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戯れ言 生活

都営住宅に入居した体験談について戯れ言を語る。(住宅設備と自治会編)

 

 

 

先日、主一家は都営住宅に引っ越した。

動画の背景が変わっていることに気づいた人はどれくらいいるだろうか。

都営住宅なので、行政(東京都)が運営する公営住宅。

いわゆる団地だ。

そんな主が都営住宅に引っ越しをした理由は、単純にお金が無いから。

家賃が安くなるのが公営住宅のメリットである。

というわけで主は、東京都豊島区から東京都内某所に引っ越して暮らしている。

実際に都営住宅に入居してわかったことなどを語ってきた。

今回は入居した物件の設備と生活環境について語る。

都営住宅・公営住宅への入居を検討している人、どんな場所なのか疑問に感じている人、メリット・デメリットが知りたい人、東京都で暮らしている人も、そうでない人も参考にどうぞ。

 

公営住宅の設備は最低限

主が暮らす住宅はファミリー向けの広めの物件。

築年数は古めだけど、暮らす分にはそこまで不便しない。

都営住宅は、申し込む段階で部屋が決められない。

立地と、最低限の設備や間取り情報だけで申し込みをする。

そして行政から指定された部屋で確定するため、それ以上の要望は通らない。

ある意味で部屋ガチャだ。

実際に現地へ行って内覧するまでドキドキである。

主はそこまで大きな不満がない設備だったので、割とラッキーな部屋だったかもしれない。

しかしながら部屋の設備は最低限しか整っていない。

主が部屋の設備で驚いたこととしては、

・照明器具が無い

・網戸がない

・ガスコンロがない

・エアコンが設置されていない

・エアコンの通気口はあるけど、電源はひとつだけ

・トイレは電源が無くてウォシュレット設置が不可能

という状況。

まず生活に必要な最低限度の照明しかない。

あるのは風呂場とトイレの電球だけだった。

なので引っ越しの時までに照明を設置しないと搬入作業すらできないレベル。

またトイレ内に電源が無く、水道管工事が必要でウォシュレット取付が実質的に不可能。

現在はウォシュレットを諦めて、おしりふきを使っている。

でもやっぱりウォシュレットがほしいので、東京都に模様替え申請を出している。

特に一番ヤバいのは、猛暑の東京でもエアコンが標準搭載されていないこと。

これは、入居者の命に関わる。

取付工事は自由にやっても良いことになっているけど、全部自己負担となる。

マジでお金が無い人は、エアコンが買えないかもしれない。

その場合は、どうするんだろうか?

図書館に入り浸るしかないぞ。

その他に網戸が無いけど、主は買わないからさほど問題ないかなと思う。

ガスコンロがないのも想定内だけど、購入すると費用もかかるので悩ましい。

その他、設備について聞きたいことあったらコメント欄へどうぞ。

とにかく生活保護の基準みたいに、最低限度の生活に値する設備しか標準搭載されていない。

 

公営住宅入居は意外と金がかかる

というわけで、生活の基盤となる照明やエアコンの購入が自腹で必須なのは、全然知らなかったのでビックリした。

主は仕方なく全部屋に自腹でLED照明を取り付け、エアコンを2台分購入した。

三菱の霧ヶ峰(標準工事込み)を楽天市場で2台導入し、追加工事費用で3万円程支払った。

一応、エアコンの設置は自由にやっても良い事になっている。

なるべく設備や引っ越し業者の費用を安くなるように色々と手を尽くした。

それでも入居までにトータルで初期費用を30万円くらい使ったと思う。

内訳としては

・入居の保証金

・引っ越し業者

・エアコン2台

・LED照明4台

・ガスコンロと接続ホース購入

など。

その他細かい雑費もいろいろあったと思う。

本来民間不動産なら、エアコンなどが標準搭載されていて、設備が故障すれば大家さんが直してくれるもの。

でも東京都は最低限の設備しか用意していないから、自分で必要な家電を購入する。

また自分の家電は自分で後始末しなくちゃいけない。

修理や買い替えも自己負担だし、退去するときは撤去して原状回復に務める必要がある。

もちろん鍵交換も必要なら自腹でやる。

短期間で退去する場合も、畳の交換費用が必要になるらしいので注意。

10年くらい暮らせば、あらゆる設備は減価償却の兼ね合いで、価値がなくなるから自己負担もほぼなし。

短期間での退去は費用負担がいろいろあるかもしれないので気をつけてほしい。

 

