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戯れ言 生活

痴漢に間違えられたら やるべきこと。

本日は痴漢冤罪に遭遇したら、巻き込まれてしまったらしたらやるべきことについてお話しようと思う。

普段、僕は仕事のために電車通勤をしているんだけど、懸念することがある。

その一つが痴漢に間違えられてしまわないかということだ。

痴漢に間違えられてしまった場合は人生がお先真っ暗ってイメージがあるかもしれないけど、万一間違えられても自分の人生が終わらないようにどうしたらいいのかを自分自身が考え直してみた。こうしたトラブルは電車を利用する以上は避けて通れない問題なので、痴漢冤罪に遭遇することを想定して、あらかじめ学んでおいた方が良いと思って執筆してみた。

 

痴漢

 

痴漢は被害者の証言だけで加害者を逮捕できる数少ない犯罪。

被害者の体を触ったり揉んだり、股間を押し付けたり等の性的で一方的な嫌がらせ行為だ。被害者や加害者が男女どちらでも関係ない。

痴漢は迷惑防止条例に基づく犯罪行為ゆえに、証拠が少なくて証言だけでも現行犯で加害者の身柄を拘束できる。

刑罰は条例なので各都道府県によって変わるけど、東京都の場合は6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられる。

被害者と示談によって早期解決、早期釈放されるケースもある。痴漢被害で苦しむ被害者にとっては深刻な問題ではあるんだけど、一方で加害者として身柄を拘束された人にも壮絶な人生が待っている。

証拠が無くても証言で逮捕できるゆえに、悪質な痴漢冤罪で無実の人間を加害者にでっち上げる狂言犯罪もあるからだ。痴漢被害者を装った女性が示談金をむしり取る悪質な犯罪等も発生している。これらの痴漢被害も含めて巻き込まれないために、また巻き込まれたらどうするべきかを、目をそらさずに学んでおく必要があるのだ。

 

痴漢冤罪対策の意見は様々

 

僕は弁護士でも法律のプロでもないので、記事内容の行動が必ずしも正しいとは限らない。弁護士によっても、やるべき行動の考え方は異なるらしい。なので、あくまで一つの意見として参考程度に考えてもらえたら良いのではないかと思う。

僕の読者や視聴者は年齢が高めの男性が多いかと思うので、電車利用される方は今一度確認してもらえたら良いのではないかなと思う。

大まかにやるべきことをまとめて整理してみたので最後まで確認してほしい。そのなかで大きなポイントは4つある。順番に解説していくので早速いこう!

 

4つのポイント

 

・逃げない

・認めない

・弁護士を呼ぶ

・科学の力に頼る

 

まず結論として大きく分けて4つのポイントを守ってほしい。そのうえで痴漢冤罪に遭遇したら、すぐに行ってほしいことを4つのポイントに当てはめながら順番に解説しよう。

 

・逃げない

 

①すぐに両手の拳を握りしめてポケットに入れる。

 

・認めない

 

②冤罪を主張して冷静に周囲の証人を探して身元と証言と立ち合いをお願いする。

③仕事や学校やお金の問題はその場で諦める。

 

・弁護士を呼ぶ

 

④弁護士をすぐに手配する。それまでは黙秘

⑤絶対に認めない、嘘をつかない。調書にサインするな。

 

・科学の力を頼る

 

⑥科学的な証明を主張する。

 

・解決後

 

⑦名誉棄損、損害賠償請求を視野に入れる。

 

ココから細かい解説をしよう。

 

逃げない

 

ここからは、まず一番初めにやることは逃げないことだ。

現場から立ち去って逃げた方が良いって意見もある。

なぜかというと改札の外を出ると、鉄道会社の敷地外に出ると現行犯逮捕が出来なくなるからって理由らしい。なので名刺を渡して身分を明かして上手いこと立ち去る事がベストって話。

