今回は、DAZNの値上げ問題についてのお話をしていこう。
長めの内容になったので記事を3本に分けて、それぞれ思うことをお話する。
メインは、DAZNのビジネス戦略についてだ。
先日スポーツの映像配信サービスを行うDAZN運営側が、値上げを発表して多くのユーザーに激震が走った。
なんと!一気に1000円以上の値上げに踏み切ったからだ。
特にプロ野球ファンにとっては、大きなダメージを負ったはずだ。
僕も、ショックを受けたプロ野球ファンの1人。
今回はDAZNの値上げ問題について、僕自身が今後どうするべきかの考えをまとめてみた。
併せてDAZNの凄さについても戯れ言を語っている。
同じように今後どうするかを検討している人に参考にしてもらえると嬉しい。
ぜひ、DAZN会員の人も非会員の人も野球観戦が好きな人にも確認してほしい。
プロ野球ファンは大打撃!僕の意見は・・・。
個人的には、かなり痛手な値上げだと感じる。
僕もプロ野球が、開催される期間はDAZNを利用してきた。
プロ野球視聴だけを楽しみたい人にとってはDAZNのコンテンツを思いきり楽しむことができないから、どうしたって割高に感じてしまうと思う。
例えば、僕の場合はプロ野球以外のスポーツコンテンツを視聴することは全然無い。
なので全コンテンツを利用しても同じ料金ならば、プロ野球を含めて、特定のスポーツだけを選択して視聴できる割安なプランがあればいいのにとずっと思っていた。
昔、プロ野球以外にもMLB(メジャーリーグ)、F1、サッカー(Jリーグ)も一通り視聴していた頃の僕なら値上げに納得できたと思う。
特に、サッカーJ2のザスパクサツ群馬の試合を視聴する環境はDAZN以外に無かったから。
今では育児以外にも副業に取り組むようになったから、作業時間を捻出するために僕の中で優先順位が一番高いプロ野球すら最低限にまで減らして娯楽の時間を削るようになった。
だから今の僕にとっては、DAZNの料金は割高に感じてしまうのだ。
逆にいえば様々なスポーツの視聴を楽しみたい人にとっては、これまでがNHK並みの料金で利用できていたわけだから、ある程度は運営の言い分も納得できる値上げと感じるかもしれない。
なので、1000円の値上げ幅を高いと受け取るか安いと受け取るかは人それぞれだろう。
というわけで僕と同じように、プロ野球を中心に視聴するファンにとっては、値上げを受け入れて、今後も利用していくべきか否かを選択する必要が出てきた。
DAZNは商売上手
値上げをするのは、DAZNが儲かっていないからじゃないか?って考えている人がいるかもしれない。
でも、おそらく実態は真逆。
DAZNの損益計算書などは公開されていて、数字上は赤字計上になっている。
それも想定内での初期先行投資だろうと思う。
ある意味では、楽天モバイルの赤字覚悟の投資みたいに(日本の通信業界は4社で独占状態だけど)中長期的な視点でスポーツ市場を独占していくつもりだろう。
多くのコンテンツをほぼ独占状態で放映して、会員の選択肢をDAZNに絞らせることで相当儲かるはずと踏んで取り組んでいると言える。
ある程度、DAZNに投資をしてくれる投資家もたくさんいるとは思うけど、相当な資金力が無いと不可能な活動をしている。
日本企業でも立ち向かうことができる企業は、少ないんじゃないだろうか。
DAZN側は、おそらく各スポーツ団体に放映権料としても相当な金額をつぎ込んでいるだろう。
大幅な値上げの意図は、儲かっていないのでは?との見方もできるけど、ある程度まで市場を独占状態にして会員にとってDAZN以外の選択肢を意図的に無くして予定通りに行われた結果であると僕は察する。
独占は、ある意味で消費者をコントロールできるから利益を更に増やすことができるのだ。
例えば、身近なものだと水道は市場を独占されている。
水道は予算の問題とか設備投資とか権利の問題で参入ハードルが高すぎて、どの大企業にも入り込む隙がない。
また、国営で運営されているから価格の秩序を保たれているので大儲けすることもできない。
消費者は水道料金が大幅に値上げされても、生きていくためには仕方なく支払うしかないから超大儲けできるのが水道ビジネスであるといえる。
この辺は国営で運営しているから手頃な金額で利用できるけど、近々民営化される予定なので安心はできないところ。
というわけで話は逸れたけど、それだけ市場を独占することは企業にとって超大儲けできる。
つまりDAZNの値上げは、市場独占で運営側が儲かっているが故に行われた戦略的で想定通りのビジネス的な値上げだ。
もちろん消費者を守るために独占禁止法って法律が各国にあるから法外な金を毟り取ることはできないけど、この辺は独占禁止法の法律に基づいて、可能な範囲で上手に高額な料金を徴収していくとは思う。
今は亡きスポーツナビライブとかいう神サービス
以前は、スポナビライブという神サービスがあった。
これはソフトバンクとヤフーが合同で運営していたスポーツ配信のサブスクサービスでソフトバンク会員は980円、一般も1480円で運営されていた。
プロ野球は一部球団を除く全試合が放映されて、MLBも視聴できる。女子野球やファームの試合も放映されてプロ野球ファンの僕としては有難いサービスだった。またNHKを視聴しなくても大相撲の全場所取り組みが視聴できて、相撲視聴も楽しませてもらった。
さらにクロームキャストを利用できたから大画面に映して視聴することもできたから、僕にとっては有難いサービスだったと思う。
しかしながら、このサービスは2017年から提供されていたけど1年ほどで無念の終了。
