本日はYahoo!ニュースを見ていたらデイリー新潮さんの記事で面白い内容の記事が話題になっていたので、その記事について僕思うことをお話していこうと思う。
無料で読める記事なので話題にさせてもらったので、誰でも閲覧することができることができるから興味ある人は全文読んでほしい。
参考記事:従業員が“下半身をシャンプー台”の衝撃写真……美容室「EARTH」の実態を元受付嬢が告発
記事は大手美容室の「EAR〇H」(アー〇)さんの内部実態について元受付嬢の女性が告発したって内容の記事だ。
とはいえ、こういうゴシップ誌の記事ってのは妄想とか事実と異なる話が掛かれていることもある。
また話が誇張されて悪意ある内容に書き換えられて読者の気持ちを逆なでしたりすることもある。
なので、記事についてはエンタメ的な意味合いで読んで、それに対しての僕の感想を戯れ言のように述べていこうと思う。
ちょっとした笑い話程度に聞いてもらえたら良いなと思う。
EA〇THとは?
EAR〇H(〇ース)さんと言えば、大手で全国各地に店舗展開する大型の美容室グループ。
価格帯はカットが3000円程度からで比較的リーズナブルな価格帯。
1000円カットなど超低価格店に比べたら安くはないけど、美容料金の相場で考えれば良心的な価格設定かなと思う。
ただし予約指名制度の導入で、スタッフの技術ランクによって価格は上乗せするようだ。基本的には一般的な美容室の形態で運営されているようだけど、フランチャイズ展開で社長はビジネスをしているらしい。
つまりはセブンイレブン等コンビニのように美容院のフランチャイズ展開で加盟料や売り上げの一部を貰うことで成り立つビジネスで社長は成功しているようだ。
実際に僕も学生時代はEART〇さんを就職先の候補にしたこともあった。
でも求人票に社長が、真っ赤なフェラーリと一緒に撮影した写真と「頑張ればこんな風に成功できる!」みたいなフレーズが掲載されていた。
あのキラキラした求人票を見て不安を感じたから僕は就職先候補から外した記憶がある(笑)
美容師目線と一般のお客様目線でも感じ方は違うと思う。
なので、ある程度はフラットな立場で僕の意見を述べていきたいなと思う。
基本的に元受付嬢目線のお話だけど大部分は事実だろうとは察する。
記事が全て事実なら美容室の実態は悪だけど、業界的には良くある話。
今回の記事のポイントは
・シャンプー台に全裸で入った美容師
・無免許でカットをする通信制美容学生
・衛生や消毒に関する話題
がメインになっているようだ。
悪い話が盛り上がって、社長の経営理念に対して批判にも繋がっている。
でもこの記事を読んで僕が思ったのは、良くある話だな程度のものだった。
一般の方からすれば不安になるような実態に思ったかもしれない。
でも僕はそこまで珍しい話でもないかなって思った。
もちろん衛生的にアウトな点を含めてお店を擁護するつもりは無いんだけど、美容師目線での業界の実態についてお話出来たらなと思う。
ちなみ僕は現役のフリーター美容師で、様々な会社やお店で働いた経験を持つ。
その経験から実際に学んだ事を情報発信している。
元受付嬢は美容師ではない
受付嬢だった女性従業員は、銀座のクラブを退職してからEARTHのとある店舗へ入社した人だったとのこと。
キャバクラなのか性的サービスがあるのかは知らないけど、社長の知名度を考慮したら、情報が漏れない信頼できる高級クラブだったんじゃないかと思う。
女性もおそらくは美容師免許を持たない一般の方だとは思う。
受付嬢とは、美容院業界ではレセプションと呼ばれたりもする。
ある程度、従業員が多い美容院では受付専門のスタッフがいたりする。
主な業務は顧客管理、予約受付、会計、事務作業、その他雑務等がメインで、いわばお店の看板みたいな存在でもある。
僕もレセプションの人がいるお店で働いた経験も何度もあるけど、美容師経験の無い人がほとんどだった。
だからほとんど一般女性だったと思うので、美容院で働く従業員の実態をみてびっくりしたんじゃないかなとは思う。
3点のポイントはいずれもアウトな案件なんだけど、それぞれ細かく思ったことを解説していこうと思う。
シャンプー台で全裸で入った美容師
これは本当に良くない行動なんだけど、似たようなことは他の美容院でも実際に行われたりしているんじゃないかなと感じた。
美容師は、基本的に学歴が低くて免許を取得するハードルも低い。
つまり美容学校に入学する難度は低いから、誰でもなれるといえる。
それ故にレベルが低い人間がいるのも事実である。
僕も過去に関わった美容師の中には、もう付き合いたくない人間性の美容師もいる。