だけど、そう上手くいかない可能性もあるし、逃げると改札を抜ける前に捕まったときは立場が危うくなる。

また逃走したって事実が残るし、後の捜査で身元がバレて逮捕される可能性もあるという。また逃走中に通行人をケガさせたり電車の運航を妨げると別の犯罪で容疑をかけられる。ちなみに電車の人立ち入りで電車がストップする理由の一つは痴漢の逃走が理由って話も聞く。なので逃走することは、あまり得策じゃないだろう。その上で重要なことが①だ。

 

①すぐに両手の拳を握りしめてポケットに入れる。

 

ってこと。

なぜこれをやるのかというと、⑥につながる話なんだけど、これ以上の証拠を残さないために必要なのだ。痴漢冤罪ってのは基本的に手で触ったり揉んだりする被害なので、両手を握ってポケットに入れることで指紋や皮脂を、それ以上現場に残さない事ができる。そしてずっとポケットに入れている事で、自分の手指に余計な痕跡を残さない事にも繋がる。詳しくは後の⑥で解説しよう。

 

認めない

 

続いてやってほしいことは痴漢を認めないことだ。痴漢冤罪の場合は自分自身が自分を守ることになる。そのためには自分の無実をしっかり主張しよう。

示談を持ちかけられても応じてはいけないし、謝罪も一切してはいけない。冤罪に遭遇した場で咄嗟に謝罪の言葉を発してしまうだけでも、後の裁判や捜査でふりになることもあるらしい。だから間違ったことをしていない自信があるのなら、絶対に認めないこと、謝罪をしないことを決め込んでほしい。現場から逃げず、認めず、そのうえでやるべきことは②と③である。

 

②冤罪を主張して冷静に周囲の証人を探して身元と証言と立ち合いをお願いする。

 

まずは大丈夫と思って、少しでも冷静になって自分の周囲にいる人に自分の無実を証明できる人がいないか声をかけて探そう。一度現場を離れてしまった人を探すのは大変なことなので、すぐにやらなければいけない。なんなら緊急停止ボタンを押して電車をストップさせよう。もし自分の目撃者や、被害者の様子を目撃している人がいたらお願いして、その場に留まってもらおう。もちろん身元の開示や証言、その後の立ち合いも忘れずに丁寧にお願いしよう。その上でやるべきことは③だ。

 

③仕事や学校やお金の問題はその場で諦める。

 

相手が仕事や学校等で先を急いでいる場合。よほど緊急の用事が無い限りは休んでもらうか、遅刻してもらって立ち去らないように留まってもらおう。もちろん立ち会ってくれる人達はお給料が減ってしまうなどの損失があるかもしれない。なので、その損失も補償すると伝えて立ち止まって貰うことが重要なのだ。とりあえず貯金があろうとなかろうと、目先のお金が無いとか勿体ないって問題は気にせずにやるべきことは絶対にやった方が良い。弁護士を呼ぶにも金は掛かるけど、気にせず力になってくれる人の助けは借りるべきなのだ。

 

・弁護士を呼ぶ

 

ここまできたら、あとやるべきことは弁護士を呼ぶことだ。

ただしこの状況下で弁護士をすんなりと呼ばせてもらえる状況下にあるとは限らない。例えば駅長室などに連行されている、警察にそのまま連行されてスマホを取り上げられているかもしれない。すぐ現行犯逮捕された状況であれば外部と気軽に連絡をとれない状況になっている可能性もある。その場合は信頼できる弁護士がいる人はその人をすぐに呼べば良い。もし弁護士のツテが無いなら、家族に探して手配してもらうか、単身でツテが無い人は、自分がその場で来てもらえそうな弁護士を検索して連絡しよう。もし逮捕されている状況下なら、国選弁護士という無料で利用できる逮捕された人間の弁護をする弁護士を頼ることもできる。

 

④弁護士をすぐに手配する。それまでは黙秘

 