設備の修繕などは対応が迅速

また通話可能なインターホンを搭載したい場合、65歳以上なら東京都が予算で取り付けてくれるらしい。

たぶん詐欺防止だけど、高齢者の方が設備が優遇される。

チェーンロックなども、使いやすいものに交換して貰えたという住人もいる。

基本的に東京都の修繕対応は迅速で、不具合は電話一本ですぐに対応してくれる。

公費で運営されるから、民間よりも予算があり対応は良いかもしれない。

主の自宅で発生した洗濯機の排水つまりも緊急で当日対応してもらえた。

もちろん自己負担なしで公費から修理してもらった。

今は問題なく利用できる。

集合住宅の構造上、どこかで排水が詰まると、他の部屋の漏水に繋がる可能性もある。

設備を大事にしながら、ルールを守って利用しなくてはいけない。

というわけで、都営住宅は税金の恩恵が受けられるのでお得。

都民の一般の皆様が納めてくれた税金で、家を確保して生きることができるのだ。

中でも、とにかく東京都に自己主張や要求がしっかり出来る人が強い。

ただし都営住宅入居は、まとまった金が必要になる。

本当にお金が無くてジリ貧になってしまうよりも、まだ生活に余裕があるタイミングで都営住宅に引っ越した方が良い。

これはかなり重要。

結論として、都営住宅の入居は意外と金がかかる。

これはJKK東京の窓口の人も言ってたくらい。

 

入居時の不具合

入居時の不具合と気になった点については

・洗濯用の排水溝が詰まっていて溢れて脱衣所がいきなり浸水した

・ドアのチャイムが古いタイプで最初から壊れていた

・水回りのペンキがはがれやすく、すぐにぶよぶよになる

・一部ベタベタする箇所がある

・ほぼ壁がコンクリートなので、画鋲が刺さらない

などがある。

悪いところは初期不良だから、すぐに問い合わせて直してもらったほうが良い。

 

公営住宅のメリット

一方で悪くなかったところは

・思ったよりもきれい

・建物が頑丈なコンクリートで、思ったよりも騒音が気にならない

・火災報知器が標準搭載

・ゴミが24時間出し放題(最大のメリット)

・インターネットが簡単に開通できる

ことだろうか。

実際に内覧した部屋は想像を超えるほどにキレイ。

設備は最低限だけど、状態は良かった。

思った以上にキレイに掃除されていて、リフォーム済みだった。

特に室内洗濯機置き場があったのは助かった。

水道の蛇口が思ったより低かったけど、ドラム式洗濯乾燥機もぴったり収まってくれた。

思ったより周囲からの騒音が響かないのもグッド。

あまり他人と触れたくない人も、そこまで悪くない環境かもしれない。

 

NHKが強制加入の場合あり

住宅設備も最新ではないけど、インターネットやドラム式洗濯乾燥機が普通に使える環境なので有り難い。

またBS端子が搭載されているので、専用の機器があれば衛星放送用のNHK受信契約が必要。

NHK受信料を払いたくない人は注意だ。

地域によって、加入が必須なサービスがある。

例えば、ケーブルテレビなど(多摩地域)。

内装をよく見ると、あちこち配管がむき出しだったりする。(見栄えが悪い)

民間不動産の方が見た目はオシャレですっきりしている印象だ。

壁の塗装など細かい設備がチープな見た目で公営住宅っぽさ全開。

安い都営住宅だから不満は無いけど、全体的に安っぽさ、公営っぽさがぬぐえない。

ただし風呂釜がバランス釜じゃなかったのが有り難い。

申し込む時、室内洗濯機置き場と電気湯沸かし器をNGと伝えておいた。

これが配慮されたのかは不明。

基本的な設備は、住宅次第なので当選するまでわからないからドキドキ。

 

