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愛知中央美容専門学校が突然の閉校をする件について元美容院経営者が戯れ言を語る

 

 

 

愛知県の美容師専門学校が突然の閉校を決めて話題になった。

美容師になりたい学生のための専門学校であり、美容師の国家資格合格を目指して、次世代の美容師を育成する教育機関でもある。

4月に新入生を迎え入れたばかりのタイミングで、突然の閉校を発表して物議を醸した。

学生は、専門学校の卒業見込みがなければ国家資格の受験すらできない。

在学中に学校が閉校することで、美容師になるためのルートに黄色信号が灯ったと言える。

授業料など多額の金を支払っていた保護者にも大ダメージ。

この件について、元美容院経営者であり美容専門学生だった主が戯れ言を語る。

参照記事:突然の美容学校閉校、他の14校が生徒受け入れ意向 愛知県も支援へ 朝日新聞デジタルより

 

被害者に思うこと

とにかく在校生の次の受け入れ先が早く決まることを祈る。

仲良くなった学友と突然離れ離れになってしまうことは残念だろう。

早く新しい環境に溶け込んで、美容師になる夢を継続してほしい。

また子供を預けていた親御さんにとって、不安になる突然の閉校問題。

支払ったお金が弁済される、もしくは追加負担なく子供の夢を後押し出来るようにしてほしい。

子供を安心して任せることができる学校に受け入れてもらえることを祈る。

 

はれのひ事件

この件では、親会社の破綻による資金繰りの悪化が閉校の理由だとのこと。

でも、破綻すると分かっていながら新入生を募集して金を集めていたのなら悪質。

金を集めるだけ集めて持ち逃げしたのなら詐欺行為にも似た話だろう。

金を持ち逃げした着物レンタル「はれのひ」と同じような手口ともいえる。

成人式を迎える家庭から予約を受けて先に金を集める。

そして成人式当日に営業停止して集めた金と共に跡形もなく消える。

あの事件を思い出した。

新入生を募集せずに、在校生を卒業まで面倒を見たうえで、責任を持って閉校するべきだったと思う。

どうしても突然の閉校をしなくてはいけないなら、近隣の美容学校への受け入れ先を用意しておくべきだった。

本当に経営がキツイのであれば、早い段階で破綻の可能性も読めたはず。

ギリギリまで出資してくれるスポンサーを探していたとのことだが、今年の新入生がたくさん入学することも期待していたのかもしれない。

でも思ったよりも集まらなくてオワコンになってしまったパターンと察する。

 

美容師専門学校の経営

他社報道によると、在校生は昼間制が26人、通信制が60人とのこと。

美容科の昼間制定員は40人なので、大幅な定員割れを起こしている。

在校生が全学年合わせてだとしたら、そりゃ運営が無理だよねって話。

むしろ40人程度の定員で今までよくやってこれたなと思う。

特に通信制の学費は安いので、昼間制の生徒が集まらないとキツイはず。

美容学校を運営している母体の資金力の重要さも改めて感じた。

美容学校を選ぶ際に、経営状況も重視すべき時代になったのかもしれない。

ちなみに主は、高校卒業後に都内の某美容専門学校に入学して国家資格を取得した。

主が通っていた学校の運営会社は、国内某大手化粧品会社。

申し分ないほどの資金力を誇り、絶対潰れることがないであろう有名企業だ。

今思えば、心強い存在だったと思う。

主の世代も少子化が加速している時代だったので生徒は少なめ。

1学年で昼間制200人の定員に対して、100名を割り込むほどの生徒数しか入学しなかった。

これでちゃんと経営して行けるのか疑問に思ったほど、当時も生徒は少なかった。

現代の美容学校は、本当に生徒集めが大変だろう。

☑美容学校として様々な魅力を発信し、生徒が楽しく学べる取り組みを頑張って集客している。

もはや学生は教育をするための生徒ではなく、企業が生き残るためのお客様。

どこも頑張って生徒を集め、美容専門学校を運営しているのだ。

現代は少子化で子供の数も減りつつ、美容師になりたい子供も減っている。

美容師は激務薄給で割に合わない仕事だから、Z世代の子供達には魅力的に映らないのかもしれない。

美容業界も衰退産業なので儲からない。

なので主は、美容師になることをおすすめしていない。

正直、美容専門学校どころか、業界がオワコンになりつつある。

 

公立の美容師専門学校

そんな美容専門学校の問題点は、公立の専門学校や大学がないこと。

美容師は、国家資格なのに行政主体の学校が無い。

民間企業が営利目的で運営されているパターンしかないのだ。

基本的に厚生労働省が認可した私立学校が美容師の養成機関になる。

認可を受けた学校だけが国家試験の受験資格がもらえるわけだ。

本来ならば、厚労省が認可している学校が破綻したのだから、国が税金を投入してでも親や生徒を救済すべき案件である。

なので厚労省が積極的に閉校問題に関与してこないことも、どうかと思ったりする。

自治体任せにしないで、国として助け舟を出してほしい問題だ。

今後も運営がきびしくなった美容専門学校の破綻も増えてくるはず。

巨大資本の親会社がバックについていないと運営が厳しい学校が多くなるだろう。

大手が運営していても、メリットがないと判断されれば事業撤退で閉校になる可能性もある。

 

美容師資格が取れる大学

業界は、美容師が増えすぎたせいで店舗数も過剰。

価格競争が激しくなって低価格化が進み、業界の衰退も発生している。

だけど美容師が国家資格である以上、社会にとって必要な仕事。

美容学校が潰れると美容師のなり手がいなくなる。

なので公立の養成機関を用意しておくべきだ。

できたら美容師資格を取得できる公立大学の設置もしてほしい。

美容専門学校は、高卒と同じ。

美容師を辞めたらつぶしが利かないので、大学で学べる専攻科目も用意してほしい。

美容師免許と大卒資格を同時に取得できる教育機関を行政主体で用意すべきである。

専門学校として美容師資格だけを取得させる教育は、少子化の現代社会だと限界点まできているのかもしれない。

新たな被害者を生まないためにも、厚労省が中心となって、美容専門学校の見直しを進めてほしい。

 

まとめ

結果的に、多くの学校が生徒の受け入れに手を上げてくれたのはよかった。

他美容学校も、この件で名前を売っておけば来年以降の学生確保に繋がる。

新しく受け入れる学生さんの学費を減免したとしても、報道で名前が取り上げられれば大きな宣伝になるので安い。

学生も今から新しい環境に飛び込んでいくことは怖いと思う。  

中には、家庭の事情や精神的な理由で美容師の道を諦めてしまう生徒もいるかもしれない。

でも、せっかく美容師の道を選んだ若い学生さんには資格取得まで頑張ってほしいところ。

親元を離れて暮らしている学生さんは引っ越しなど、余計な労力や金がかかる可能性もある。

なので、できるだけ保護者に追加負担の無い形で救済されることを祈る。

国としては、新たな被害者を生まないためにも、公立の美容師養成機関を用意しても良いと思う。

民間美容学校の閉校など、いざという時の受け皿として用意できたらベスト。

美容師が大卒資格を取得できるような公立大学の専門課程があっても面白い。

厚労省が主体となって、美容師業界に新しい風を巻き起こしてほしいと願う。

 

本日の記事は以上となります。

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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。

迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。

グッドラック!

 

 

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