でも必ずしも、弁護士がすぐに来てくれるとは限らない。でも、その間も取り調べなどは行われる。この時点では自分の身元など、必要以上のことを話すのはやめよう。

具体的にいうと、痴漢冤罪の件に関しては一切話をしない方が良い。つまり無実である主張だけをした方が良い。それ以外はしゃべらなくて良い。

これを黙秘と呼ぶんだけど、黙秘権という権利が犯罪者にもあるので問題ない。弁護士と相談するまで話をしないって方法を取ってほしい。きっちり弁護士と話し合って、これからやるべきことを自分で納得してから話をするようにしよう。

よく、逮捕された犯罪者が何も話さない、黙ったままって報道されるのは黙秘権を利用してたり、弁護士の入れ知恵でそうしているパターンなんだ。法律に詳しい犯罪者は、そのあたりは上手いことやっている。

 

⑤絶対に認めない、嘘をつかない。調書にサインはするな。

 

痴漢冤罪の場合は自分が無実なら絶対に認めないこと。その上で嘘をつかないことを徹底してほしい。日本警察は優秀だから嘘をついても証拠を見つけて見破る。会社にバレたくないとか思っても、身元や身辺調査、その日の行動は監視カメラや改札を抜けた記録などから遅かれ早かれバレる。だから嘘偽りのない証言をしよう。

また警察では自分が証言したことを調書という書面に書いて、調書に記載された証言が間違いないかを確認してサインをさせる。これは証拠として大きな効力を発揮するので、むやみにサインしてはいけない。弁護士と確認したうえでサインしますと言ってサインは断ろう。一度サインすると、勘違いで間違えていたり思い出したことがあっても覆すことが難しくなる。気が動転した状態ではサインをしてはいけない。

 

ちなみに、以前、週刊女性とう雑誌で連載されていた郷田マモラ氏原作の「ニコラオスの嘲笑」ってマンガがあった。殺人事件の冤罪をかけられた若者と、冤罪をかけられた若者を犯人にしたい官僚や弁護士、事件の解決を目指して真犯人を探す刑事や検事の奮闘を描いた名作だ、これを読むと、取り調べでの調書の重要性とか弁護士を活用することや、正しいことを言わないとどうなるのか痛いほど痛感するマンガだった。電子書籍のみ販売しているので興味あれば確認してほしい。

 

科学の力を頼る

 

ここまで来たら、やるべきことはあとわずか。

それは

 

⑥科学的な証明を主張する。

 

ってことだ。

この辺はある程度は警察がやってくれることなんだけど、念のために知識として覚えておこう。現代では科学の力が発達したことに加えて、痴漢防止条例に則って鉄道会社側も防止策に力を入れている。

実は以前よりも監視カメラと分からない監視カメラが車両内で設置されている。これは多くの鉄道車両で導入されているため、以前よりは比べ物にならないくらい高解像度の映像による証拠が残りやすくなった。

また顔認証など一般では知られていないような個人特定のシステムも幅広く導入されている。

時間をかければ誰がどこに住んでいてどこへ行ったくらいまでは電車や駅、街のカメラを追跡して追うことができる。

事件事故の捜査で通りがかりの自動車を、ナンバープレートからドライバーを割り出して、運転手に接触してドライブレコーダーの映像を回収したりもしている。

以前、伊勢崎市の高速道で煽り運転で逮捕されたドライバーも被害者の車がドライブレコーダーを積んでいなかったけどでも、対向車線を走る車を特定して、運転手に接触してドライブレコーダーを回収して、証拠を見つけて加害者の逮捕にこぎつける執念の捜査を群馬県警がしていた。今の日本の監視カメラ社会は恐ろしく発達している。嘘をつくと良くないのはこうした理由もある。

 