ゴミ出し放題

またゴミ出しが24時間出し放題だった。

個人的に公営住宅最大のメリットだと思う。

曜日に関係なく、いつでもゴミが出せるのだ。

粗大ゴミ以外、種類に関係なくゴミが好きな時に出せるのは天国。

部屋を常にキレイな状態にしておける。

ゴミ出しだけなら、以前の物件よりも満足度が高い。

ゴミ捨て場もキレイに保たれているので、住民の民度は意外と高いかもしれない。

 

自治会参加

ただし自治会の加入は強制。

東京都から加入を義務付けられている。

自治会費と一緒に共益費が徴収されるからだ。

共有部分の電気代、水道代、その他業者依頼の草むしりなど必要経費が含まれる。

共益費は家賃の一部だと思って支払う必要があるわけだ。

でも住人が団地でやることは意外と少ない。

主の暮らす都営住宅のルールでは

・月1回の簡単な掃除参加

・たまに開催される総会の参加

くらいである。

団地に入居したら、草むしりとか、早朝のゴミ出し当番とか、自治会の面倒な飲み会があるかと思った。

昔はあったらしいけど、高齢者が増えたため見直したとのこと。

共益費から業者に依頼してゴミ出し、草むしりなどが免除されるようになったらしい。

もちろん何かしらの役員になれば、多少忙しくなる。順番で回ってくるから避けられない。

今後、主が発狂するほどの面倒な展開が訪れるかもしれないだろう。

一応、役員やら当番が回ってくることは覚悟している。

安い家賃のためには仕方ない。

 

地域とのコミュニケーション

公営住宅の住環境は、個人の性格と運次第だ。

基本的に、そこまで面倒な人は多くない印象。

これも住宅次第だろうか。

ある程度コミュニケーションを取って、近隣の住民に挨拶を交わしておけば問題ないと思う。

騒音とかで文句言ってくる人もいないし、周辺環境もどちらかといえば治安が良い。

とりあえず都営住宅の中でYouTube撮影をしていても、うるさいと注意されたことは今のところないのが救い。

下の住民に聞いたところ、洗濯機の騒音もそこまで気にならないとのこと。

また街は思ったよりも静かで暗い雰囲気がある。

個人的には人が多い都心で暮らすよりも快適だ。

隣人ガチャも特に問題なさそうだったので、わりと当たり物件だったかもしれない。

引っ越しで重要なことは、周囲にヤバい人がいないこと。

どちらかと言えば、公営住宅には他人とコミュニケーションを取りたくない人が多い。

高齢者の住民が多くて、行事に参加しない人も多い。

もちろんルールや行事参加は、参加する自治会次第。

 

熱供給

最大のデメリットを上げるなら給湯システム。

主の場合、給湯システムで熱供給サービスの利用が必須だった。

これが、かなり盲点だった。

熱供給とは、ゴミ処理場で燃やした熱で沸かしたお湯を利用するエコっぽいサービス。

特定地域、特定の住宅が利用しているため、給湯の利用には熱供給が強制的に必要になる。

熱供給の基本料が高額なので、けっこう住民から怒りの声が上がったりする。

基本料金と従量料金を支払うが、使用量が少なくても基本料金が変動しないから負担が大きい。

公共料金として高額すぎる基本料金に震える。

利用しないとお湯が使えないし、ガスで沸かすこともできない。

ガスや灯油で給湯するのと、どちらが安いのかという勝負である。

ちなみに熱供給は、基本料金が高いから利権の塊と言われている。

安定して儲けられる仕組みで、特定地域の給湯システムを独占しているから、値上げしても住民は応じるしかない。

主にとって公営住宅申し込み最大の盲点だった。

熱供給は給湯の利用だけじゃなく、空調や暖房で利用されていると、部屋の広さに応じて高額な料金になる。

しかも料金の支払いにクレカが使えない。

銀行引き落としのみというアナログ体制である。

一応、家賃も銀行引き落としに対応している。

慣れれば便利なサービスかもしれない。

ちなみに熱供給の営業所の従業員は、かなり低姿勢な人が多い。

独占インフラだけど、思ったほど高圧的で偉そうな感じはなかった。

 

