リストラを行った結果、無能な人材ばかり残って地獄になるパナソニック 退職金4000万円問題について
Yahoo!ニュースを見ていたらパナソニックが早期退職プログラムの一環として
最大4000万円を上限に早期退職で割増退職金を支給するという報道が話題になっている。対象年齢は勤続10年以上かつ59歳10か月までの社員で管理職や組合員も含まれるという。希望者には再就職支援や次の仕事が決まるまでの転職に必要な休暇も貰えるとのこと。
パナソニック側はあくまで人員整理ではないとしながらも事実上のリストラといえよう。
原文記事:パナソニック「退職金4000万円上乗せ」で50歳標的の壮絶リストラ【スクープ】
という見出しで話を進めているので興味あればぜひ読んでほしい。
10月に、パナソニックは持ち株会社体制への移行を踏まえた組織再編を実施する。
6月末に社長に就任する楠見雄規氏率いる新体制が本格始動するのだ。
その直前のタイミングで、パナソニックが大規模リストラに着手することが分かった。
というわけで今回は大企業からほど遠い元自営業で零細企業勤務の美容師がパナソニックの退職金問題について語ってみようと思う。
僕の個人的見解で妄想や偏見も大いにある。
よかったらそんな戯れ言に付き合ってもらえたら嬉しい。
ぜひ僕と同じように
・不安定な接客業やサービス業で働く人
・節約に励む既婚者や子育て世帯の方
にも読んでもらえると、これからの働き方の参考になると思う。
・キャリアアップをしていくべきか?
・会社に依存して生きていくか?
これからを生きる上でどのように行動していくべきか?
また仕事についてどう向き合うべきなのか今一度考えてみよう!
ブログの結論
先にお伝えすると、僕は一生懸命仕事をしたくないから基本的にはキャリアアップしたい願望も、会社にしがみついて生きる選択肢も無い。
だからみなさんがどういう生き方を選ぶとしても自由で良いと思う。
好きにしてほしい。
だけど働きたくない願望をかなえるならキャリアアップして稼いで早く引退した方がベストだとは思う。
長く働きたい人は働けばいいし、仕事をしたくない人は仕事をしなくても生きられるようになるにはどうすれば良いのかについてをパナソニック退職金問題から見ることができた。
そんなことをアタマ入れて、この先の記事を読んでほしい。
最大4000万円貰える人は少ない?
まず最初にお伝えしたいのだけれど、パナソニックで最大額をもらって早期退職ができる対象者は少ないのではと思う。
それなりの年数を勤務して在籍していた社員が満額4000万円になるので、ほとんどの社員はそれ以下になるだろう。
あくまで満額貰える前提で話は進めているけどご容赦願いたい。
あと税金の問題に関してもスルーしている。
あくまで満額4000万円きっちり非課税でもらった場合の話をしているので誤解のないようにだけしていただきたい。
リストラ
話を戻すけど、実は日本の制度では社員を強制的に解雇すること(リストラ)は簡単にできない。それは労働基準法って法律で労働者が守られているからだ。
基本的に一度雇った人間を解雇しようと思ったら社員どころか大学生のアルバイトやパートのおばちゃんすら簡単にはクビにできない。
それでも解雇をしようとしたら必要な手続きを行い、多額の金を支払う覚悟が必要になる。
今回のパナソニックは解雇ができない制度に則って希望退職者を募るという形で多額の金を退職金に上乗せして人員整理をしようとする狙いがある。
パナソニックに限らず終身雇用は厳しい?
