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戯れ言

【宇都宮線高校生暴行事件②】電車内のマナーについて戯れ言を語る。

今回は先日、JR宇都宮線の電車内で起こった高校生暴行事件について僕が思うことをお話したいと思う。

電車内でタバコを吸うなどのマナー違反をした男性に、注意をした男子高校生が暴行を受けて重傷を負ったという痛ましい事件だ。

記憶に新しい事件なのでご存知の方も多いだろう。

被害者本人も被害者家族も事件の当事者も多くの人が胸を痛めていると察する。

今回は、事件を通して電車を利用するマナーについても考えてみた。

【宇都宮線高校生暴行事件について①】マスコミの報道を鵜呑みにしてはいけないと感じた話。

 

大前提

 

この事件について僕は被害者となった高校生の行動を否定する意図はない。

マナー違反をしている人を注意したのは、正しい行動であると賞賛されるべき。

そして暴力を加えた加害者は悪いことをした。

それによって逮捕され身柄を拘束された。

僕は当事者ではないけど確定した事実。

暴力は許されるべきことではないから行動を改めていただきたいと思う。

 

電車内暴行事件

 

2022年1月23日に栃木県を走るJR東北線(宇都宮線)の車両内で痛ましい事件が発生した。

 

電車内の優先席で寝転がり加熱式タバコを吸っていた男性(28)に男子高校生(17)が注意をしたところ、逆上した加害男性から暴行を受けて男子高校生が重傷を負ったという事件だ。

連日の報道によると、加害男性は優先席に寝寝そべって、数人分の座席を占領しながら禁止されているタバコを吸っていたとか。

その行動を見かねた男子高校生がタバコを吸っていることを注意した結果、逆上した加害男性が男子高校生に過剰な暴行を加えて重傷を負わせたという。

この件では、重傷を負いながらも男子高校生の勇気ある行動を賞賛している人が多いなと感じた。

また高校生は顔面の骨を骨折したとのことで痛ましい事件に胸を痛めた人も多いだろう。

ただし執拗に暴行を加えた加害男性の罪を重く受け止めて適正に裁かれる事を期待する声もある一方で、男子高校生の行動に疑問を抱く少数派の意見もあり、賛否両論の意見が展開されている結果に。

 

僕の意見

 

男子高校生の行動を否定する意図はないけど、明らかに常識が通用しなそうな人間には関与しない方が良いと思っている。

強いものには歯向かっていかないし、自分の力を過信しない。

これは接客業を生業としている僕が仕事で染まってしまった部分でもある。

接客業をやっていると、明らかに話が通じない危険な人間と対峙することも多数。

経験者ならわかると思う。

なので僕は自分の身を守るため、周囲の人間の命も守るためには、明らかにヤバい人間を下手に刺激してはいけないと考えている。

これはもう接客業の常識。

命を懸けて正面から正々堂々と戦う武士のような戦いは得策じゃない。

話が通じない人間は本気で相手をせずに、いざというときは専門家に対応してもらうのがベストである。

なので何の訓練も受けていない人間がむやみに危険な人間を相手してはいけない。

 

そもそも加害者の行動は悪なのか?

 