火災保険

ちなみに火災保険の加入は任意。

自由に加入できるが、申し込んでいない住人が多いとのこと。

電話で窓口に問い合わせると、火災保険に加入したい人は自分で自由に加入してくれとのこと。

ただし全体的には、加入していない住人の方が多いと聞いた。

それで良いのか…?と思った。

都営住宅での火災保険加入義務など、詳細について聞きたくて問い合わせもした時。

 

「え?火災保険をかけるんですか!?」

 

都営住宅の問い合わせ窓口に電話で聞いたら、このような反応を示した。

都営住宅は、東京都が建物などに保険をかけているから、あえて火災保険に加入しなくても良いと言われた。

もし災害で建物が倒壊するなど、不測の事態に陥っても公共の住宅だから大丈夫と言われた。

どうしても心配なら家財保険だけでも良いと言われた。

賃貸の場合は、火災保険をかけずに部屋ごとに家財保険だけ加入するパターンになる。

たぶん、担当はそういう意味で言ってたんだと思う。

貰ったパンフレットには、火災によって家財が失われたり、他の住宅に迷惑をかけてしまわないように保険をかけることも検討してくださいと書いてある。

これは、類焼損害保険のこと。

主は、こうした対策について聞いておきたかっただけ。

建物は保険に加入していても、賃貸住宅の場合は部屋ごとのトラブルに対応していないのではという疑問があった。

担当は、そのあたりのことはよくわかりません。

でも建物に保険がかけてあるから大丈夫のはずですと言っていた。

どうしても心配なら別の部署に聞いてほしいとのこと。

たぶん主が聞きたい事と窓口の人の受け取り方がズレている。

個人賠償保険の必要性とか、東京都に賠償しなきゃいけないケースへの対策とか相談しておきたかった。

 

『あ、これ話にならないパターンだな。。。』

 

と思ったり。

じゃあこっちで調べる。

「あなたも火災保険についての問い合わせに対応できるように勉強した方が良いと思います。(余計なお世話)」

 

と担当に言えば、

 

「火災保険は、私の担当分野じゃないので!!!」

 

と学ぶ姿勢ゼロな対応で終わった。

まぁ、専門外の人に言っても余計なお世話だったと反省している。

さすがお役所仕事だなと思った。

だけど、なんのための疑問に答える窓口だよと思ったりもする。

一応、都営住宅に入居する際には火災保険未加入の家庭が多いらしいので注意。

類焼損害があれば、自分が火元で他人に迷惑をかけた場合の賠償に対応できる。

また個人賠償責任保険なら、自分の部屋での漏水などで他の部屋に迷惑をかけた時の賠償に対応できる。

ただし自転車保険に入っていれば加入しなくても良いケースもある。

すでに加入して場合もあるので確認しよう。

あと家財保険。

大事な持ち物を守るための保険なので、最低限で良いとは思う。

 

まとめ

都営住宅の設備や住人は、当選して現地にいってみないとわからない。

大抵は運次第だ。

基本的に都営住宅の設備は最低限過ぎる。

民間の賃貸住宅に比べて、設備が全然揃っていない。エアコン、照明、ガスコンロなど必要な設備は自腹で揃える必要がある。

また入居には、保証金も必要。

公営住宅で生活をスタートさせるためには、意外と金がかかるのだ。

家賃は安いので、初期投資と思って割り切るべき。

主の場合、24時間ゴミ出し放題なのが最大のメリットだった。

また自治会への参加は強制。

共益費の支払いが必要なので、ある程度は覚悟して参加しよう。

自治会の熱量も所属する自治会次第。

主のところは消極的なので助かった。

強制草むしりクエストなどは、業者依頼なので住民はやらない。

周辺のお世話になる住人への挨拶だけは徹底しておくだけでOK。

地域や物件によって必要な必要も変わってくる。

・ケーブルテレビ

・BS端子搭載でNHK衛星契約

・熱供給

など。

罰ゲームに成り得る盲点もあるので注意しよう。

というわけで、都営住宅の入居に興味がある人は参考にどうぞ。

 

 

本日の記事は以上となります。

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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。

迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。

グッドラック!

 

 

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