また現代の科学では指紋を採取する技術も進歩していて、大体のモノからは指紋が採取できるらしい、それこそ、フカフカのテニスボールや衣類からも指紋や手指から出る皮脂を採取する事も可能なのだ。しかも皮脂からDNA検査などで個人を特定する技術も昔に比べて進化をしている。だから被害者が胸や尻を揉まれたと主張したら、加害者の指紋など証拠が採取されるハズなのだ。また逆に犯人の手には被害者の衣類の繊維や角質等が手に残る可能性が高い。僕が痴漢冤罪に遭遇したら拳を握ってポケットに手を突っ込めと主張するのは、このためだ。

冤罪騒動で加害者に触れてしまわないように手を握ってポケットに入れてしまってしまえば触れることは無い。そうすれば科学捜査をしてほしいと主張した時に、加害者の衣類から自分の指紋が出なければ無実を証明できるのだ。また自分の手に加害者の服の繊維や皮膚片が残ってなければ、それも証拠となる。なのでむやみに手は洗わない方が良い。もちろん被害者にその時に着用していた衣類は洗濯せずに提出してもらうように主張しよう。処分されたら証拠が残らなくなるから、絶対に衣類は回収させてもらうように主張すべきなのだ。こうした痴漢冤罪は、むしろしっかり早い段階で自己主張をして科学捜査をしてもらうことが重要なのだ。

こうすれば胸や尻を揉まれたと主張する被害者の方が勘違いしていて、実は別に犯人がいる可能性を浮上させたり、嘘をついている可能性があるとみなされて立場は弱くなる。

現代で犯罪を成功させるのは非常に難しくなってはいるんだけど、しっかりと犯人に間違われない対策と、科学的に自分が犯人ではないと立証できる証拠をいち早く手にしなければいけない。

 

解決後

 

⑦名誉棄損、損害賠償請求を視野に入れる。

 

もし被害者側の相手に悪意があった場合、もし自分が痴漢冤罪に間違えられて対応に納得がいかない場合については、民事訴訟で名誉棄損による損害賠償請求することを視野に入れよう。

もちろん弁護士にも相談した上でだ。これによって、自分が拘留されて仕事が出来ずに失った金銭的損失、社会的地位の低下、立ち合いをしてもらった証人の経済的損失、弁護士費用、裁判費用、精神的苦痛による慰謝料などを盛り込む。

裁判を起こすか、訴える相手と和解して示談に持ち込むかは展開次第。

痴漢冤罪被害に遭遇したときのために、このくらいまでは想定して行動できると良いのではないだろうか。

 

まとめ

 

痴漢冤罪に遭遇したら

 

・逃げないこと

 

・証拠を残さないように手は握り拳でポケットへ

 

・謝罪しない

 

・すぐに目撃者や証言できる人を探す

 

・弁護士をすぐに呼ぶ

 

・警察の取り調べでは嘘をつかず、黙秘して調書にはサインしない

 

・後日、民事訴訟を視野に入れる

 

とにかく逃げないで、現場に証拠を残さないようにしよう。

証言できる人を見つけるのは、その場限り。絶対に目撃者を探そう。

弁護士が来るまでは黙秘。科学捜査もちゃんと主張するべき。

ぜひ参考にしてほしい。

 

痴漢と間違えられないために

 

一番重要な部分はここかもしれない。もちろん万一の想定もしておいた方が良いんだけど、間違えられないようにするのも大事だろう。ポイントは

 

・女性に近づかない

・椅子に座って本を読んだりスマホいじる

・両手をつり革もしくはスマホ

・リュックやかばんは前にかける

 

女性相手なら密着しないようにリュックや鞄を前にかける。これでなるべく股間を押し付けたって主張はされない。

またスマホ操作やつり革で両方の手がふさがるようにしておくこと。ただしスマホで撮影していると思われないような使い方をして注意しよう。

対策方法はいろいろとあると思うけど、痴漢に間違えられたらどうするのかも含めて事前に対策方法を検討しておくことが重要だ。ぜひ参考にしてほしい。

本日の記事は以上となります。

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