プロ野球界で大きな話題となった、メジャーリーグからソフトバンクホークスへ移籍した上沢投手の件。
日ハム復帰が既定路線と思われた中での電撃移籍に、多くのファンが驚いた。
しかも、日本ハムと同じリーグのライバル球団への移籍ということで、新庄監督が苦言を呈した。
その発言が物議を醸しており、NPBの選手会まで巻き込んだ議論に発展している。
改めて、この件についてプロ野球ファンが語る。
産経新聞より
参照記事:「選手批判やめましょう」NPBに要望 上沢の日本復帰巡る新庄監督の発言で選手会
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が那覇市で行われ、選手会が選手批判の自粛を要望した。
ポスティングで米大リーグに移籍した選手が日本球界に復帰する際、関係者の発言が誹謗中傷につながる可能性があると指摘した。
日本ハムの新庄剛志監督が、ソフトバンクに入団した上沢直之投手の決断を「すごく悲しい」と発言したことが問題視された。
選手会の森忠仁事務局長は「制度上、問題はない。影響力のある人物の発言は誹謗中傷につながる」と述べた。
選手会はまた、来年3月のWBC開催に伴い、来季の開幕を1週間遅らせることを改めて要望した。
新庄監督の発言は本当に誹謗中傷なのか?
この問題、女性週刊誌でも取り上げられるとは意外だ。
新庄監督が苦言を呈したことが、誹謗中傷につながるのではないかと選手会側が声を上げた。
ルール通りに契約しているのだから、NPBは新庄監督の発言に対して注意すべきだという意見もある。
個人的に、上沢投手の行動が「あり」かどうかで言えば、当然「あり」。
ルール違反をしていない以上、何の問題もない。
新庄監督の温かく送り出した気持ちは理解できるが、プロ野球はビジネスであり、契約とは別問題だ。
新庄監督としては、上沢投手の成功を願い、夢を応援していた。
しかし、チームにとっては大きな戦力ダウンになる。
それでも送り出したのに、1年で帰国して他球団へ移籍したのはショックだったのだろう。
その気持ちは理解できるが、SNSのフォローを外すというのは少しやりすぎに感じた。
新庄監督の指導スタイルと厳しさ
新庄監督は12球団の監督で一番厳しい監督だと思う。
もちろん、怒鳴ったり殴ったりする体育会系の陰湿指導者とは別物だ。
自主的に考えて、のびのびとプレーさせるスタイルは評価できる。
ただし、選手が自分で考えて取り組んだ結果が出なければ、指導に従わせるスタイル。
「ほらね、ダメだったじゃん?結果が出なかったんだから言うこと聞こうね」
基本的に監督は直接指導せず、意図を読み取ったコーチ陣の指導方針に任せる。
選手が自主的に取り組んだ後に、現実を痛感させて指導方針を納得させる手法だ。
結果を出せば、それ以上は文句を言わない。
平等にアピールするチャンスは与えるが、伸びしろがないと判断された選手は容赦なく切り捨てる。
野球で飯を食うハングリー精神、やる気が感じられない選手もバッサリ切り捨てる。
アメリカでレギュラーを狙う猛者たちとプレーした新庄監督ならではの視点。
ある意味で極端な贔屓をせず、冷静かつ非情な采配をする監督で、一般的にはストイックな超厳しい上司。
若くてスター候補だった吉田輝星投手を放出したのも、他球団のほうが再生できると判断したのかもしれない。
ファン目線ではありがたい監督だが、選手目線だとかなり厳しい上司だろう。
日本ハムの球団方針と上沢投手の決断
新庄監督自身もFA権を行使して堂々とメジャーへ行った過去がある。
だからこそ、上沢投手のポスティング移籍に思うところがあったのかもしれない。
しかし、ポスティング制度を認めるかどうかは球団の権利。
ポスティング前の約束がどうなっていたのかも、球団と選手間の問題。
日本ハムは「トレード」や「ノンテンダー」という形で功労者をあっさりと移籍させたり解雇してきた。
スター選手の西川遥輝選手や秋吉亮投手もノンテンダーで放出された。
チームの方針として、年齢や成績によってドライに判断する傾向がある。
こうした環境を見て、上沢投手が日本ハムでキャリアを続けることに不安を抱いたのも当然だろう。
ソフトバンクホークスは待遇が良く、セカンドキャリアのサポートも手厚い。
日ハム復帰による北海道での仕事のメリットと比較し、ホークスの方が将来性があると判断したのではないか。
むしろ、彼の決断はプロとして当然のものだったと思う。
まとめ
新庄監督の発言が波紋を呼んでいるが、上沢投手の行動はルールの範囲内であり、何も問題はない。
熱い気持ちで接してきた監督ががっかりする気持ちもわかる。
優勝するために必要だと評価していた選手が、同じリーグのライバルになるのは辛いものがある。
しかし、上沢投手の判断は否定されるものではない。
日本ハムはこれまでも功労者をあっさりと放出してきた球団であり、上沢投手が不安を感じるのは当然だった。
より良い待遇を求めてホークスに移籍したのは、プロとして正しい判断だったと言える。
日本のプロ野球は帰属意識が強く、移籍が感情論で批判される傾向がある。
しかし、アメリカのスポーツでは移籍はごく当たり前のこと。
プロ野球界も、よりビジネスとしての側面を受け入れるべきではないか。
新庄監督は、上司としては超厳しいが、ファン目線では面白い監督。
批判されても、新庄監督のことは嫌いになれない。
各球団とも、今年のペナントを全力で頑張ってほしい。
本日の記事は以上となります。
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