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戯れ言

池袋暴走事故で被告に事実上の 終身刑判決。今後どうなる?

本日は池袋のプリウス暴走事故について、進展があったから記事にさせてもらった。

この件については動画やブログにするのは如何なものかなって思うところもあったんだけど、事故現場がある豊島区に在住する子持ちの人間としては思うことがあったので取り上げさせていただいた。

実は僕が住んでいる地域は豊島区で事故現場も豊島区役所が近くて何度も通ったことがある場所だ。

だから個人的には身近な場所で起きた他人事に思えない痛ましい事故だった。

現場交差点のすぐ隣にあるタワマン(エアライズタワー)の裏手には豊島区の中央図書館もある。巨大な豊島区一番の立派な図書館で息子を連れて良く通っている。

一歩タイミングを間違えていれば、僕と家族が事故に巻き込まれていたかもしれない事故なだけに、被害者や残された遺族のことを思うと、どんな言葉をかければいいのかわからない。

本当に悲しく痛ましい事故だった。

 

事故の加害者は「上級国民」と揶揄された、旧通産省出身の超エリートの高齢男性。

旧通産省は今でいう経済産業省。東大を卒業し経済産業省に入ったエリート国家公務員で、大手農工機会社の取締なども経て、悠々自適な老後が約束された末の大事故だった。

でもこの事件で過去の栄光は一気に奈落の底に落ちた。

そして加害者男性に2021年9月2日、判決が下された。今回はこの件について、被害者家族と同じように子供を持つ父親である僕なりに思うことを書いていきたいなと思う。

 

事実

 

まず大前提なんだけど、僕は何が正しいって話はしない。

世の中多くの人は被告男性に過失があると考えて疑わない。

もちろん被告の運転する車によって死亡事故が起きてしまった事実は間違いのないことであるだろう。決して許されない重大な事件である。

ゆえに被害者男性に対しての大きな批判はその家族へも及んでいるようだ。僕は罪を犯したなら相応の罰をもって裁かれるべきとは思う。

でも事件がちゃんと裁判で解明されて罪が確定するまで、思考停止して感情的な批判を繰り返すのは良くないと思う。被害者遺族の事を考えたら、一日も早く被告が裁かれるべきではある。

被害者や家族のことを考えたら遺族ためにも、少しでも重い罪に問われた方が良いとも思う。

そのうえで我々一般人は司法がどの様に機能しているのか等を知っておいた方が良い。そもそも僕は事故のことを報道でしか知らない。なので事故の瞬間をリアルタイムで直接みていないなので僕自身は感情的に何が正しいとか間違っているって話はしない。

 

以下は、朝日新聞デジタルの記事より考察してみた。

参照記事:母子死亡の池袋暴走事故、被告に禁錮5年の実刑判決

 

この件に関しての大きなポイントを4つ挙げたいと思う。そのうえで今後どうなるのか、我々一般人はどの様なことを考えていくべきなのかを考えてみた。

 

これで刑は確定じゃない

 

今回、ここで言い渡された判決はこれで確定じゃない。つまり刑はまだ確定していない。

これはいわゆる第一審の東京地裁による地方裁判である。裁判は上告すれば最高裁まで審議ができる。

上告は被告に権利があるため、2審でも刑に納得できなければ3審の最高裁までもつれる可能性がある。

これを三審制と呼ぶんだけど、学校で習たった記憶がある人も多いのではないだろうか。

被害者家族は1審で罪を認めて刑を確定させてほしいと願っていた。

でもおそらく被告側は上告をすると思う。上告しなければ刑が確定。

ただし被害者遺族としても判決内容には納得されていないんじゃないかとも思う。

法律を否定する意図は遺族にも無いと思うけど、判決は求刑の7年を下回る禁固5年。被告の年齢を考えたら終身刑にも等しいけど求刑より短い刑期をどう受け止めるかだ。

ただし最高裁まで争うとさらに年月を要する。それまで被告男性がこの世にいられるのかもポイントになるだろう。難しい判断だ。

被告が未だに自身の過失を認めずに遺族への謝罪が無いこと、反省の色が見えないことが、より遺族側に不快感を与えている状況となっている。

 

求刑・禁固7年は重い罪

 

ただし求刑の禁固7年は自動車運転過失致死罪としては最も重い罪と言える。無免許でも飲酒でもなく過失による交通死亡事故の罰則は 7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金となっている。

