ラルクアンシエルと言えば、長年にわたって音楽界を盛り上げてきた大人気ロックバンド。
今年、Mr.Childrenが30周年を迎えたのと同じタイミングでラルクも30周年を迎えた。
たぶんボーカルのHydeさんを含めてメンバー全員の知名度はミスターチルドレン以上に高いのではないだろうか。
僕が小学校の頃から第一線で活躍しているバンドだから、当然メンバーも50代に突入している。
メンバーは昔と全然変わらないほどの若々しさがあって、世間の50代男性と比較すれば尊敬するレベルの美貌と体系を維持している。
僕もそんな50代を目指したい。
30周年を迎えたラルクの東京ドームコンサートが炎上問題に発展
そんなラルクが今年で30周年を迎え、開催する東京ドームでのアニバーサリーコンサートが炎上騒動を起こして話題となっている。
とはいえ話題のコンサートは先日、無事に終了したようで次第に忘れ去られていくだろう。
今回は世間が忘れ去ってしまう前に、ちょうど2週間前に同会場でMr.Childrenのライブを観てきたばかりの僕がラルク炎上騒動について戯れ言で語っていきたいなと思う。
僕は全然業界人でもないし、音楽に詳しい人間でもないんだけど、素人の意見として僕の戯れ言に付き合ってもらえると嬉しい。
炎上の原因は座席のレイアウトが変更されたこと
そんなラルクが炎上してしまったきっかけは東京ドームの座席レイアウトがコンサートの直前で急遽変更されたことだ。
基本的にラルクのコンサートは、予算に合わせて座席のエリアを選ぶことができる。
なのでチケットを購入したファンはそれぞれの目的に合わせて、自分に適した座席のエリアを選択して購入していた。
それが運営側による突然のレイアウト変更によって、W会員シート以外のSS席とS席に大きな変更が行われた。
ラルク30周年ライブ「座席レイアウト」予告なく変更、批判の声…法的に問題ない?より画像を参照している。
上記画像のように、SS席のエリアの範囲が拡大して1階スタンド部分まで伸びている。
同様に1階上部のバルコニー席と二階スタンドの一部A席エリアがS席に変更された形になった。
公式サイトでは「座席のレイアウトは予告なく変更の可能性あり」と記載されているけども、実際に変更がされるケースはかなり珍しい。
このレイアウト変更をきっかけに大きく炎上してしまった。
つまり変更前の座席レイアウトでライブの座席を想定してチケットを購入したお客さんの一部が想定と違った座席を掴まされることになったってわけだ。
結果的に
・アリーナ席で観覧したかったS席の人が1階スタンドエリアに追いやられる
・1階スタンドを希望していた人がバルコニー席や2階席に追いやられる
・SS席の一部は正面から観覧できなくなる
という現象が起きる。
SS席は一部がかなり見えにくい可能性
またSS席はアリーナ後方部分に空白が出来たことから機材スペースが急遽確保された可能性がある。
さらに1階スタンドの前列のバックネット裏と1・3塁側スタンド前列に指定されたSS席間にS席が設定されているのは巨大スピーカーなどの大型機材が設置されるためと思われる。
バックネット裏のSS席はステージからさらに遠くなるし、機材設置の影響で場所によってはコンサートが一部見えにくい可能性があるのだ。
ステージへ近くなるものの、左右の角度がついた場所からの観覧となり正面から観ることができなくなる。
アリーナ席から正面で観覧することを想定していた人がサイドスタンドに追いやられるのである。
レイアウトに記載されていないけどファールグラウンドにせり出しているエキサイトシートもSS席として解放されるだろうと思う。
つまり注釈付き座席(機材などによって一部演出が見えづらい、もしくは見えない座席)に似た不運な座席を掴まされる客も一部いるんだろうなと察する。
ちなみに東京ドームは二階席も距離感が近く感じられる会場で、日産スタジアムなどサッカーや陸上の競技場に比べると、スタンド席はそこまで遠く感じない造りである。
下手すると二階に追いやられた見下ろすS席の方が見やすい可能性だってあるし、S席の1階スタンド後方よりも2階スタンド前列の方が距離感は近かったりもするのだ。
というわけで僕は東京ドームが大好き(笑)
法的な問題は無し?
