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戯れ言 生活

店舗経営は儲からない 脱サラは失敗の可能性大

 

 

(悲報)残念ですが、会社員の脱サラはほぼ失敗します。私がお店を閉店させた理由と今後のビジョン。

 

いらっしゃいませ。

鉱平です。

本日は「会社員の脱サラはほぼ失敗します。私が営んでいたお店を閉店した理由と今後のビジョン」というテーマでお話ししていきます。

本日の話は、主に個人で店舗を運営したいと考えている人向けです。私が運営していたのは美容院ですが、飲食店や小売店の場合も同様に考えてもらえたらと思います。

これから脱サラ(会社員を退職)して起業したい!って目標がある方や迷っている方への参考になればと思います。基本的に私は挑戦するということを否定はしません。やりたいことがある人を応援します!失敗してでも挑戦をする生き方をした方が良いと思います。しかしながら、どんなことにもリスクは伴います。光があれば影もあります。デメリットやリスクについて承知の上で挑戦した方が良いと思います。なので心構えみたいなお話しと捉えてもらえると良いかなと思います。

ではいきます!

 

本日の主な流れ

1.経営していた美容院を廃業した話

2.脱サラしてお店の経営で儲けるのは無理ゲーです。

3.今後のビジョン

 

1.経営していた美容院を廃業したお話

まず最初に、美容院を運営していた私がお店を閉店させた理由をお話しします。以前も別のテーマでお話しましたが、主な理由はこんな感じです。

廃業理由

・自分の時間がまったくないから

・利益率が低すぎて将来性を感じられなかったから

・他にやりたいことができたから

・運営会社と揉めたから

順番に見ていきます。

〇自分の時間がまったくないから

これに関しては、あたりまえというか(笑)

基本的にビジネスを始めたら自分の時間が無くなります。何をやるのにも自己責任ですので、休日を取得するにも自己責任です。お店を休めばその分の売上が無くなります。特に自分ひとりでお店の経営をすれば、自分の休み=店休日です。代わりに働いてくれる人を雇うにも費用はかかりますし、金銭以外にも様々なリスクが伴います。トラブル等あれば常に自分が行動・対処できるようにしておかなければなりません。これは24時間付き纏います。責任感のプレッシャーも半端じゃありません。

〇利益率が低すぎて将来性を感じなかったから

私が運営していた美容院は、低価格路線で運営していました。低料金で大人数を受け入れて売り上げを立てる形式です。美容業界でいうと1000円カットで有名なQBハウスさんのようなお店です。私のお店は1000円カットではありませんでしたが、カット2000円未満の非常に低価格帯なお店でした。お客さん1人1人の料金から生み出せる利益はわずかです。大人数を相手するのは、それだけ体力や頭脳も使いますので営業後は疲弊し切っています。この仕事を何十年も続ける意味があるのか疑問に感じるようになったのも廃業した理由の一つです。高単価で客数を増やすのがベストですが、消費が冷え切った世の中でそれは厳しくなってます。もちろんライバルとの差別化を図るとか、付加価値を作る努力なんかも経営で必要な事です。生き残るために全力投球をして、高価格帯へ方針転換する方法もありました。ですが、低価格帯で始めたお店で1からやり直すよりも、閉店して出直した方が良いかなと思いました。低価格帯に魅力を感じていたお客さんが離れて廃墟になるだけです。立ち直れません。店舗運営をするなら、立地も含めて新しく戦略を練って展開したほうが良いと思いました。でも私は美容業界だけに全力を注ぐのはもったいないと思っています。なので、私はもう店舗運営をやらないと思います。

結論は低単価・低利益のビジネスをやってはいけません。自分の価値を下げて自分を疲弊させるだけです。幸せになれません。自分のサービスに相応な対価をもらえる仕事をしましょう。

〇他にやりたいことができたから

これもかなり大きいです。お店を経営していると物理的な拘束で時間が取れません。ホントに動けなくなります(笑)やりたいことも限られてしまいます。できないなりに時間を獲得する方法もあるのですが、いっそのこと自由になっちゃったほうが良いなと思いました。こうやってブログを書いてみたり、YouTubeを撮影してみたり、時間を使って旅をしてみたり。子供と触れ合えるの時間も貴重です。子供が小さい時なんて一瞬です。いつかは自分の元を離れていきます。家族との時間も貴重です。他にも音楽を作ってみたり、運動をしたり、ゲームしたり。

とにかくいっぱいありますね(笑)

これからは本当にやりたいことをやると決めました!

