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美容師の仕事

【次回から実践できる】元美容院経営者が教える「理想通りにカットをしてくれる美容師を見つける方法」ベスト3

いらっしゃいませ。

鉱平ねっとへようこそ。

 

今回は美容院で理想通りのカットをしてもらう方法について記事を書いてみた。

美容師という仕事の経験上、お客さんの話を聞いていると様々なお悩みを聞く。中でもカットのお悩みは多い。というわけで美容院に行くも、なかなか思うようなスタイルに仕上がらなくて悩んでいる人も多いのではないか?と思って美容師目線でおすすめの方法を考えてみたから、ぜひ参考にしてほしい。

特に行きつけの美容室が決まって無い人に向けて書いているけど、行きつけの美容室でも満足できずに他所へ行こうか迷っている人にも参考になると思う。ベスト3と順位をつけているけど、わかりやすく順番をつけているだけで大きな意味はない。僕の独断と偏見で決めたベスト3だ。なので全部の意見を取り入れてもらえると理想にグッと近づけると思うので頭をクリアにして読んでほしい。

 

 

理想とは?

理想というのは個人個人の好みの問題であって美容師の技術力とは別の話だ。まずここをよく理解していただきたい。あくまでもお客さん側が気に入るかどうかの話だ。つまり美容師のカット技術が上手いとか下手とかはあまり関係ないということである。僕は基本的にスタイリストをやっている人間に下手な人はいないと思っている。お客さんのカットを担当できるようになるために、たくさんの努力をしているからだ。なのでお客さんの理想通りのカットにならない=下手な美容師というわけではない。要するに美容師がお客さん個人個人の「好み」をいかに把握して再現してくれるかどうかが問題である。逆に言えば、お客さんの要望に対して「嫌い」「やらないでほしい」「なりたくない」をどれだけ把握して回避してくれるかどうかでもある。

 

飲食店で例えるなら

例えば海外で修行して、数々のコンテストで表彰をされた一流のシェフが料理長を担当するお店があったとする。そこは最高の食材を使い、本場の料理を再現して、それに合った酒を提供するのがウリ。さらに各メディアにも取り上げられて誰もが知っている予約が数ヶ月待ちの超有名店だ。

 

でも何とか予約を取り実際に料理を食べたら

・思っていたほどの感動がなかった。

・自分の口に合わなかった。

・美味しいと思わなかった。

 

こういうケースがあったとき、店やシェフは

「たいしておいしくない」

「有名シェフって聞いていたのに料理が下手で不味い」

とか言われたり、インターネット上に書き込まれることもある。

この場合は、お客さんを満足させられなかったのは残念だけど事実と異なる場合がある。

このとき来店したお客さんは食べ慣れない食材や特殊な調理がされた料理を口にして、自分の味覚や好みに合わないという理由で「不味い」「料理が下手」と思い込んでいる可能性があるのだ。もしくは料理に合うお酒を一緒に注文していれば、より料理を美味しく召し上がることができたのに、ドリンクを注文していなかったかもしれない。

 

テレビや雑誌で取材されたから、有名店だから、本場で修行した一流シェフだから、コンテストで賞を取っているから、皆が美味しいっていうから。

 

こういった情報によってお客さん側が勝手に色眼鏡で見たり想像力を膨らませすぎて期待値を上げ過ぎたことによって起きた悲劇ともいえる。期待を超えることができれば良いのだろうけど、全員の期待に応えるのは絶対に無理だ。必ず一定数のアンチは存在する。

なので、あくまで料理を食べた感想はお客さんの主観であって事実とは異なる。

料理を提供する側との味覚や好みの違いがあっただけなのだ。

だから決してシェフや厨房の料理人たちが料理が下手とか食材が不味いとかそういう話ではないのである。結局は好みの問題なんだ。

だから美容院でも同じことがいえる。

理想のカットとは美容師の技術力や提案した髪型は関係なく、お客さんの好みに合わせたお客さんにとって扱いやすい髪型のことである。ただし理想はあくまで理想であって再現できるかどうかは物理的に不可能なこともある。アニメキャラの髪型を想像してみてほしい。遊戯王の主人公とかドラゴンボールのスーパーサイヤ人みたいな髪型です。色や形をキープするのは絶対に不可能ですよね。ちょっと極端な例でしたけど、美容師には、そこを埋め合わせてくれる提案力が試される。

 

というわけで前置きが長くなったけど、これらの情報を加味して理想の仕上がりを作ってくれる美容師の見つけ方を順番にお伝えしよう。

 

3位 何度も同じ担当を指名して同じ美容室に通う

 