今回のレイアウト変更が法的に問題があるのかどうかは法律の専門家が判断することになるから僕にはわからないんだけど、今後は返金などを求めて訴訟問題に発展する可能性もある。
ただし事前告知でレイアウト変更の可能性は示唆されていたから法的に問題はないんじゃないかなと思う。
消費者生活センターとかに苦情は行っているかもしれないけど、運営側にも顧問弁護士とかいると思うから、相談したうえでレイアウト変更は行っていると思う。
だから法的に問題があったって解釈にはならないんじゃないかと僕は考えている。
少なくともファンはレイアウト変更の可能性も同意の上でチケットを購入しているわけだから。
ラルクのコンサート座席は金を出すファンほど優遇されるシステム
ちなみにラルクのコンサート座席は金を出すファンほど優遇されるシステムである。
価格表を公式ホームページより引用させてもらった。
公式ページより
全席指定 W会員シート
¥22,000(tax in) / 枚※SS席メモリアルグッズ付
全席指定 SS席
¥22,000(tax in) / 枚※SS席メモリアルグッズ付
全席指定 S席
¥16,500(tax in) / 枚※S席メモリアルグッズ付
全席指定 A席
¥11,000(tax in) / 枚
※「W会員シート」と「SS席」のSS席メモリアルグッズは同じものとなります。
システム手数料
W会員シート ¥990(tax in) / 枚
SS席 ¥990(tax in) / 枚
S席 ¥990(tax in) / 枚
A席 ¥880(tax in) / 枚
価格はステージに近い座席が22,000円(税込)と高額。
また後方のA席だとしても11,000円だから強気価格。
少なくとも学生さんとか子供には気軽に手が出ない金額だろう。
東京ドームのプロ野球開催時は5000円も出せばホームベースの近くで観戦できるから、コンサートの座席はイベントとして比較的高め。
何気にチケット購入のシステム使用料も高額で、チケット仲介業者のチケットボードやぴあは儲かるんだろうなと察する。
おそらくイベント主催者から手数料としてチケット販売金額から5〜8%くらいの仲介手数料を得ていると読み取れる。
ラルクの場合はコンサート1回で5万人程度動員するとして、チケットサイトは手数料だけで4000万円以上の収益を得ていることになる。
凄い世界。
レイアウト変更は高額な席の申し込みが想定よりも多かったから?
じゃあなぜこのレイアウト変更が行われたのか。
真相は明かされていないから不明だけど、おそらくはSS席とS席の申し込みが想定よりも多かったのだろう。
座席によってメモリアルグッズ(思い出の品?)が貰えるそうで、熱心なファンだったら喉から手が出るほど欲しいチケットだったはずだ。
単純に多額の金を支払ってくれるお客さんを優先した方が1回のコンサートで入ってくる収入は大きくなるから、金払いが良いお客さんを優先した結果のレイアウト変更だったと思う。
ラルクは目先の金を拾いに行った結果、信用を失う
法的に問題が無いかはともかく、ラルクのレイアウト変更は信用を失う行為だったと思う。
というわけで法的にはセーフでも倫理的にはアウトなのかなと個人的に感じた。
目先の金を拾いに行った結果、多くのファンの信頼や信用を失ったんじゃないだろうか。
また高額なチケットを売ることで収益が伸びるかもしれないけど、ファンが離れれば今後のCDの売上にも影響が出る可能性があるし、グッズ収益など物販に影響が出る可能性もある。
ラルクのファン層はアラフィフ、アラフォー社会人が中心で子供や学生よりも金払いが良いかもしれない。
だけどファンの懐具合だって無限ではないのだ。
ぜひ熱心なファンを振り回す行為は注意した方が良いのではないかと思う。
会場で飲み食いする飲食代などチケット以外の収益が落ちる可能性もあるから、やりかたとしては非常によろしくなかったのではないかと思う。
(東京ドームの飲食収益がラルクに入るのかは不明)
全席指定同一価格は残酷なくらい平等
僕が好きなMr.Childrenや水瀬いのりちゃんは、全席指定料金システムでコンサートを行っている。