とはいえ、こういうニュースを見ると「リストラだ!」とか「社員に冷たい!」とか「ありえない!」って会社を非難する声が上がってくる。
それはパナソニックに限らず、どこの企業でも人員整理の話が出れば風当たりは強くなるように感じる。
とはいえ先ほども述べたようにリストラって法律の問題で簡単にはできない。
だから企業にとっては本当に苦肉の策で最終手段なんだ。
ある程度は会社が社員を守れるのが理想だと思うけど大企業でも先の未来も含めて経営が苦しくなってくると人員整理も必要になる。
とはいえ中小零細企業だと退職金どころかボーナス支給もほぼなく簡単に倒産して社員が路頭に迷うなんてこともある。
だから大企業の対応はかなりマシともいえる。
今の時代は大企業ですら終身雇用を維持するのは厳しいとも言われていて、トヨタ自動車すらも終身雇用の限界について述べている。
結局は会社の成長が続いていくことが前提なので、終身雇用と年功序列による青天井の昇給をずっと続けていくのには限界があるだろう。
今回パナソニックが行おうとしていることは、定年が近い仕事力が落ちた社員に早々と辞めてもらいたい意図が見える。
給料から天引きして積み立てた退職金に色を付けて弾んでやるくらいの利益があるうちに改革を行いたいということだ。
これはパナソニックに限らず大手ではよくあることだ。
民間の中小零細では金が無いから、そこまでできずにパワハラや人事異動で窓際に追いやって自主的に社員に辞めさせる方向で解決する。
優秀な人間は金貰って辞める
この件ではパナソニックの人員整理で社員をリストラしたい暗いニュースのように感じるかもしれないけど、実は全然逆で社員にとってはチャンスと言える制度である。
まず前向きに考える優秀な人材はパナソニックという超一流大手上場企業で勤務した実績を引っ提げて他社へ転職しようと活動する。
中には他社からスカウトされてあっさり就職できるような人材もいる。
また独立して起業する人もいるだろう。
その場合はパナソニックから仕事をもらったり、パナソニックでの仕事で得たコネクションを活かして仕事をもらえる可能性がある。
なので大きなコネクションをたくさん持っている優秀な社員は起業も視野に入れるはずだ。
そんな人は通常よりも貰える割増退職金を貰って、より良い条件での転職を成功させて、さらなるキャリアアップを図っていくだろう。
つまり他社からも需要がある若くて優秀な人材ほど流出しやすい。
パナソニックも転職支援で特別休暇を与えたり転職の支援をするそうだ。
だから前向きに捉えたら、パナソニックもかなりセカンドキャリアを後押ししてくれる。
一般企業だと、なかなかそこまではしてくれないのではないだろうか。
無能が残る
一方で、逆に言えばパナソニックには無能が残るとも言える。
他社からも需要が無くてスキルもなく転職が出来ずに仕事力が落ちた高齢かつ高給取りの立場ばかり偉くなった無能社員が会社に取り残される。
パナソニック側はそんなことは承知の上で今回のリストラ策に踏み切っていると思うけど、少しでも高給取りの無能を追い出せればって覚悟で制度を推し進めると思う。
とはいえ会社に仕事力が落ちて、立場と要求だけは一丁前な社員が溢れたら残された社員の働く環境は劣悪になって会社としての成長も落ちるのではないかと考えたりもするけど、日産自動車がゴーン政権時代に大量リストラで復活した過去を考えると、リストラそのものは必ずしも悪ではないのかなとも思う。
重要なのはリストラそのものよりも優秀な人材の確保と適材適所の人員配置であって、不要な人材は適当に生きていけるように国がサポートすること。
大手企業の業績アップで税収が増えて国が潤って生活保護費やベーシックインカム導入の予算が増えるのであれば、僕は仕事力や生産性が落ちた人材にはドロップアウトしてもらった方がベストじゃないかなと思う。
省エネモードで生きている人はリタイアできる
これは憶測だけど、結果的に若くて行動力があって会社の未来を担う人材は辞める。
逆に定年までのフルローンを組んで退職金やボーナスをアテにして家や車を購入している社員、子供の教育費など金がかかる時期に差し掛かった社員は辞めることが出来ないだろう。
今回のパナソニックの制度では多額の退職金が貰えるとしてもせいぜい4000万円。
パナソニックの社員にとっては年収ベースで1000万円~1500万円くらいあるそうだから数年分の年収でしかない。
60手前の社員じゃない限りは、必死で会社にしがみついた方が得ともいえる。
