ツーブロックが校則で禁止されている明確な理由をお伝えします。
最近、巷でツーブロック禁止の校則に議論が巻き起こっている。
先日、何かのニュースでツーブロック禁止の学校規則に反発する人々の話題を見た。
特に中高生の頭髪に関する規則が時代遅れで厳しいのではないかという意見だった。
他にも学校ごとに独特の校風というか規則があったりして生徒のみならず両親にも負担がかかっている場合がある。
今回はその中でもツーブロックが禁止された校則について美容師目線で考察してみた。
ツーブロックをやりたいけど校則で禁じられていて納得ができない学生さんやその親御さんにも参考にしていただければ幸いだ。
また教育現場で働く人などにも参考にしてほしい内容となっている。
僕は現役フリー美容師で起業廃業経験もあります。
簡単な自己紹介は下記にあるので興味あればご確認ください。
自己紹介
鉱平
元美容院経営者で現役フリー美容師。
起業廃業×仕事の経験談×美容師ネタ×家事育児×都会暮らし×節約×生活改善×ガジェット×他際どい話や人生に役立つ知識をブログやYouTubeや音声メディアで情報発信中!
特に既婚者、接客業サービス業で働く人、起業や自営業に興味がある人向けです。
日々戯言を呟いてます。
・1987年生まれ
・18歳 高校卒業
・20歳 美容師免許取得
・26歳 管理美容師取得
・28歳 独立して美容院オーナー
・31歳 店を手放す
・33歳 フリー美容師
好きなことをして楽しく生きていくのが目標。
ツーブロックとは
ツーブロックとはサイドの髪を刈り上げて上の髪の毛で覆い隠す髪型のことだ。
年齢も関係なく未就学児童から年金生活者まで幅広い年代の人が取り入れている髪型で主に男性が多い。
女性でも一部ツーブロックを入れている人もいる。
目的はデザイン性とか実用性だったり様々。
個性を表現するうえで気軽に取り入れることができるから人気のスタイルだ、
ツーブロックを入れる目的は、おしゃれに見えるからって理由だったり、多毛な人がスッキリさせたいって目的で取り入れてたり、人によっても様々であると言えよう。
納得できない学生や両親
また現代ではツーブロックが一般的に浸透していて男性もかなり大多数の人が髪型に取り入れてたりする。スッキリ刈り込んだスタイルは清潔感があり、決して悪い印象にはなり得ない。社会人でも人気がある定番の髪型だ。
なので、どちらかと言えばツーブロックが悪い印象になる事は少ないと言える。
だからこそ学生さんや両親世代にも一部で納得してもらえない現状があるのだろう。
ちなみに僕が学生の頃は校則の頭髪規定って学生らしい短髪って記載されていて、ツーブロックってワードが存在しなかった。だから特定の髪型を禁止する文言は無かった記憶がある。明らかな染毛やパーマなど特殊技術を施した髪型でなければ、生まれつきの赤毛とかクルクルしたくせ毛やストレートもお咎めがなかった。もちろん学校にもよるとは思うけど地毛であることを証明する必要性もなかった。現代では段階的に地毛であることを証明させる学校もあるとのことだから、僕からすれば異次元であり規律のためとはいえやり過ぎだと思う。現代ではブラック校則なんて揶揄されたりもするそうだ。話を戻すけど、僕が学生の当時はツーブロックをしている生徒もいないし流行もしていなかった。だいたい20年くらい前の話だ。
だから校則でツーブロックを禁止するようになったのは比較的最近とも言えよう。
ツーブロックが校則で禁止されている
だけどこんなふうに個性を重視しようって考えが日本ではまだまだ理解されにくいのが現状で、学校規則だとツーブロックが全面的に禁止されていたりする。
地域や学校によっては頭髪規定が無かったりもするけど多くの学校でツーブロックが校則で禁止されているようで、その理由は不透明だ。
実際に僕も美容師の仕事をしていて学生さんから頭髪規定の存在を聞かされる。
規定では学校によって様々な主張があり、一部の自治体ではツーブロックの考え方に大して教育委員会が説明してたりもする。
多くの場合は頭髪の乱れは心の乱れとか、頭髪が規律を乱すという理由だったり、頭髪によって犯罪に巻き込まれたり、悪人のターゲットになる可能性があるからという。
これらがツーブロックを禁止するに足る明確な理由というよりも、ふわっとした想像からくる後付感の残る説明に感じたので、世間から賛同が得られにくかったのではないかと思う。
しかも染毛(カラーリング)と同様に教員がツーブロックを入れてたりすると
生徒側は納得できないってパターンもあるだろう。
風紀を乱すなら、なぜ模範である教員はOKなのかと。
学生にとっては理不尽に感じると思う。
ただし僕は、この理由は表向きだと思う。
ツーブロックを禁止する真の狙い
僕の妄想と憶測で言わせてもらうと
真の狙いは別のところにあるように思う。
それは
①就職や進学の妨げにならないようするため
②ツーブロックの定義があいまいで線引きが難しいから
大きく分けてこれらの理由が挙げられると思う。
順番に解説しよう。
たぶん教育委員会も指導する校長、教頭、教職員等はそこまで考えていないとは思うけど
真の狙いはコレだと僕が勝手に推測している。
ツーブロックが進学や就職に影響するのか?
