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戯れ言 美容師の仕事

接客業はお客様が有利だけど法的には店側が負けないシステムで運営されていることについて元美容院経営者が語る。

 

【美容室に返金させたらお客様の勝ち】接客業はお客様が有利だけど法的には店側が負けないシステムで運営されていることについて元美容院経営者が語る。

先日YouTubeにて、shibaさんという方から、このようなコメントをいただいた。(2021年7月)

本日は、このコメントについてのお話をしていこうと思う。

コメント内容↓

 

はじめましてぜひ助けていただきたいです💦

先日初めて行った美容室で髪を切ってもらったのですが、画像も見せて普段髪を結ぶ仕事とも伝えてあるのにも関わらずとても結ぶこともできない状態になり現在エクステをつけて生活をしています💦

長い間伸ばしてた髪だったので後ろは肩甲骨下まであったのですが段をいれられ耳周りは結べないほど短く切られました⤵️

消費者センターにも連絡したのですが、来店してもらい内容を確認し書類などとらないと電話などをしてもらうこともできないと言われ、平日は仕事のため行くことが難しいです💦

担当した美容師から1度は連絡きましたが今は折り返しもない状態です💢

正直お店か担当の人を訴えたい気持ちもあるのですが、この怒りはどうしたらいいでしょうか?お金を返金しますとも言われましたがお金なんか正直いらないです。切られた髪は元には戻らないので💦

まずはshibaさん、コメントありがとうございます!

shibaさんは、おそらく女性の方だと思う。

コメントについては初めて行った美容室で想定していたよりも短く切られてしまったために結べなくなってエクステをつけたとのこと。

画像を見せて結べる長さでと注文したにも関わらずまとまりづらくなってしまったようである。

まずは落ち込んだ気持ちが回復することを願うばかりだ。

shibaさんは、消費者センターにも相談したそうだけど根本解決にならなかったそうだ。

また担当した美容師さんからも連絡が来たそうだけどそれっきり。

もっと誠意ある謝罪やアフターフォローがあれば違ったのかもしれないけど、「誠意は言葉じゃなくて金額」っていう名言を生み出したプロ野球選手もいるくらい言葉だけでは納得がいかないかもしれない。

 

ご本人は、この怒りをどうしたらいいのか?

ってことが一番重要なようで、返金対応などは気にならないそうだ。

元に戻らない髪をみてモヤモヤしている状況が伺える。

当日のやりとりとか状況を僕は見ていないし、shibaさんの現在の髪の状態を見ていないから、ハッキリしたことは言えない。なので断定はできないけど、僕なりに思うことをお話させてもらえたらと思う。

まずはshibaさんの気持ちが早く回復することを願うとともに動画を見ている美容師さんや一般の方にも参考にしてもらえたらと思う。

 

結論:返金させたならお客様の勝ち

 

美容師目線では基本的に返金に応じないのが普通。

ある程度はお直し対応で納得してもらうのが前提である。

美容師目線で考えたら、僕は怖くて当事者になりたくない心境だけど真剣に考察してみた。

このケースでは長さを切りすぎているようなので、お直しで切るたびに短くなってしまうから手が付けられないと察する。

この場合、お店側が返金を申し出たのはこういう理由があるのかと思う。

返金に応じたら示談(和解)という形になるので、訴えたい気持ちがあり、納得が出来ないなら応じないようにしてほしい。たぶん謝罪で終わるのもつまらないと考えていると思うので納得いく形を探してほしい。

だけど、美容院が返金に応じるのであれば基本的にはお客様の勝ちと言える。

もう来ないでねってメッセージでもあるから、納得いかないなら受けないようにしよう。

 

弁護士に相談

 

まずできることは、無料相談できる法律相談事務所などに掛け合ってみよう。

至る場所にあるので調べてみてほしい。

初回無料で相談に応じてくれる事務所もあるけど30分5000円くらいかと思う。

僕は法律のプロじゃないからハッキリしたことは言えないけど法的に何とかしたいと思うならプロに相談してほしい。

消費者生活センターに関しては、お店の価格が表示と違うとか誇大広告などで消費者と店舗間に契約トラブルなどが生まれたとき、間に入ってくれる存在だから、切り過ぎたなどの問題は弁護士に相談した方が良いかもしれない。

ただし、弁護士的には大した金にならない案件の可能性が高いので、あまり本気で対応してくれない可能性がある。

なので何か所か回ってみると良いかもしれない。

 

訴えるなら、争点はカットによって受けた損害次第。

 

例えばこのケースで考えると、カットをしてもらったことでshibaさんが、どれくらいの損害を被ったかがカギになる。

つまり髪の毛が短くなったことで受けた損失を証明できるかが重要って話なんだ。

具体的に言えば、髪が短くなって仕事に支障が出るためエクステを装着したとのこと。

このエクステ施術を受けるためにかかった費用や、今後髪の毛が伸びるまで必要になるお手入れの美容院代は本来shibaさんには払う予定が無かったから損失と言える。

だけど、仕事をする上で

・髪の毛が長くなければいけない理由

・髪の短くなることで受ける直接的な損失

を示す必要がある可能性もある。

つまり髪の毛短く切りすぎちゃったけど、それって何か問題あるん?

