先日、SPA！で面白い記事が特集されていた。
内容は美容師が困ってしまうお客様の言動というもの。
今回は、元美容院経営者の主が記事を読んで思うことお伝えする。
SPA！より要約
参照記事： 現役美容師が明かす「実は困ってしまう客の言動」3選
筆者は川口達也氏。
メンズヘア専門美容室「MEN’SHAIR PERCUT（メンズヘア パーカット）」を東京、千葉、名古屋、大阪で運営する美容師の先生。
①やりたい髪型が決まっているのに“おまかせ”を希望
髪型のおまかせ注文は、美容師の腕の見せ所でもあるが、言うほどおまかせではない場合もある。
おまかせと言いながらも内心では“普段のイメージからあまり外れたくない”と思っていたりする。
改善ポイントとして、美容師側にある程度の長さの目安やこだわりを伝えてあげると仕上がりのイメージがわきやすく、髪型を間違えにくい。
完全なおまかせをしたい場合、知り尽くした“馴染みの担当者”に依頼することをおすすめしている。
②切り始めて（切り終えて）からの髪型変更
カウンセリングして決まった髪型を、カットの途中でお客様から切り直しの依頼をされることがある。
お客様の理由としては
・「気が変わった」
・「やはり違った」
などが挙げられる。
切り直しの依頼は悪いことではないが、カットが進んだ状態では時すでに遅し。
直すのが困難な場合は、美容師も困ってしまう。
カットし終えた髪型を全く別の髪型にするのは、美容師側にとって2回分の仕事量になる。
「気が変わった」などの理由だと、対応不可になることも示唆している。
飲食店を例に出すと、注文した料理を提供する直前で変更するのと同じ。
ただし、仕上がりが事前にカウンセリングした内容と違った場合や、美容師側に過失があった際はOK。
また美容師側に過失がなくても、襟足や耳周り、前髪などの細かい部分的な切り直しならOK。
③野球やサッカーの話題
お客様の応援しているチームが勝った話をしている時に、別の席のお客様が負けたチームのファンという可能性がある。
対戦相手のチームや選手のことを悪く言ってしまった場合、その話題が聞こえたお客様が不快に感じてしまうこともある。
スポーツの話題もできるだけポジティブな内容をお願いしている。
お酒の席で「政治・宗教・野球」の話はNGとよく言われるが、美容室も同様である。
美容室で、お客様との話題
主は、記事の内容について完全同意。
主は、これに加えて政治・宗教・スポーツの他に芸能や皇族の話題にも注意している。
美容室で提供する女性週刊誌の話題や題材は、デリケートな内容も多いので、できるだけ触れない。
「おまかせ」
また筆者の言うように、美容師にとって「おまかせ」は本当に仕事がやりづらい。
特に低価格店の美容師にとって「おまかせ」と「切り直し」は精神的・肉体的負担が大きすぎる。
そもそも経験上、「おまかせ」注文をするお客様は、言うほどおまかせじゃない。
なので坊主になっても良い覚悟の人だけ「おまかせ」と伝えるべきだろう。
基本的に「おまかせ」注文をするお客様は、最悪の事態に対してのイメージが弱い印象だ。
なので「おまかせ」というお客様は良くも悪くも信用しない。
お客様の注文
他にも主が信用していないお客様の発言として以下のようなケースがある。
実体験に基づいたものであり、お客様の発言とは逆の意図を含んでいることが多い。
例えば
・「何でもいい」→何でもよくない
・「こだわりが無い」→こだわりが強い
などが挙げられる。
他にも
・「変にならないように」
・「おかしくないように」
・「切りすぎなければ良いから」
というように、地味にプレッシャーをかけてくる発言がある。
非常に仕事がやりにくいなと現場目線で感じるのだ。
なので、自分の意志でハッキリと希望を伝えない人は、どうなっても良い覚悟で臨んでほしい。
むしろハッキリ言わないことで、気に入らなければ美容師のせいにできる卑怯な行為ではないだろうか。
お客様に悪気は無いと思うけど、美容師はお客様の注文次第で恐怖を抱くのだ。
多くの美容室では極端な切り直しは断る
筆者の言うように、何でも気軽にお申し付けくださいという優しさは時に美容師を苦しめる。
その典型が切り直しの対応である。
特に大幅な「切り直し」は精神的に滅入ってしまう。。
特に主が勤務したことがある、どんな切り直しもOKの美容室は現場目線だと地獄だった。
もちろん美容師側に非があるなら問題ないが、お客様の都合によって気分が変わったという理由だと萎える。
何でもありになってしまうから商売に支障が出るし、なんなら他の健全なお客様にも迷惑がかかる。
特に低価格店では多くのお客様を相手するので、美容師が1人のお客様に長時間費やすことができない。
なのでこだわりが強い人ほど低価格店は避けてほしい。
何より一番困るのは遅刻をする人
予約制のお店に関して言えば、1番困るのは遅刻をするお客様。
予約を取らないお店には無関係の話であるが、予約制のお店では致命的。
1人のお客様が遅刻をすることで、美容師のスケジュールが一気に狂う。
すべての仕事が狂って、他のお客さんに迷惑をかけるくらいなら、遅刻したお客様をお断りするケースもあるので注意。
予約をしているのに遅刻をしたら、空いた時間は利益がなくなって損失を生んでしまう。
他のお客様を断って予約を優先するので、美容室としても非常に痛みを伴う。
なんならキャンセル前提で予約を入れる人もいる。
これは完全にマナー違反な行為なので、何度も繰り返せば施術を拒否されることもある。
都合が悪くなったりと事情があれば仕方ないけど、本来は遅刻やキャンセルは美容室の運営に大きく影響するので避けてほしい。
美容室はキャンセル料を頂戴する文化がないので泣き寝入りをすることがほとんど。
できれば損失に繋がらないようにお客様には時間を守っていただけると有り難い。
まとめ
美容室を利用する時は、事前にイメージを固めて、しっかりと希望を伝えるようにしよう。
低価格店で親身な相談とか長時間のカウンセリングは対応できないので、美容室で相談をしたい人は、店選びから注意する必要がある。
また予約時間を守らないことが1番美容師を困らせるので、早めの来店を心がけよう。
ぜひ皆さんが素敵な美容室利用ができるように祈っている！
本日の記事は以上となります。
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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。
グッドラック！
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