ソフトバンクユーザーに関しては安く利用できたし、DAZNよりも安く利用できるサービスだったので僕も残念で仕方なかった。
当時はDAZNもサービスが開始されていたけど、ドコモと提携してドコモユーザーが安く利用できる特典があったから、日本で一番多いドコモ会員を多数獲得したDAZNに競争で敗れた。
安すぎて採算が合わなかったのか、放映権料の競争で勝てなかったのか、人気コンテンツを全部DAZNに持っていかれる結果になってサービスは終了した。 ある意味ではDAZNに完膚なきまで打ちのめされて負けてしまったといえよう。
値上げを受け入れる
では、今後どうするかって話なんだけど、解約するか値上げを受け入れるパターンのどちらかしかない。
今回は、値上げを受け入れることについて考えてみよう。
プロ野球のパ・リーグファンに関しては解約して他サービスの利用を検討してみてOKだと思うけど、プロ野球セ・リーグファンF1やJリーグのファンに関してはDAZNを利用するしかない。
セ・リーグファンにとっては、値上げ後もDAZNが一番安く利用できるにこしたことはないのだ。
・言い値で使う
まずは、通常通りDAZNの言い値で利用するパターン。
値上げを受け入れて従来通り利用できる確実な方法である。
月額税込3000円だ。
プロ野球ファンなら、3月から10月いっぱいまで視聴を楽しむと仮定すれば8か月分の料金が必要となる。よって税込24000円なり。
視聴したい月だけの加入で利用料金を抑えることはできるので、この辺は個人個人で調節してほしい。
・他社サービスから期間限定で使用する
例えばauユーザーであれば、povoというオンライン限定プランに加入していると、7日間限定で税込760円でDAZNを視聴することができる。
仕事が忙しくて視聴できる機会が限定されている人は、こうしたプランを上手く活用して手頃な料金で視聴するのもありだろう。
・年パス
DAZNには年間プランが存在し、新料金プランが開始される2月21までは19250円で加入できる。
しかも、1か月多い最大13か月分を視聴出来て10ヶ月分の料金で済むのだ。
新料金でプロ野球開催シーズンだけ加入するよりも現行料金で年間プランに加入する方が安いので、今のうちに今年だけでも安く利用するために年間プランに加入するのもありだろう。
新料金になってからは、年間プランの料金は27000円となる。
つまり9か月分の料金で済むからお得にはなっているけど、早めに加入した方がお得ではある。
大手キャリアの会員になることはオススメしない
ちなみにドコモ会員に関しては値下げの対象外とのことで、新料金プラン開始後も税込1925円。
これを機にドコモ会員になろうかと検討している人に関しては、絶対に契約しない方が良いと断言する。
まずドコモを含めて、大手通信会社のスマホ料金は高額だから、DAZNの値上げ分以上の金額をスマホ代で散財する可能性が高い。ドコモと同じくauもDAZNと提携した会員限定のプランもある。
今後は、auも大容量の新プランを2月22日以降にも展開していく予定だそう。
ただし基本的には、楽天モバイルとかマイネオなどの通信会社を上手く活用してスマホ代は安く運用した方がトータルの出費は抑えられる。
「DAZNが値上げするからドコモ民のワイは勝ち組♪」とか思っている人は、ドコモの思うツボだ。
永遠に搾取され続けるから、DAZNが安く利用できるとしても、大手キャリアからは逃げた方が良いと断言できる。
以前は、ドコモユーザーならばDAZNが1000円未満で利用できた(確か税抜き980円だったと思う)。
僕も、ドコモ会員としてDAZNを安く使っていたこともある。
これを機にドコモ会員の価格を調べて、びっくりしたよ。
だって価格が、1985円に値上がりしていたんだから。
実は、ドコモ会員の料金もひっそりと値上がりしているから注意した方が良い。
今後はドコモとDAZNの契約次第だけど、ドコモ会員のDAZN料金も値上がりする可能性は否定できない。
まとめ
DAZNの市場を独占して値上げをする戦略は、ビジネス的には正解。
というわけで、消費者は今後は継続か解約の二択になる。
僕個人的には、ヤフープレミアムか楽天TVでパ・リーグの試合を中心に楽しむことにすると思う。
セ・リーグファンに関しては、他社を選ぶメリットは価格面を考慮すると無い。
DAZN包囲網と言わざるを得ないくらい上手な戦略だろう。
日本市場でDAZNが、儲からないと判断すれば撤退して日本企業が優位になって消費者が手頃な価格で楽しめるかもしれないけど、値上げ前にJリーグファンが年パスを買い求めてバカ売れしていると聞くし今後は業績を伸ばしていくと思う。
スポーツ球団は、DAZNから多額の収益を得られる方がメリットがあるので、今後も協力的だとも思う。
というわけで遅延というデメリットはあるものの、スカパーを超えない程度の価格設定は上手過ぎるとしか言えない。
値上げで解約者が増えても、値上げを受け入れたファンからの収益でカバー出来るって話。
単価アップは、ビジネスを長期的に安定して継続していくためには重要なことでもある。
トータルではスポーツファンは、値上げを受け入れてDAZNを利用していく構図が日本でも主流になっていくだろう。
本日の記事は以上となります。
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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。
グッドラック!
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