別にエクステしてるのは本人の勝手だよね?

短いなりに我慢して仕事すれば?

首になるわけじゃないんだし給料が減るわけでもないから別に良いじゃん?

って主張されたときに反論材料が必要になるんだ。

 

例えば

・職場に雇用される条件が「髪が長い事」が条件で役職から外されたり解雇されて損失が出た。

・髪が短くなった事で夫に離婚を申し出られて家を追い出された。

・髪の毛が短くなった事で精神的な苦痛を受けてまともに仕事ができなくなった。その精神的な原因は髪の毛によるものと医師から認定を受けた。

みたいな具体的な証拠が必要になる。

以前、どこかのキャバクラ嬢が同じような理由で裁判を起こした話があって、最終的に切りすぎた美容師が働く店と示談(和解)したって話も聞いた。

確か髪の毛が短くなってお客さんの前に出られなくなって売り上げに損失が出た事を理由にしてたと思う。

正直、売上は髪の毛じゃなくて個人の実力じゃね?って美容室側の言い分もある。

髪の毛も話題やネタに使えばおいしい気もしたけど女性の気持ちには大きく影響するし仕方ないかもしてないが。

結果的に美容院側が折れて100万円くらい払ったと聞いた。

他にもタレント活動していた女優がドラマの主演を勝ち取ったけど、髪の毛を切りすぎてしまって

・ドラマの役作りに合わなくなった

・髪型が違い過ぎてドラマの制作側に迷惑と不利益を与えた。

・髪が伸びるまでドラマの制作日程が長期化して制作費が膨れ上がった。

・結果的にスポンサーを怒らせて事務所が違約金を数億円支払わされた。

・ドラマの役から降ろされて、その後に仕事がなくなってタレント業を干された。

みたいにわかりやすい証拠があれば、大きな損害賠償を請求出来る可能性もある。

もしそんな請求をしても払えずに店が潰れて回収できなくなる可能性はあるけども。

 

美容室でのやり取りを証明する必要がある。

 

これは消費者生活センターでも言われたかもしれないけど、どの様に注文したとか、どんなやり取りがあったのかを証明する必要がある、

shibaさんがどんな画像を見せて、どのように注文したかも重要になってくるんだ。

・〇〇センチメートル切ってほしい、

・結べるくらい

・希望の画像をみせる。

実は、こんなふうに美容院での注文でよく口にするワードでも抽象的過ぎて伝わらないこともある。

本当は美容師側が確認しなきゃいけないポイントでもあるんだけど、

ミスが起こりやすいポイントなんだ。

 

・〇〇センチメートル切ってほしい

 

→お客さんが体感で考えている長さと、実際に美容師からみた長さに誤差がある可能性がある。

〇〇が長くなればなるほどスタイルに誤差が生まれやすい。

しっかり切りたい長さを目視で確認しないとトラブルになりやすい。

逆に数センチでもショートカットの人なら大きな誤差にもなる。

 

・結べるくらい

 

すいたり段を入れるかでも変化する。

ハーフアップにしたいのか?

また襟足付近で結ぶのか、中央部分で結ぶのか、ポニーテールをするのか、お団子を作りたいのか?でも全然切れる長さが違ってくる。

この辺の注文や確認が美容師とお客さんの間でどこまで確認共有出来ていたのかでも違ってくる。

 

・希望の画像をみせる。

 

自分が見えている世界と美容師が見えている世界が別物である可能性もある。

僕もお客さんから見せられる画像を見ても、ほとんど参考にならないケースがたくさんある。

あくまで参考ではあるんだけど、画像そのものはイメージの共有であって、過度に画像のスタイルにこだわりすぎると互いにヤケドする。

 

まとめ

 

お店からの返金対応を勝ち取っているのであればお客様側の勝ちである。

だけど店側からはもう来てほしくない「他人」って扱いになる。

つまりお金を払ってくれるお客様ではなくなるんだ。

どうしても仕上がりに納得がいかずに、争うことをしたいのであれば返金対応に応じると和解になる。

なので応じないで無料相談でもいいから弁護士事務所に相談すると良いかもしれない。

ただし美容院トラブルは弁護士にとって金にならない案件だから本気で対応してくれるかは怪しい。

その場合は何か所か相談してみよう。

争う場合は必要な証拠や立証すべきことがたくさんある。

お客様側は具体的に受けた損失を証明する必要があるし、ご本人に落ち度がなかったことを示す必要がある。

基本的に美容院の切りすぎトラブルはお客さんが気に入らないと主張すれば、美容院側が不利であることには間違いないんだけど、より確実に勝ちたいと思うなら証拠集めが必要だ。

まずはshibaさんの気持ちが早く回復することを願うとともに動画を見ている美容師さんや一般の方にも参考にしてもらえたらと思う。
本日の記事は以上となります。

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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。

迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。

グッドラック!

 



 

 

 

 

 

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