そんな中で、そういう美容師が上司や先輩にいると、若い美容師は嫌われないように従いながら働かなくちゃいけない。
なぜかというと技術を教えてもらえないからだ。技術を教えてもらえないなら、無駄に肉体労働しただけで時間を無駄遣いすることになる。
こうした先輩の命令は絶対的だったりする体育会系なノリが美容業界にも残っていたりするので、先輩がしょうもない命令をしたら若い美容師は従わなくちゃいけなかったりする。
たとえアタマでは悪いことだと思っていても、パワハラ的な言動で拒否ができないことがある。
僕も一般の方にはお話しできないような実態をたくさん見てきたし、強要されたりもした。
シャンプー台に全裸で入る人を見たことは無いけど、営業終了後に全裸で店内を歩き回る従業員と、それを見て大はしゃぎする従業員たちの光景は見たことがある。正確にいえばアソコをお盆で隠してアキラ100%みたいな状況だった。
でも、それを僕に止める術はなかった。また他所のお店で働く美容師仲間がお店の従業員と大はしゃぎする映像がYouTube上に投稿されているのを見たときも衝撃が走った。
たぶん美容師業界ってのは、学生のような悪ふざけした体育会系のノリが一部で存在していると思う。
若い美容師や知能が低い美容師が多いお店は、営業後の悪ふざけが起こりやすいかなと思う。とはいえ、これに近い行動は結構行われているんじゃないかなって僕の想像であるから絶対でもないけど。
無免許でカットをする通信制美容学生
これに関しても、大きな声では言えないけど実際にある。
僕も実際にそういう働き方をして、技術習得した人を何人も見ている。
良いか悪いかって話をしたらアウトだし、免許を持たない人間がお客様に怪我をさせるなどトラブルを起こしたら責任の所在がなくなるから入客はしてはいけないと思う。
でも昔からの美容師免許取得方法は、現場で無免許で働きながら資格取得を目指す方法が容認されている。お客様に触れてはいけないことになっているけど、実態はお店ごとに様々である。
とはいえ、免許を持たない人間も免許を持つ人間も最初は素人同然。美容学校を卒業した免許を持つ美容師が技術を持ち合わせているかって言えば、それはありえない。
結局はお店を利用するお客様にとっては、見習いとかアシスタントが働いているお店を利用するってことは、技術レベルが低い接客を受ける可能性があるんだ。
だからそもそも、しっかりした技術を受けたいならアシスタントが働いているお店を選んではいけない。むしろオーナーが1人営業するお店を選ぶべきではある。
衛生や消毒に関する話題
消毒方法とか基準は様々な方法があるから一概には言えないんだけど、消毒はちゃんとやっているお店が多いかなとは思う。ましてコロナが流行して徹底しているお店が増えた印象。
ハッキリ言って、消毒液を皆が持ち合わせていなきゃいけないわけじゃない。
また記事にあるように消毒液が本当になかったのか?については不明。
保健所の抜き打ち訪問がある可能性もあるので、女性従業員が知らなかっただけじゃないかなって気がしなくもない。
だけど、消毒が適当なお店が以前は多かったのも事実。
現在はコロナの影響でちゃんと消毒をやっているお店が多いと思うので、そこまで心配しなくても良いとは思う。
まとめ
この記事はヤフーニュースのコメント欄が荒れていて、一般のお客様のご意見は厳しいものが多かった。
美容師目線でも悪い点は改善しなきゃいけないと思うけど、シャンプー台に入った美容師の話題はパワハラなどの闇を感じた。店内で何があったのかなどの事情は不明。
あくまでゴシップ誌の記事そのものを真に受けない方が良い場合もある(笑)
僕がすきなプロ野球でも関連する記事は、ゴシップ誌が報じる報道って半分以上が適当な妄想とか想像で成り立っていたりする。
事実確認がちゃんとされていなかったりもするから完全に真に受けない方が良いとは思う。
コメント欄を見ると、記事を信じ込んで激しく非難をしている人もいるなって印象を受けた。
美容院が衛生的に気をつけなきゃいけないことも、お客さんが安心できる環境を作らなきゃいけないことも、技術を向上させなきゃいけないことも承知の上ではある。その上で一般のお客様に言いたい事は、従業員が美容師免許を所有していて安心できる熟練の技術を受けたいのであればオーナーが独り経営しているお店を利用した方が良い。
もしくはアシスタントがいない技術者だけの家族経営みたいなお店だろうか。こうしたお店は免許が無いと営業許可が出ない。
ぜひ参考にしてほしい。
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