定年退職できる年齢まで絶対に辞めたくない社員は生活コストが高くて生活水準を下げることができない。
例えば子供が私立の学校に通っているとか、タワマンをローンで購入してしまっているなど。
その場合は立地も地価が高いエリアに住んでいたりする。
教育費もかければ青天井でキリがない。
こういう社員は絶対に会社にしがみつきたいはずだろう。
会社からもらう給料には住宅手当などもあるだろうからなおさらだ。
もらっている年収に応じて生活コストを上げてしまった社員は何もできない。
給料を全部使い切る勢いで高水準の暮らしをしている人にとっては、生活費が高すぎてお金がいくらあっても足りないってわけだ。
こういう人は会社に残り続ける。
一方で僕なら年間200万円あれば生活ができる自信がある。
適当な地方都市で必要な時だけ車を借りて生活すれば節約生活は余裕でできる。
こだわらない人なら低水準の生活費でも楽しく余裕で生活は可能だから4000万円で20年近くは暮らせる。
50歳の社員だったら年金2000万円不足問題も解決だ。
年金支給が70歳になったとしても食いつなげるから早期リタイアも可能となる。
なんだったら適当に楽なバイトでもしながら生活したっていいわけだ。
つまり生活コストが安い省エネ生活ができるほどリタイアできるタイミングが早くなる。
今はインターネットが日本中どこでも利用できるしスマホだってある。
AmazonプライムやYouTubeがあれば家で映画や動画を観たりと娯楽も楽しめる。
今はゲームだって無料で遊べるし、各種便利なサブスクも多数あるから少ない予算で時間をいくらでも消費できる時代になった。
僕がパナソニックの社員で、最低限のお金しか無くても逃げ切れるお金があるなら迷わず割増退職金をもらってリタイアする。
まとめ
今回のパナソニック早期退職者への退職金割増支給制度から見えることとして
・優秀な人材は金をもらって他社へ転職したり独立してスキルアップしていく
・無能な人材は会社にしがみつくしかなくなる
という二極化が見える。
パナソニックも優秀な会社だから、優秀な人材がごっそりいなくなっても立て直して業績をさらに上げていくメドが立っているのだろうと察する。
そんな中でスキルアップしていく人は生活コストが安くて自由に行動ができるフットワークが軽い人。
例えば若くて独身の実家暮らしの青年など。
逆に会社にしがみつくしかないのは定年までローンを組んで自宅を購入した妻子抱える中年。
絶賛生活コストも高めである場合はなおさらである。
僕の考え
僕はスキルアップをすることも会社にしがみついて生きていくことも悪いとは思わない。
だけど自分の生活コストをできるだけ安くして自由に動けるようにしておいた方がこれからの時代を生きていく上では柔軟な選択ができるようになるんじゃないかと思う。
なので僕が取り組んできた節約とか生活コストを安くする方法などを自分が再確認するうえでもブログやYouTubeで発信している。
ぜひ多くの人にも共有してほしいと願う。
また僕は美容師という生き方をしているので、スキルアップは必須になる。
逆に美容師を辞めたら出来ることって何もなくなる。
そのために他にできることを増やす意味でもブログを書いたりYouTubeに取り組んでいる。
結果的に美容師の仕事にもプラスになるし、美容師以外の仕事にも繋がる可能性があるからだ。
こうして美容師の給料だけに依存するよりも、自分で稼げるようになる事で早期リタイアできる可能性が広がるので僕は取り組んでいる。
そのためには自分を縛り付ける自宅や車などは出来るだけ所有しない方が良いと思う。
そちらかと言えばミニマリストのような持たざる者が勝者ではないだろうか?
子育て世帯も子供がいると自由は聞かないけど、行政の援助などをできるだけ受けて最低限の水準で生活した方が自由度は高いと思う。
子育てや教育費は青天井なのだ。
できるだけ自分の足枷になるモノは持たない方が良いと思う。
ぜひこれからのキャリア構成を考える上でパナソニックのリストラ問題を他人事と思わずに参考にしていただくと良いのではないだろうか。
本日の記事は以上となります。
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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。
グッドラック!
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