やりたいことが何十年もずっと変わらない人なんていないんじゃないかな?と思います。フットワーク軽い方が様々なことに挑戦できて良い結果を生むと思います。

〇運営会社と揉めたから

これはあまりはっきりしたことを言えませんが・・・。

私が経営していたのは、とある美容院チェーンのフランチャイズ店舗でした。のれん分けみたいな感じです。なので独立しやすかったですね。でも契約関連で認識の違いが生まれました。長く店舗経営をしようと思ったとき、この溝は大きな不安材料になるなと判断しました。これもきっかけのひとつです。今度、この話もブログで取り上げていきますね。

この経験から言えることは、商売を始めるなら自己責任で0から作り上げた方が良いということです!他人に振り回されて自分の店ではなくなってしまいます。すごく大変な事ですが。

 

そんなわけで私が経営していた美容院を廃業したいくつかの理由を挙げてみました。これ以外にもたくさんの苦労がありましたが(笑)

 

2.脱サラしてお店の経営で儲けるのは無理ゲーです

では、次にこの理由を説明していきます。

・単純に儲けられる金額には限界があるから

・時代の変化の波を受けやすいから

・消費型の商売だから

主にこの3点かなと思います。

〇単純に儲けられる金額には限界があるから

この「儲けられる金額」っていうのは、商売の規模や内容によってある程度決まってきます。店舗を増やすとかの事業拡大をしていかない限り、青天井で稼げるというものはありません。(でも、有名な外食チェーンのいきなりステーキは店舗拡大のスピードを上げ過ぎたことが売上低迷の要因になったとも言われています。)なので1店舗での売上の限界っていうのは存在します。

 

たとえば美容院を1店舗経営していると仮定してシュミレーションしてみます。

都内で午前10:00から20:00まで営業する美容院があるとします。営業時間は10時間です。お店は休みなく稼働するとします。1人の美容師が30日間休みなく1日10人接客したとします。1時間で1人接客ですね。休憩時間は含みません。1人から5000円もらうと1日の売上は50000円です。1ヵ月で150万円の売上になります。この場合は客単価が5000円で計算できますね。ですが、生身の人間が休憩も休日もなく働き続けることはできませんよね?もしやったとしても、近いうちに体を壊して働けなくなる未来が見えます。なので美容師が1人で1店舗を経営しても限界は、ひと月で150万円程度と言う事です。客数も安定して来店してくれるとは限りません。この計算で働くのは不可能なので、実際の売上は150万円以下ですね。

基本的に売上を上げるには客数を増やすor客単価(お客さん1人あたりが払う料金)を上げるしかりません。従業員が複数いる店舗も同様で、美容師の数や店内の面積・客席の数次第で1ヵ月に接客できるお客さんの数には限界があります。なので客数に限界が訪れたところから売上を上げようと思ったら、客単価を上げる(料金を上げる)しかありません。不景気と言われている今の時代に商売をやっていたら、簡単な事ではありませんよね。飲食店や小売店なんかも同様です。

基本的に売り上げから事業に必要になった経費なんかを差し引いたものが利益になります。さらには、その利益に税金もかかってきますから、自分の給料になるのは売り上げのほんの一部です。売り上げが少なければ、経費のほうが多くなって給料が無くなったり、マイナスになって補填しなければならないときもあります。なのでめっちゃ稼いで金持ちになるぞ!って思ってお店をやるのはオススメできません。(どのくらいの金額を稼げたら儲かったと思えるのか?っていうのは人それぞれだと思いますが。)