ステージから最前列の席も二階スタンド最後列の座席も同価格という、良くも悪くも残酷なほどに平等なシステムだ。
多くのミュージシャンがこの方式でコンサートを行っていて、抽選により運次第で座席の良し悪しが決まる。
ちなみに先日のミスチル30周年コンサートでは全席9500円(注釈付を除く)だったことを考えると、ラルクに比べてかなり良心的価格。
ファンクラブ会費もラルクより全然安いし、金にがめつい印象も全然ない。
ミスチルは追加の有料コンテンツやイベントがほぼないから、良い意味で音楽活動に専念しているのかもしれない。
ファンクラブ会員ほどステージから近くなるなんて話もあるけど、水瀬いのりちゃんのコンサートではファンクラブ会員にも関わらず横浜アリーナ2階スタンド最後列が割り当てられる体験もした。
いのりんは究極に分け隔てのない残酷なほどファンを平等に扱っているともいえる(笑)
ファンクラブ会員なのにコンサートの席が遠い!というあなたの不満は正常な思考です!コンサートビジネスの展開について元美容院経営者がプロ野球興行と比較して語る。【全席指定同一価格という闇】
ファンクラブ会員じゃないとチケットの入手が困難
ちなみにラルクのコンサートはファンクラブ会員じゃないとチケットの入手は困難だった模様。
ホームページで調べたら、基本的にはファンクラブ会員だけで会場が埋まるような販売だったみたい。
ステージに近い席はW会員というラルクが指定したファンクラブに複数入会している会員だけが申し込める内容だったらしい。
もし友人を誘ってコンサートに行くとしても、同じように会員同士じゃないと申し込めないプランもあった。
非会員がコンサートに行ける可能性は、会員が同伴で申し込んでくれるケースだけだったようで抽選も終盤の頃。
座席もA席のみで、会員じゃない人は近くでラルクを観ることができない状況だった。
僕はこのやり方は全然ありだと思う。
転売ヤーも排除できる可能性が高いし、熱心なファンを取り込む作戦としては全ありだと思う。
結論→どんな形でコンサートをしても一定数の不満は生まれる
というわけでラルクの急遽座席レイアウト変更による炎上について触れてみた。
倫理的に急なレイアウト変更はファンの期待や信頼を裏切る可能性があるのでやらない方が良いと思う。
もし変更を行うとしても慎重に行うべきだっただろう。
だけどアメリカのイベントみたいに興行として金払いが良い客を優遇する利益追求モデルは高評価。
一般人目線では少ないお金で楽しませてもらえるのは有難いけど、金持ちを優遇するラルクの開催するイベント興行はビジネスとして大正解だろう。
基本的にイベントで儲けるなら入場料を高くするか動員を増やすしかない。
なので客を呼べる人や団体ほどチケット料金を高く設定すべきである。
結局、どんな形でコンサートをしても一定数の不満は生まれる。
僕みたいに全席指定同一価格でコンサートチケットを販売しても座席の位置に不満を並べる輩が現れるからだ。
とはいえ日本では金にがめついイメージや話題はマイナスイメージに捉えられるから、今回みたいな炎上に巻き込まれないように全席指定同一価格などの予防線を貼っている方がミュージシャンにとっては安全なのかもしれない。
ただしそんなことをしているうちは日本も経済的に発展していくことは無いだろう。
イベントビジネスは金払いが悪い人間を排除した方が会場の治安も維持できるし、高額転売ヤーも排除できて儲かる。
チケット価格が安いからこそ転売が行われるのだ。
もっと価値に合わせて適正価格を見直していくべきだろう。
ラルクの運営はお手本のような非常に上手なビジネスを行っている。
今後はファンの信頼を裏切らない程度に、収益を重視したビジネス展開を頑張っていただきたいな思う。
そうしたビジネス展開が盛んに行われた方が、世界と渡り合っていくためにも、日本経済を盛り上げるためにも良いだろう。
ラルクのこれからに大きく期待している!
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