まず一度のカットで理想通りを目指さない方がいい。どんな美容師でも最初からお客さんの心を見透かして要望に応えるのは難しいからだ。繰り返し通うことで美容師とコミュニケーションを取り、好みや性格を知ってもらうことが理想のカットへの近道だ。この場合は、理想のカットをしてくれる美容師の見つけ方というよりも「理想のカットをしてくれる美容師の育て方」になるかもしれない。「冴えカノ」ならぬ理想のカットをしてくれる美容師の育て方みたいな(笑)特に美容師は多くのお客さんを相手するから初見のお客さんを覚えていなかったりする。なので、そのためにカルテがあったりもするわけだ。記憶力が良い美容師もいるけど、僕は記憶が苦手なタイプ。特にカットを年に1、2回程度でたまにしか髪を切らないお客さんは記憶が飛ぶ。1年前に仕事で会った人間と会話した内容とか覚えてるだろうか?つまりはそういうことだ。

また毎回別人のように長く伸び放題になって、別人のようにバッサリカットのスタイルチェンジをするのは凄く難しい。なので普段マメにカットをしない人は1、2か月ごとにマメにカットへ行くようにするか、間が空くとしても毎回同じ人に担当してもらうことで徐々に理想へ近づけていくのがベスト。

だからそういう人は気に入らないと思っても店をコロコロ変えない方が良い。

 

具体的には最低でも5回以上は通ってほしいところだ。

それを越えてもイマイチと思うなら次を探してほしい。

ただし、担当美容師の態度や言葉遣いが偉そう・横柄・親身でないなど不安を覚えるならその限りではない。技術よりは人柄を見て安心して任せられるかどうかを見てほしい。口数が少なくて黙々と働く職人のような美容師もいる。こういう美容師はお客さんに誤解されがちだったりもするけど、来店を繰り返すたびに、お客さんをより良くしようという気持ちが美容師から伝わってくるならリピートする参考にしても良いと思う。どちらかというと僕も黙々とやるタイプ。このへんは美容師との相性とも言える。

 

2位 高価格の店を選ぶ

 

ここでいう高価格とはカット価格が5000円以上、中価格帯が3000円から4999円のお店だ。中価格帯でもいいけど最低限予約制であり4000円以上のお店を選んだ方が良い。ちなみに低価格カットのお店は3000円未満だ。こういうお店はまず除外すべき。

 

理由

そもそも中価格帯以下の料金で美容院を探しているなら考え方を改めた方が良い。低価格なら論外だ。これを言うと反発や批判を貰うこともあるだろうが覚悟の上であえて言わせてもらう。まず低価格は基本的に美容師が選べなかったり美容師の異動も多い。中価格帯も美容師の離職が多いので担当が変わりやすい。というわけで安定したサービスが保証されている高価格帯なお店を選んだ方が美容師の離職率が低く丁寧に要望を聞いてくれる。高価格帯で予約指名のある美容院の美容師は、下積みからスタイリストになるまで長く店で働いている場合が多い。またスタイリストになってからは指名客を増やす努力をして毎月売上を上げるために奮闘している。なので高価格帯の美容院の方が従業員の定着率は高い印象だ。さらに価格帯によって美容師の意識も違う。低価格になるほど予約指名も無いシステムで固定給のパターンが多い。なので低価格帯はあまりお客さんと関わりたくないと思う美容師が多い。まるで工場のライン工みたいに黙々と心を無にして働いている美容師が多い。単純に低価格になればなるほどお客さん1人にかけられる時間が短くなり、できることも最小限だ。つまりしっかりお客さんの話を聞き要望を叶えるのは高価格帯のお店でないとビジネスとして成り立たないということになる。

逆にお客さん側は低価格で良い仕上がりを求めているなら、その考え方を改めないと理想にはほど遠くなる。

低価格の店で高水準のサービスを求めると現場で働く美容師の負担は大きくなるから、逆に美容師のやる気がどんどん下がる。そんな状況でも頑張ってお客さんひとりひとりに接する美容師もある程度は多いと思うけど、経営者目線ではそういう美容師はいらないし、経営者にも向いていないと思う。工場のライン工のように効率良く黙々と仕事をこなす機械人間の方がビジネス的にはありがたいのだ。

低価格はシャンプー無しでそのままカットしたりもする。そういう意味でも、シャンプーをしてきれいなカットをする方が仕上がりは間違いなく良いから高価格帯のお店を選ぶようにしよう。

