NHKが運営する公式ホームページの特設ページが続々と終了すると報じられた。
終了するのは、NHKが運営するヤフージャパンみたいなサイトに存在する特設ページ。
便利でお得な情報が多数掲載されていて、主も日頃からお世話になっている。
もちろん受信契約を結ばなくても無料で閲覧できる。
その中で、いくつかの特設ページについて終了がアナウンスされている。
この件について戯れ言を語る。
参照記事:NHKが運営するネット上の特設ページ、続々と運営終了。放送法改正を見据えた動きか impress watchより
ネット版Eテレの誕生
というわけで、NHKがインターネットで無料公開している特設ページが続々と終了する。
これは放送法改正が理由とされている。
NHKがネット配信からも金を徴収できるように、ネット受信料の準備を進めているということだろう。
これからはインターネットで閲覧できる情報にも制限をかける。
閲覧したい意思を示した人にサービスを提供していこうとしているわけだ。
インターネットから有料(受信契約をすること)で閲覧できるようにする。
NHKが終了するサービスは教育関連の情報
新しくインターネット版のEテレを作ろうとしているのではないか。
またNHKもネット配信業務について、新しい教育サービスの展開を示唆している。
子供達が利用できるサービスを作って、若い親から受信契約を勝ち取ろうとしているのかもしれない。
特設ページの終了は、ネット版Eテレで受信契約者の拡大をするための布石といえる。
ネット配信の本来業務化
とはいえ、NHKのネットメディアは非常に有能で便利。
主もYouTubeやブログのネタで使わせてもらっている。
そんなNHKは、インターネット受信料の導入を目指して法改正を求めている。
それを総務省と自民党が容認した。
これまでネット配信はNHKにとってオマケの業務だった。
いわゆる副業みたいなものである。
これからはネット配信もテレビ放送と同じように本業にする。
今後はNHKがネット配信業務にも受信料を投入して力を入れることができる。
ネット配信も受信料で運営したり、受信料徴収の対象にできるわけだ。
段階的にネット配信の利用者から、ネット環境を構築した人へと受信契約を求めていく形にすることが確実である。
前会長の改革
若者のテレビ離れと人口減少でNHKの減収は確実とされている。
なので未来永劫大儲けするためにNHKが改革に動いた。
ネット利用者をターゲットにすれば儲かるんじゃね?
ということで、NHKの前田元会長が本気の革命を起こそうとした。
ネットコンテンツを充実させて、ネット配信で受信料を請求できるようにしようと考えたのだ。
でも民間の新聞社がそこに待ったをかけた。
今ですらNHKのネット配信サービスが優秀なのに、本気出されたら困る。
新聞を買わなくても無料で視聴できるNHKのネット事業に民間の新聞社がブチギレている事情もある。
なのでNHKが本気を出し過ぎないように、民間の新聞社が一斉にNHKを叩き始めた。
新聞社への配慮
そんな中で改革派の前田前会長が任期を迎えて退陣。
稲葉現会長に変わって、新聞社側に歩み寄った。
稲葉会長はNHKの古い体質を維持したいタイプの人で、前田会長とは意見が逆。
新聞社側に歩み寄るために、NHKのネット配信の在り方にもブレーキをかけた。
ネット配信が必要以上に有能な情報を提供しないように新聞社に配慮した。
つまり民間の新聞社が潰れないように気をつかったわけだ。
このせいでNHKのネット配信業務が微妙に中途半端になりそうな予感。
今まで無料で誰でも閲覧できたネットメディアにもスクランブルをかけるカタチになりそうである。
おそらくGoogleアカウントなので簡単ログインして利用する仕組みになると予想。
ある意味で大きな改革が進むところに、中途半端なブレーキがかかった。
でも国民にとっては有利である。
前田会長のままだったら、インターネット環境があるだけで受信契約の対象になっていたかもしれない。
インターネット環境の存在を理由に、NHKのネットメディアが無料で視聴できるから受信契約を結んでねという口実を作れる。
まとめ
NHKの特設ページ終了はネット受信料導入に向けた計画的なもの。
子供が利用できる教育コンテンツも受信料運営していくことが示唆されている。
ネット版Eテレを作って、親から受信契約を勝ち取ろうとしているのかもしれない。
とりあえずNHKのネットメディアは、受信契約を結んだ人だけが利用できるようなカタチにしていこうとしている。
受信契約を結びたくない国民にとっては、稲葉会長のブレーキで助かった。
ただし、これまでNHKの特設ページを無料で利用していた人には残念な結果。
NHKの語学情報は書籍化もされている人気分野。
終了してしまうのは文化の衰退でもある。
願わくば、NHKのインターネット特設ページは残していってほしいところ。
今まで通りNHKのネットメディアが誰でも無料で閲覧できて、特設ページや特集記事が楽しめるようにしておいてほしいと願う。
それがネット社会においての公共放送として大事だと思うから。
本日の記事は以上となります。
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