主の本職である美容室ネタ。
690円でカットをする店が話題となっている。
これは時間限定のサービスだけど、低価格店として注目されている
この件について元美容院経営者かつフリーターの主が戯れ言を語る。
テレ朝ニュースより要約
参照記事:690円カット美容室が全国拡大 平日タイムサービス順番待ち 物価高も工夫で価格維持【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2024年8月27日)[テレ朝news]
690円カット美容室が全国拡大し、平日のタイムサービスでは順番待ちが発生しているという内容。
記事によれば、物価高騰の中でも、工夫を凝らして価格を維持している。ヘアサロンIWASAKI(東京自由が丘店)では、平日午前10時から12時のタイムサービスでカットが690円(税抜き)だ。
時間短縮技術として、一般のサロンの3分の1の時間でカットを提供しており、カット専門で会計を含めて20分以内で終了する。
また、動画マニュアルを利用した新人教育で育成コストを削減している。
さらに、ネックペーパーの使用開始により洗濯コストを削減するなど、さまざまなコスト削減策が取られている。
全国で1000店舗を超え、4月以降に50店舗が新規出店されている。
別の例では、チョキペタ(成増店)ではカット1430円、カラー2640円(税抜き)といった料金設定で、主に40代以上の女性をターゲットにしている。
スーパー近隣に出店し、オートシャンプーを導入して美容師の回転率を向上させている。
また、セルフブローやセルフレジを導入し、顧客の負担を軽減している。
2024年1月から4月までの美容室の倒産件数は46件で、過去10年で最多となっている。
光熱費や人件費の上昇が影響要因となっているが、顧客からは「非常に安い」「待ち時間を利用できる」との満足の声が寄せられている。
激安料金美容室は時間短縮やコスト削減の工夫を通じて物価高の影響を乗り越えながら業績を伸ばしており、顧客のニーズに応えることで競争が激化する美容業界でも生き残りを図っている。
激安カット店
690円カットの美容室が特集されていた。
イワサキでは何年も前からこのサービスが提供されており、いつでも来られる暇人のジジババが混雑する時間帯や土日に来ないようにしている側面もある。
来店客が少ない時間を限定して安い価格を設定しているため、平日の昼間にジジババが来店し、土日にしか来られない人たちの混雑緩和に繋がっている。
客を分散して来てもらうことで待ち時間を緩和し、結果的に顧客満足度が高くなっている。
しかし、常に690円でカットを提供しているわけではなく、この価格では店の収益性が非常に低くなる。
1時間で3人程度しかカットできないため、売り上げは2100円程度にしかならず、こんな収益性では店が成り立つはずがない。
1時間に7~8人をこなさないと、収益性は微妙だ。
だからこそ、時間帯を限定して提供しているのだ。
カット専門店の客層
690円カットは手間と時間がかからない客、例えばハゲ、丸刈り、ツーブロック、前髪だけを切る客が歓迎される。
一方、たくさん切るし、こだわりが強く、要望が多い時間泥棒な客は罰ゲームだ。
物価高騰に関係なく、美容室業界はもともと厳しい状況にある。
物価高によって潰れることは少なく、むしろ純粋に儲からなくて潰れるケースが圧倒的だ。
個人経営の美容室は後継者不足も影響している。
業界の問題点
低価格店は特に薄利多売が前提で、人件費を最低限まで抑えて数多くの客をこなす必要がある。
そこから利益を生み出すのは体力的にも厳しく、技術力や対応力、判断力、速度が求められる。
低価格店は倒産しやすいが、業界の最大の問題は美容師の供給過多と儲からない構造にある。
結局、客が美容室にお金をかけずに節約しようとする文化が定着し、激安店にクオリティを求める客が増えるのも問題だ。
690円カットのような低価格サービスが業界の低価格化を招くきっかけとなるだろう。
カット専門店の求人
実際、主はイワサキで勤務したことはないが、薄利多売のシステムが過酷だと感じている。
また、会社が従業員にバリカンや制服、ハサミを購入させるブラック体質の店もある。
イワサキさんでも、バリカンを購入させられるという話も聞いた。
こんな状況でよく人材確保ができていると感心するが、会社の悪口を言うつもりはない。
低価格店はプライベートな時間を捻出しやすいメリットもあり、予約指名制度や歩合を稼ぐための営業活動で疲弊しない良さもある。
それでも、690円カットはサービスしすぎであり、業界の低価格化を招くガンにもなり得る。
まとめ
ホットペッパーのクーポンが良い例だが、客が低価格に慣れてしまうと少しの値上げすら認められなくなる。
美容師がリスキリングして別業界に転職すれば、働き手が減り、一人当たりの取り分が増えて健全な価格競争が行われるようになるだろう。
美容室は供給過多と人口減少により衰退産業だ。
だから、主も無理をせず早く引退し、楽しく過ごしたいと考えている。
本日の記事は以上となります。
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