お財布事情はみんなそれぞれだと思うけど、良い接客や技術を受けたかったら、それなりの料金を払うのはビジネスとして当然だ。低価格で良くやってくれるお店や美容師もたくさんいるけど絶対に長くは続かない。なので、こだわりが強い人ほど料金を出し渋らない方が長い目でみたら良い。それなりの料金を出して思い通りにならなかったときのことを心配する気持ちもわかるけど、自分への先行投資と思って割りきってほしいと思うのは美容師目線での意見だ。本来、低価格の美容院はとりあえず切れればOKというお客さん向きだ。それもこまめに切りたい人向け。伸ばすだけ伸ばして限界になったらバッサリ長さを切ってスタイルチェンジのカットをしたいとか、要望をしっかり聞いて技術をしっかりとやってほしい人には向いていない。なので店選びには価格帯で注意する必要がある。

 

1位 個人店のオーナー美容師を指名してマメに通う

 

以上のランキングを踏まえて、美容院で理想のカットをしてもらう一番の方法がこちら。

特にオススメなのはオーナー1人で営業している個人経営の小さな店に行くことだ。

今の時代、日本中に美容院は溢れているから探すのはさほど難しくないと思う。ポスティングチラシとか見て予約してみるのも良いと思う。

 

理由

まず美容師の離職率は非常に高い。やっと理想の美容師に出会えたと思っても美容師が異動したり転職して担当が変更になった経験をしたことがある人も多いだろう。美容師の離職は入店から数ヶ月くらいでも起こりうる。同じお店で長く働く美容師でも10年を越えるプレーヤーは数少ない。途中で美容師が独立退社することだってある。独立先についていければ良いけど遠距離になったら物理的に通うのはきつい。なので長く理想の髪型をキープするためには、美容師の担当が強制的に変更にならないようにする必要がある。そのためには独立している美容師に担当してもらうことが近道だ。独立している美容師を指名していれば廃業しない限りは間違いなく担当してもらえる。特に個人経営で店舗運営しているならオーナーが確実に毎回担当してくれるから指名の必要もない。店舗を持たないフリーの美容師もいるから、そういう人に出会う方法もあるけど、これは需要があれば別の機会にお話しようと思う。

 

というわけで、予約指名ができるおしゃれな美容室よりも隠れ家のような個人経営のお店を選ぶ方が理想の髪型にしてくれる美容師に出会う近道になる。まぁ隠れ家じゃなくても良いんだけど、選ぶポイントとして、あきらかに自宅で経営してるような雰囲気のお店の方が長く経営できる可能性は高い。一等地にテナントを借りておしゃれな店作りで経営しているお店は資金に余裕がないと経営破綻リスクがある。お店が潰れてしまっては美容師を変更せざるを得ないから、一目に触れないところでひっそりと経営できているようなお店がおすすめかとは思う。そのようなお店を探し、こまめに通って常連さんになれば良いのではと美容師目線で思う。

なので、ぜひ参考にしてほしい。

もしくはポストへ投函されたチラシを確認して、新規オープンの個人店情報があれば行ってみるのも良いと思う。理想を求めて開拓をしてみよう!

 

まとめ

というわけで、この記事のおさらいをすると

 

・高価格帯料金のお店を選ぶ

・個人経営のオーナー美容師に担当してもらう

・好みを知ってもらうまで通い続ける

 

この3つが理想の髪型に切ってもらうためのポイントとなる。そして最初の1回目から理想通りに切ってもらうことはできないと思った方が良い。逆に最初からうまく切ってもらったとしても、次回以降も美容師が覚えていて同じようにできるとは限らない。なのでこまめに通って覚えてもらうのが重要だ。

低価格のお店では担当が選べなかったりする。離職も多いし、要望が多いと迷惑になる場合もある。なので高品質で意識高い高価格のお店を選ぶ方が良い。スタイリストも高価格帯の店のほうが離職する可能性は低い印象だ。

でも一番オススメなのはおしゃれな一等地の美容室よりは個人経営をしている美容院でオーナー美容師に担当してもらうこと。これが長く同じ担当にカットをしてもらえる可能性が高い。特に自宅で経営できているお店が長い目で見ると廃業になりにくいので、選ぶなら自宅でオーナーが1人で個人経営しているお店がベストだと僕の経営経験者としての立場から思うところである。

 

他にも理想の髪型になるためには、それぞれ髪の状態やオーダーの仕方によっても変わってくるところがある。髪のお手入れやオーダーの仕方についてはまた別の機会に動画を出す予定なので、そちらもチェックしてもらえると嬉しい。

 

というわけでこの記事は以上だ。

 

あとがき

このブログでは美容師目線でココだけの話をお伝えしています!

僕の記事を参考にしたり、反面教師にしてもらえたら幸いです。

YouTubeのチャンネル登録&Twitterのフォローもお待ちしております!

愛しき皆さんに幸あるように

グッドラック!

また次の記事でお会いしましょう。

 

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