①就職や進学の妨げにならないようするため
の場合はあくまでケースバイケースではあるんだけど
一定数、ツーブロックの刈り込んだ髪形を快く思わない層がいるのは事実だ。
特に年配層とかツーブロックに理解を示すことができない人は一定数いるのではないかと僕は思う。
僕だって美容師をしながらも小学生以下の子供がツーブロックをすることに対して
生意気そうな見た目になったなあって感じることもある。
親も子供のツーブロックを容認しているわけだから家庭環境は大丈夫なのかなって余計なお世話って感情を抱くこともある。
特に中学や高校は生徒の進学とか就職が控えている。だから教員は学生が希望する進路に進めるようにサポートするのが仕事だから目立つ髪型を控えさせたいって狙いがあるのではと思う。
特に規律を乱すこともなくマジメに学園生活を送る生徒の進路に大して悪影響を及ぼすかもしれない因子は、ツーブロックに限らず排除したいって狙いがあるといえよう。また進学によって生徒を受け入れる学校側は受験によって生徒をふるいにかける訳だけど、その時に同じくらいの内申点と試験結果を残した生徒どちらかを合格にする必要があったときに、面接で対面したらマジメそうな髪型の生徒とツーブロックで刈り込んだ髪型の生徒だったとしよう。さてどちらが合格になるだろうか?って考えたときのツーブロックを入れた生徒よりもマジメそうな印象の生徒を合格させるのではないだろうか。就職においても同様だ。
もしかしたらツーブロックの生徒が合格できるかもしれないけど、単純に髪型が合格できないかもしれない要因になりうることだったあるかもしれない。
人間の第一印象は非常に重要なのだ。
僕もツーブロックをしている人間が不真面目だと言うつもりはない。
だけど志願した生徒がツーブロックをしている生徒が多い学校よりもツーブロックをしていない学生が多い学校だったら、生徒を選別する段当社が後者を採用したくなる可能性もある。
だからツーブロックを禁止しようとする中学や高校は受験や就職で生徒が不利にならないようにしようとしているとも言えるし、一部の風紀を乱す生徒が他のマジメに頑張る生徒の足を引っ張らせたくないと考えているのではないかとも思う。
②ツーブロックの定義が曖昧で線引きが難しいから
あともう一つはツーブロックの定義が曖昧なことだ。
実はツーブロックでできる髪型はかなり幅広い。
例えば多くの人が考えるツーブロックってサイドの髪を刈り込んだ短髪ショートを
想像していると思う。
でもツーブロックでできる髪型は実はかなり多い。
例えば大きく刈り込んだモヒカンとか
実際に見てもらえると分かると思うので一例をあげよう。
画像フリーで引用している。
ここからはホットペッパービューティーのヘアカタログから参照させてもらった
一部例外もあるがほとんどがツーブロックである。
さわやか目のツーブロックもあるけど、大きく刈り込んで個性的なツーブロックもある。
結局ツーブロックを認めると、極端だけどこれらの髪型もひとくくりになる。
先生側としてはツーブロックのスタイルにも線引きが必要になってしまって
正直指導がめんどくさくなってしまう。
じゃあ初めからツーブロック禁止で良いじゃん。
そっちの方が効率的だしってなるわけだ。
たぶん教師や教育委員会がそこまで考えているとも思えないけど。
たぶん教育委員会のお偉いさんはある程度の高齢者なのでツーブロックの髪型に少なからず抵抗感があるのだと思う。
僕と同じように生意気そうとか、そんな感情があるんじゃないかな。
だから犯罪に巻き込まれたり、悪い人に絡まれるかもって話を例に出したりする。
とは言え、先ほどお見せしたような個性強めのツーブロックの場合は、その主張もあながち間違いではないと僕は思う。
特に小中学生は生意気そうに見えるって印象を持つ人も少なからずいると思う。
