
また日本全体で所得低迷・格差拡大の影響からか、QBハウスをはじめとした格安ヘアサロンにも女性客が増加傾向にあるそうだ。
女性客をメインとしていた美容院が格安ヘアサロンを脅威に感じているかもしれない。
低価格店の客層
主の体感としても、格安店を利用するお客さんは圧倒的に多くなった印象がある。
それに伴って消費者が美容室選びでも賢くなっている。
むしろ若い女性客は低価格店の方が多い印象だ。
高級店ほど高齢者が多い。
一方でカット専門店は圧倒的に男性客が多い。
また低価格店とカット専門店の客層は微妙に違う。
2000円前後のカット価格の店は圧倒的に若い女性率が高く、少しおしゃれな雰囲気の低価格店には中高生など学生が多い。
たぶん親が行かせやすいというのも理由だろう。
主は、カット料金が千円台後半でカット以外のメニューも行う店を低価格店と呼んでいる。
一方でカット専門店はカットのみを行う店のこと。 価格はおおむね千円前後が多い。
なので低価格店の方がカット価格は少しだけ高め。
中でも低価格店を利用する女性客は多く、最近では女性をターゲットにした低価格のカラー専門店も多い。
そんな低価格店より更に安いカット専門店は圧倒的に男性が多い。
・薄毛
・高齢男性
・丸刈り希望者
特に上記のようなお客さんがカット専門店には多い。
低価格店とカット専門店では、同じ男性でも客層は別物。
美容室は価格競争が激しい
業界全体では中価格帯が瀕死状態になっている。
美容業界は低価格店と高価格店の二極化が進みつつあるのだ。
行ってしまえば中価格帯の店は中途半端。
徹底的に安くサービスを提供する商売をするか付加価値を乗せて高料金を取るかが美容室運営の鍵を握る。
でも業界全体で考えたら低価格店は消えた方が良い。
美容料金の相場が値崩れするからだ。
だけど日本の現状を考えると低価格店が消えることは無い。
結果的に高い料金が取れない美容師はオワコン化し、安く髪を切れる日本の消費者にとって有り難い存在となりつつある。
生き残りをかけた美容師の勝負は、高額な料金でも客に選ばれる個性を持った美容師が独り勝ちをする。
あとは価格勝負で売れない美容師同士が競い合う未来となる。
今後は中価格帯のお店も価格競争に巻き込まれて、ますます厳しい業界になるだろう。
カット専門店は特別安いわけではない
それでもお客さん目線で美容室は安いに越したことはない。
できるだけ日々の出費を抑えるとなると、どうしても美容室の料金が節約対象になってしまう。
だけど本当の意味で低価格店は安くない。
低価格店は10分から20分程度でカットを行うので、料金は1分100円程度でカウントされる。
言ってしまえば1000円カットがどの美容室よりも高級なのだ。
※10分1000円は60分6000円の美容室と時間対価は同じ
1人当たりの支払いは安いかもしれないが、仕上がりは無理やり短時間で収めているに過ぎない。
本当の意味ではコスパもタイパも悪いと言える。
実は60分4000円くらいの店が一番コストパフォーマンスに優れていると言える。
客目線で1000円からカットができるならコスパが良いと思うかもしれないが、ぶっちゃけ10分でできることはたかが知れているのだ。
それこそ客の髪質や長さ、希望のスタイル次第で仕上がりは大きく変わる。
髪の手入れに手間がかかるお客さんは低料金店の美容師にとって大きな負担になる。
また美容師が無理やり短時間で仕上げようとするから仕上がりはお察し。
どちらかといえば短時間でもそれなりのスタイルに仕上がる髪のお客さんが一番得をする。
10分では物理的に仕上げが不可能なお客さんは費用対効果が悪い。
でもお客さん自身が、自分の希望や髪が低料金に適しているのかわからないだろう。
実際に現場では、10分以上かけて料金以上の仕事をすることも多い。
そういうお客さんが続くと美容師は疲弊して店も儲からなくなるし、限界を迎えれば最悪潰れることにもなる。
なるべくそうならないように現場では無理やり仕事を進めているのが現状である。
10分で髪を切ることは物理的には可能だけど、デザイン的には無理をしているわけだ。
美容師は時間を優先しながら、仕上がりを妥協して60点くらいのレベルを提供していたりする。
簡単な髪質や希望スタイルの人以外はお察しレベルなのだ。
低価格店は働きやすい
ただし低価格店の方が働きやすい美容師もいる
・年中無休で休みの調整がしやすい
・予約指名が無いから気軽にスケジュール調整が可能
・固定給で家族がいても安心して働ける
などのメリットがある。
まとめ
女性客は確実に低価格店へと流れている。
時代の流れと共に賢い消費者が増えているのだ。
だけど低価格店はこだわりの強い客が増えると物理的に潰れる。
むしろ業界の健全運営のためには低価格店と低価格店で働く美容師は消えた方が良い。
そんな厳しい競争社会の中で主は細々と働きながら現役引退を狙っている。
ぜひ主が引退できるようにブログやYouTubeの視聴をお願いしたい。
本日の記事は以上となります。
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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。
グッドラック!
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