つまり執行猶予もなく最高刑が言い渡されたということは、司法の判断でも被告の過失割合が大きいと判断されたってことである。

だから感情論は抜きにしても罪状に対して求刑禁固7年は判決5年だとしても、かなり重いといえる。また懲役でないのは、被告が高齢のため身体が懲役刑に耐えられない可能性を考えての禁固刑と思われる。

 

被告の過失が認められた

 

今回の事件の争点で一番のポイントはこれだ。

検察側は被告がアクセルとブレーキの踏み間違いが事故原因として主張しているけど、被告はあくまでもトヨタ車のプリウスに欠陥があったとして無罪を主張していた。

本来、裁判でやらなきゃいけないことは被告の過失を立証しなきゃいけないので、プリウスに欠陥が無かったことを証明するか、踏み間違いによる運転操作のミスをした証拠を見つけなきゃいけなかった。

その中で電気系統の不備が見当たらなっかことなどを理由に、プリウスに欠陥が無かった事を証明し被告の過失を司法で認めさせた検察側は物凄く証拠を集める努力をされたんじゃないかと思う。

物凄い執念での捜査をされていたんだと思う。僕は正直、被告の主張を覆すことができなくて無罪になってしまうこともあり得るんじゃないかと思っていた。

場合によっては執行猶予が付く可能性もあるんじゃないかとすら思っていた。そんな中で、被告の過失がちゃんと認められたことは良かったと思う。

この件をきっかけに被告の主張が通ってしまえば、交通事故を起こしても車の欠陥を主張すれば無罪になってしまうかもしれない。こんな前提を作るわけにはいかないのだ。

 

被告本人も弁護団もアタマが良いし優秀

 

僕が思ったのは被告も弁護団も非常にアタマが良いなと思った。

実際に被告が反省しているのか、どんなことを考えているのかは解からない。

でも冷静で周囲の感情に揺さぶられない鋼の精神力をお持ちなんだろうと思う。

また被告は事故後に被害者の救護をせずに自身のフェイスブックを削除させるために息子に電話をしていたそうだ。

事故直後のケガ人救護より自己保身が先にアタマをよぎって具体策をとれるのは、高齢であっても非常にアタマが回る人なんだなと感じた。

そして被告の弁護団。こちらもプリウスに欠陥があったことを主張するあたりは非常に冷徹かつ優秀だと思う。

実際に事故で大破した車両の欠陥があったことを証明するのって相当難しいだろう。

また現代の車はコンピューター制御でかつ非常に安全に作られているがゆえに、欠陥が無かった事故車両が正常だったことを証明するのは非常に難しいはずだ。

そこをわかったうえでの弁護側の主張だったり、被告への入れ知恵もあったんじゃないだろうかと思う。

そもそも、今まで交通事故を起こした被告や弁護団がこのような主張をした例が無かったんじゃないだろうかとも思う。

それくらい異例の無罪主張だったと思う。しかも被告は自身が正しいことを証明する必要は無い。被告が間違っていることを証明しなきゃいけないのは検察側なのだ。検察側が間違っていること、矛盾を指摘し被告を信じて戦うのが弁護団。

この辺はゲームの「逆転裁判」でも学べる。

 

まとめ

 

というわけで、池袋暴走事故の裁判について冷静な目線で考察してみた。ただしこの事件に関しては感情的に被告をバッシングする方が多い。

僕はサービス業従事者なので接客中のお客様と様々な話をするけど、事故の件に関しては、やはり被告に対して怒りの感情を持っている方が多い。当然と言えば当然だ。

僕も被告が事件を起こしてしまったことを疑うつもりは無いし、ちゃんと罪と向き合って償ってほしいと思う。

そして遺族の方の心が少しでも救われるような結果になっていってほしいとも思う。

とはいえ、我々一般人は傍観者だ。自身がいつどんな事件に巻き込まれるのかわからない。

そんなときこそ、少しでも冷静に対処できるように世の中の様々な仕組みや流れを知っておいた方が良いのではないだろうか。

また自分が加害者になってしまうこともあるかもしれない。

そんな時は被害者や被害者家族へ何ができるのだろうか。

また自分の子供が加害者になってしまったときに、子供の罪を受け止めて子供が受ける罰を親が受け止めることができるのか、そんなことを考えたりもする。

いろんなことを考えるきっかけになる事故だった。どうか被害者家族にとって救いのある結末になることを祈る。

本日の記事は以上となります。

 

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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

 

迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。

 

グッドラック!

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