僕は学校側のツーブロック禁止に賛成派
だからこのように、どのツーブロックがOKでどのツーブロックがダメって線引きが難しくなる。
例えば耳が出て前髪も短くした短髪ってルールを定義しても、ツーブロックを活用して個性強めの髪型にもできる。だから僕は学校側のツーブロック禁止にはある程度賛同できる。美容室の現場目線だとツーブロックは本当に多様であるからだ。
一般人が学校規則でツーブロック禁止に対して大きな声を上げるのは、これらの事情を知らなかったり、想像もできないことだから仕方がないとも思う。
だけど受験対策として考えても、生徒の合格率を少しでも上げることに繋がるならツーブロック禁止はOKであると僕は思う。髪型で人間の印象を判断するなとか、選考基準にするのはおかしいからルールを変えるべきだって話なら一意見としてもOKだと思う。だけど、現状では人間が第一印象で相手を判断してしまう心理的な脳の構造は変えることができない。
もちろん大学受験では関係ない髪型は関係ない部分でもあったりするけど就職組には影響があるかもしれない。また中学生なら高校受験に大きく影響するかもしれない。学校側としては少しでも合格できなくなるかもしれない要因は排除するに越したことはないのだ。
だから教員がツーブロックをしていたとしても、すでに社会人であるから関係のない話であって仕方がないとも言える。
とはいえ生徒の模範になろうって気持ちがある他人なら教員の立場にありながら疑念を残す行動はいかがなものかなと思う部分はある。
じゃあ学校は規則をどうするべきか?
僕は学校校則とか規則についての理由が明確じゃなくて、ふわっとしている回答が良くないと思う。
ハッキリとツーブロックのスタイルは多様性がありすぎて線引きが難しい。
1人1人対応するのは面倒くさい。だから全面的に禁止!!
とハッキリ伝えた方が生徒や両親に納得してもらえるのではないかと思う。
また受験や就職に向けて頑張っている生徒にとって不利になる可能性を潰したいので賛同してほしい。と言えば良いのではと思う。俺は関係ないって規則を乱す生徒にも罪悪感を残せるし、そこで言うことを聞かない生徒なら学校側は指導としてやることはやっていると胸を張って主張すれ良い。
学校関係者の人が読者にいたらぜひ参考にしてほしい。
まとめ
学校校則でツーブロック禁止の文言に異を唱える人々が多い中で
僕は学校側の禁止措置には一定の理解を示す。
表向きは生徒が犯罪に巻き込まれたり悪い人のターゲットにならないようにって
理由で納得ができない生徒や両親が多いとのこと。
またツーブロックは一般に浸透している髪型なので時代遅れなんて意見もある。
でも校則の真の狙い・・・それは生徒の受験や就職対策に悪影響を及ぼさないためだったり
規律を正すうえでの教育現場の効率化のためにあると僕は思う。
実際にはそこまで考えている教育者はいないと思うけど
もし教育関係者がいたら、僕の意見を参考にしてほしい。
ツーブロックは受験生や就活生の妨げになる可能性があるから全面禁止!
ツーブロックは髪型の線引きが難しいから全面禁止!
将来的にツーブロックがより一般的な髪型として浸透すれば
ルールは変わっていくかもしれないけど
現状ではまだツーブロックに対して嫌悪感を抱く可能性のある人間もいるので
当たり障りがないオーソドックスな短髪で過ごす方が周囲の評価は無難であるといえる。
ツーブロックにしたい人もぜひ参考にしてほしい。
あとがき
本日の記事は以上となります。
このブログでは仕事や生活で役に立つ情報発信をしています。
参考にも反面教師にもしてもらえたら嬉しいです。
今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。
グッドラック!