なので思っている以上に店舗経営で高い給料は期待できません。

 

〇時代の変化の波を受けやすいから

流行の変化とか業態の変化が挙げられます。本屋さんを例に考えると、インターネットの出現でAmazon等の通販や電子書籍の普及で多くの書店が姿を消しました。その中で、独自の電子書籍サービスなんかを取り入れて生き残っているグループもあります。エッチなコンテンツで有名なDMMは、もともと金沢のレンタルビデオショップだったそうです。時代の変化をいち早く感じ取った会長がビデオコンテンツをインターネットで行う事業を設立しました。そこから幅広く事業を拡げて大手企業に成長しました。大手ゲーム会社のカプコンは元々駄菓子屋からのスタートだそうです。DMMもカプコンも会長が一代で大手企業に成長させました。本当にすごいです!何が言いたいかというと、この平成30年間の間だけでも、変化し続けた企業だけが生き残ってきたということです。30代で脱サラして独立しようと思っても、その仕事で何十年も勝負しなければいけないのです。個人店が生き残るのは容易ではありません。常に変化し続けることを考えて取り組まなければなりません。伝統を守って同じことを繰り返すだけの職人的な経営は厳しい時代になったと思います。

 

〇消費型の商売だから

美容院で例えると、すごく繁盛して大きな月間売上を達成したとします。でも翌月はリセットされて0から再スタートです。年間でも一緒です。いわゆる労働対価によって成り立っているビジネスモデルですね。これは非常にキツイです。ほとんどのビジネスがこういうものかもしれませんが。さらに自分の力ではどうにもならない力の影響を受けやすいのでオススメできません。社会情勢の影響、季節天候によって、客数増になったり減ったりもありますし不安定ですからね。災害のリスクだってあります。もちろん自分の肉体だって年月とともに変化するので、ずっと同じように働けません。自分が元気に働けるのが大前提の話ですから。

 

以上が「店舗経営で儲けるのが無理ゲー」だと私が思う理由です。では脱サラしたい人が、今後どうするべきか考えてみました。

今後のビジョン

理想は安定した利益を見込める商売にシフトすべきと思います。サブスクリプション型の定期購入サービスの提供なんかがそれに当たります。アマゾンのプライム会員サービスが有名ですよね。他にもAdobeやトヨタ自動車もサブスクリプション型のビジネスに参入してきましたし、今後もサブスクリプション型のビジネスが世の中に浸透していくと思います。消費者も所有からサブスクリプション型の消費行動へ変化していくはずです。

その他にも作家や音楽家作品が、生涯に渡って利益を生み出すような積み上げ式のビジネスモデルや資産運用による配当金を得ることもそうですね。商売でお店経営するにしても、こうした積み上げができないものはやらないほうが良いと思いました。個人で店舗経営するなら、最低限は作った利益で資産運用したり、自己投資に繋がるお金の使い方をした方が良いです。少ないお金でもSNSを活用したり、YouTubeやブログを使って商売を盛り上げることもできます。

私は仕事が毎月リセットされる店舗経営をもうしないと決めているので、今後は積み上げ式の仕事で生き残りたいと思っています。

今書いているブログもそうですし、YouTubeだってそうです。自分の仕事がずっと残る活動をしていきます。そこからビジネス展開をしていくつもりです。

 

というわけで、今日の話は以上になります。私の経験も含めて店舗経営はオススメしないというお話でした。私の経験を少しでも役に立ててもらえたり、反面教師にしてもらえたら幸いです。

必ずしも挑戦してみることを否定しているわけではありませんので、挑戦してみたい人は進化し続ける覚悟でやってみた方が良いと思います。

私の記事を読んで踏みとどまる程度の覚悟でしたら、絶対にやらない方が良いですからね(笑)

がんばってるみなさんに幸あれ!

また次回お会いしましょう!

 

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