先日、ドラマ「セクシー田中さん」の原作者が亡くなった。
この件で、多くのマンガ家から小学館やテレビ局へ批判が殺到している。
主もこの件で思うことをブログと動画で発信してきた。
どちらかと言えば世間の意見に比べて、出版社やテレビ局に寄り添った逆張り意見だと思う。
というわけで、今回は同業者である漫画家の意見について触れていく。
ちなみに主はまったく業界に詳しくない素人。
誰かを批判したり否定する意図は無い。
原作者に配慮しつつ、おふざけ無しで戯れ言を語る。
スポニチより
参照記事:小学館を“批判”の新條まゆ氏 知人の漫画家から「取引先に根回し」明かす「さすがにやり方が汚い」
漫画家のイザコザ
この件は、人気漫画家の新條まゆ氏の投稿について触れた記事である。
同業者のマンガ家が新條氏の取引先に投稿や発言をチクったというもの。
同業者として、飲みに行くくらい互いに面識がある間柄で、また互いに取引先とも面識があるようだ。
その知人マンガ家が、新條先生の取引先にチクリLINEを入れていたことにブチギレたという話。
このチクったとされるのが東毅先生と言われている。(確定ではない)
また新條先生の投稿に対して、ほぼ特定されたかたちで東先生が叩かれている。
東毅先生
東先生といえば、小学館の週刊少年サンデーで「電波教師」を連載してアニメ化までした作家。
主もサンデー超で連載されていた「超弩級少女4946」が好きだった。
個人的に好きな作家の1人でアニメ「電波教師」も視聴した。
そんな東先生が、ひどいチクり野郎のように叩かれてしまった。
新條先生からすれば、仲間に裏切られたかのような屈辱だったと思う。
でも主は、どちらかというと東先生の行動がそこまで悪いとも思えない。
取引先というのが、どういった仕事をしているのかは不明。
おそらく両先生が仕事で何かしらの取引をしている間柄だろう。
東先生としては、大事な取引先に迷惑をかけないように、過激な投稿をしている同業者の行動を取引先にも確認しておいてほしいと伝えているに過ぎない。
メディア側に寄せた意見
新條先生は、今回の「セクシー田中さん」原作者のことで強く思うことがあると思う。
これまでも所属する出版社やメディア化する制作陣への不満を並べてきたようだ。
過去の体験も含めて、不満を爆発させているとみられる。
また新條先生だけじゃなく、多くの漫画家がセクシー田中さん問題で不満を爆発させている。
一方で東先生は、新條先生が敵視する相手の味方をする立場に見えた。
新條先生はそれが非常に面白くなかったのだろうか。
東先生はWEB連載(サンデー超というマイナー雑誌と同時掲載)から週刊連載を勝ち取った苦労人。
週刊連載で生き残ってアニメ化までさせた努力の人であり、小学館の叩き上げ作家でもある。
漫画家として食えるようになり、人生が変わるほどの体験をさせてくれた小学館やテレビ局の恩義を感じているのかもしれない。
漫画家みんなが出版社やメディア化の関係者に不満を持っているわけじゃないのだなと思った。
東先生は、このまま新條先生の発言が加熱すると取引先に大きく迷惑をかけると思ったのかもしれない。
結果的に巡り廻って、東先生にも余計な迷惑がかかることを懸念したから先に手を打ったと察する。
主は、何がきっかけであれ、誰かを過剰に叩いたり批判するのは良くないと思う。
ただそこまで東先生(確定ではない)の行動が悪いことだとは思えない。
ちなみに、なぜLINEのメッセージが知られてしまったのかは不明。
漫画家の立場
今回、「セクシー田中さん」の原作者が亡くなった件で、主も改めて感じることが多かった。
この件で、原作者の死亡について詳しいことが触れられていないことが気になるというのが主の第一印象。
主はどちらかというと日テレや小学館はそこまで悪くないんじゃないかと思っている。
この件で、テレビ局や制作陣による原作者の意向を尊重しないやり方、今までの在り方が殿様商売になっていて良くないのではという意見が持ち上がった。
そもそも原作者が出版社と、どのような契約を結んで連載をしていたのかも不明。
基本的に出版社と契約して連載をしている以上、出版権は出版社になる。(小学館に限らず)
出版社に連載をさせてもらう以上、ある意味で原作者は出版社の犬。
出版社もビジネスで運営されるから、当然と言えば当然だ。
特に作品のドラマ化やアニメ化などの最終決定は原作者じゃなくて出版社側にある。
原作者は、雇用主である出版社の意思決定に従うしかないのだ。
そのあたりの契約がどうなっているのかは、原作者の実績や出版社との関係次第でとある。
超大物売れっ子原作者じゃない限り、出版社に連載をさせてもらう以上、ある程度はやりたくない仕事でも我慢しなくてはいけない事情があるのだ。
それが嫌なら出版社から打ち切られるだけ。
連載をしたい次世代の漫画家志望者もたくさんいる。
漫画家も非正規の契約社員のような厳しさがあると言える。
スポンサーの力関係
またメディア化では、番組制作に太いスポンサー様の意向が強く反映される。
ビジネスの仕組み上、当然のことだ。
時に原作者の意に反することでも、スポンサー様の希望で飲まなければいけないこともある。
以上のことから、メディア化は原作者の強い意向ばかりが反映される世界じゃない。
だから、ある意味でテレビドラマ・アニメは原作とは別物になって当然である。
セクシー田中さん原作者は、原作に忠実にすることが条件だったと主張している。
日テレ制作側がそれを無視したとされている。
だけど、そもそも「セクシー田中さん」原作者の主張が正しかったという証拠が無い。
原作者が自分有利な契約だったと主張しているだけだった。
実際に原作者が有利な契約だったという証拠は出てきていないからだ。
後にメディア化の二次創作の許可以外の契約自体が存在しないと日テレも発表している。
それでも世間は、原作者の主張が正しかったという前提で話が進んでいる。
まとめ
改めて原作者のご冥福を祈る。
原作者を批判する意図はない。
だけど、この件では出版社やテレビ局や制作陣側にとばっちりのようにも思えた。
新條先生に叩かれた東先生も制作側をリスペクトして良好な関係を大事にしているように思う。
特にTwitterを見ていると、東先生はメディア化に携わってくれた人々に感謝している。
あくまで原作者よりもスポンサー様の意向が優先される世界。
そもそも完全に原作者の思い通りにやらせてもらいたいなら、出版社の連載もするべきでない。
あぐて出版社が原作者よりも強い立場にある。
主の意見としては、この件で原作者に同情する意見は違うと思っている。
主は原作者有利の契約をするようなヘマを出版社やメディア化の制作陣がするとは、どうしえと思えないのだ。
一般人だって会社の意向に沿って、やりたくない仕事をしている。
マンガ家もある意味でサラリーマンと同じで、やりたい仕事ばかりをやらせて貰える世界じゃない。
出版社にマンガを掲載してもらって活動している漫画家が、ここぞとばかりに出版社やテレビ局を叩くことは違う。
会社の愚痴や悪口をSNSで投稿しまくっているサラリーマンと一緒だ。
影響力がある人ほど、やっかいな存在。
実際に出版社と揉めた漫画家も多数いる。
漫画家として長く食っていくためには、割り切った気持ちで出版社やテレビ局、広告代理店と良好な関係を構築していくことが大事だと思う。
本日の記事は以上となります。
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