今回の加害者の行動は、悪には違いない。

暴力で逮捕されたのは刑法に違反した現行犯で身柄拘束をされている。

なので傷害罪が適用されると最大15年の懲役刑や罰金刑が課せられることになる。

被害者と金で解決する方向で示談が成立すれば不起訴になったり、執行猶予が付く可能性もあるし、早期に釈放されて社会に解き放たれる可能性もある。

おそらくは、そんなに重い刑にはならないんじゃないかなという気がする。

でも加害者の行動で犯罪と呼べるのは暴力に対してであって、被害者に注意されるまでの行為は決して犯罪に触れるわけじゃなかったりもする。

マナー違反としては喫煙と優先席占領という行動が報じられていただろうか。

例えば喫煙そのものは健康増進法という新しい法律の影響でルールが厳しくなった。

注意、指導に従わない場合は罰金刑が課せられる可能性があるけど、これはJR側の判断で変わる。

火災の防止で火器取り扱いは厳禁だけど、加害者の加熱式タバコは火を使わないタイプ。

同じ理由でタバコじゃないという理屈で禁煙スペースで加熱式タバコを吸う人は時たまいるようだ。

喫煙は原則、サービス提供者のルールに則って決まる。

なので宇都宮線の場合はJR側が注意しない限りは喫煙そのものは犯罪とまでは言い切れないのである。

というわけで喫煙はサービスを提供する側の裁量でルールが大きく異なる。

そもそもJRだって昔は車内での喫煙が許されていたし、ホームでも灰皿が設置されてタバコが全面的に許されている時代があった。

今では健康増進法という新しい法律で喫煙ルールが作られたから状況は変わった。

とはいっても法律の内容は一種の努力義務。

特別に愛煙家を犯罪者にするほどの厳しいルールってほどじゃない。

喫煙場所によっては警察が出動して喫煙を注意することが、基本的にはできなかったりする。

JR管内での喫煙はJR側が対処する必要があるってわけだ。

車掌が喫煙を注意した結果、逆上して暴力をふるってきたときに

「加害者が暴れたから通報しました。」で、やっと動いてくれるレベル。

あと優先席はあくまで優先席であって使ってはいけない使用禁止の座席ではない。

体調が悪いという理由を並べれば、高齢者だろうが妊婦だろうが譲る必要もないし無視してOKなんだ。

だから優先席を利用することは全く問題が無いの。

あくまで優先席(女性専用車両も含めて)も運営側による「協力のお願い」で成り立っているから、犯罪として立件することはできない。

もちろん占領することもマナー違反ではあるんだけど、料金を支払って電車に乗車している以上は完全な悪としては決めつけることができない。

むしろ優先席の存在そのものは譲り合いの精神があれば不要であると僕は考えている。

だから加害者の注意されるまでの行動は決して悪であると決めつけられる話ではないと言える。

僕からすれば、足を組んで座っている乗客も、マクドナルドのテイクアウト商品を車両に持ち込んでニオイを充満させる乗客も、飲食をしている乗客も、香水がキツイ乗客も、泥酔している乗客も僕からすれば車内喫煙と同じレベルのマナー違反な話。

これらは単純に注意したくなるほどのマナーの悪い行為であると個人的には思うけど、犯罪とまでは言い切れない行為だ。

現代だったらマスクをつけないで電車を利用するのもマナー違反となるだろう。

度合いはあるけど、優先席の占領や喫煙も犯罪とまでは言い切れない行為。

加害者の行動は暴力を除けば完全に悪とは言い切れない。

それでもマスコミの報道によって加害者の印象は大きく変化するのだ。

 

いじめもパワハラも無くならない

 

今回の報道で多くの賛同意見をみた。

・悪いことは悪い!

・悪いことは止める!

・困っている人に加担する!

 

大変けっこうな意見だと思う。

でも、いざというときに瞬間的な判断を下せる人がどれくらい、いるのだろうか?

また何が正しいとか間違っているって瞬時に理解できるだろうか?

事実の認識とか、正しいと考える方向性が間違ってしまえば、状況は大きく変わってしまう。

禁煙の場所で喫煙はマナー違反ではあるけど犯罪ってほどじゃないし、優先席の利用も悪い事ではない。

混雑していても体調がすぐれないのであれば問題なく利用すべきだ。

パワハラやいじめが世の中から無くならないのもこうした背景があるだろう。

いじめている側は正しいことをしている。

パワハラをしている人間は相手のためにやっていると認識していたりする。

それを容認している周囲も、いじめている側とかパワハラをしている側が悪いことをしていると認識していないかもしれない。

たぶんそういうケースはたくさんあると思う。

周囲からすればただの痴話げんか、ふざけあっているだけ、からかっているだけ、と認識するかもしれない。

相手の考えていることを理解できる人ばかりなら犯罪どころか、いじめやパワハラだってなくなるだろう。

それがなくならないということは、結局本当のことを理解できない口ばかりの人も多いってことだ。

 

子を持つ親としての意見

 

僕は自分の子供に「勇気ある行動をしなさい」とは絶対に言わない。

もし子供が果敢に行動して命を棄てることになってしまったら悲しいからだ。

高校生の行動は素晴らしいけど、今回の暴力事件の報道を聞いて、僕の子供に「高校生を見習って自分から注意を出来る人間になりなさい」とも言わない。

常に最善の方法は何か?

「自分に」何ができるのかを考えて行動できる人間になって欲しいと思う。

子供には僕よりも長く生きていてほしいから身を守るために危険分子には近寄らないことを教えたい。

僕が今回の事件の当事者だったら車両のSOSボタンを押して、他の車両に逃げる。

もちろん僕の近くに変な人が来たらその場を離れる。

電車内でも積極的に他人と距離を置くようにはしている。

というわけで子供にも僕の考えを伝えていこうとは思う。

 

まとめ

 

男子高校生の行動は正しい事なのか?

こちらに関しては素晴らしい行いであるとは思う。

誰もが注意できることではないからだ。

勇気ある行動だと思うし、模範になりうる行動でもある。

でも僕自身は、もっと違う方法もあったんじゃないかと思う。

加害者と実際にどんなやり取りがあったのかはわからないけど、悪いことを悪いと言えるのは素晴らしい事だと思う。

でも、それは人間の言葉が通じる普通の人に対して出会って、常識が通用しない人間には話し合いにすらならない。

一歩間違えば本人の命だって保証できないし、周囲の人間に被害が及んでしまうかもしれない。

また報道によって屈折した意見を持ってしまうのも危険である。

何が事実なのかも含めて情報の取捨選択をできるようになることも重要だ。

加害者男性は犯罪を犯したけど、注意されていることそのものは大きな犯罪行為とまでは言い切れない。

暴力を犯さなければ、そこまでの極悪人ではなかった。

入れ墨の存在やマナー違反な行動で加害者はより悪いイメージが定着したといえる。

思い込みで偏った意見をぶつけるようなことをしないようにすべきだと感じる事件だったと思う。
本日の記事は以上となります。

 

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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

 

迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。

 

グッドラック!

 

 

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