今期覇権確定アニメ「推しの子」より誹謗中傷について改めて考える。(ネタバレ注意)
2023年春アニメの覇権確定といわれる深夜アニメ「推しの子」の描写が話題になっている。
その内容を巡って放送倫理・番組向上機構(BPO)に視聴者から通報されたりもしているようだ。
今回はアニメファンの主が話題の「推しの子」騒動について思うことを戯れ言で語る。
ネタバレを含むので注意してほしい。
放送倫理・番組向上機構(BPO)
組織名の通り、番組制作の向上や放送倫理に努める仕事をしている。
公式ホームページより寄せられた視聴者の意見を引用
【ドラマ・アニメ】
アニメで、恋愛リアリティーショーに出演した女性キャラクターが誹謗中傷を受けて自殺を図るというエピソードがあった。実際にあった出来事を想起させるもので、その出来事で自殺した女性の遺族がネット上で不快感を示したところ、一部の番組ファンから激しい誹謗中傷を受けている。制作会社や放送局は一個人が攻撃される要因を作ってしまっているのだから、何らかのアナウンスを行う必要があるのではないだろうか。
誹謗中傷は無くならない
「推しの子」の作中で登場人物が誹謗中傷をきっかけに自殺未遂をする描写がある。
もちろん大前提として誹謗中傷は悪である。
なので誹謗中傷の被害者を否定する意図は無い。
その前提で、タレントや配信者は誹謗中傷がある前提で臨むべき。
なぜなら誹謗中傷は絶対になくならないからだ。
有名人になるほど、批判コメントは想像もつかないくらいの圧倒的な数になる。
それこそ主レベルが偉そうに語れるレベルの話じゃない。
批判は想定内?
「推しの子」の題材が過去に話題になった事件と似ているのでは?という意見が出た。
「推しの子」は、YOASOBIのOPテーマが大ヒットして注目されている作品である。
原作・赤坂アカ氏と作画・横槍メンゴ氏の話題作品で集英社のヤングジャンプで連載中。
代表作はアニメ化もされた。
・かぐや様は告らせたい(赤坂アカ氏)
・クズの本懐(横槍メンゴ氏)
など多数。
原作が本誌に連載された段階で批判的な意見を寄せられるのは想定内だったのではと思う。
おそらくアニメ化するに当たっても、制作側は想定していたはず。
そのうえで僕の見解をお伝えする。
niftyニュースより記事要約
参照記事:話題のアニメ『推しの子』、誹謗中傷で自殺未遂描写が物議 (※ここで個人名などは出さない)
深夜アニメ『推しの子』(TOKYO MXなど)が、恋愛リアリティショーでの誹謗中傷で出演女優が自殺未遂する描写を放送。
現実に放送された恋愛リアリティショー(フジテレビ系)に出演していた女子プロレスラーの母が怒りを露わにした。
女子プロレスラーは、出演時の言動を巡り、SNSでの批判が激化。
2020年5月23日未明にベッドで心肺停止の状態で発見され、救急搬送されるも死亡確認。
その後、恋愛リアリティーショー番組は打ち切りになった過去がある。
「推しの子」の描写
話題になったのは、『推しの子』第6話。
主人公が出演している恋愛リアリティ番組の共演者の女子高生女優・黒川あかねが、成果が上がらず出番が少ないことを気に病んで空回りし、人気出演者をビンタして傷つけてしまうという事態に。
出演者同士は和解した一方、あかねはSNSで猛バッシングを受ける。
エゴサーチで心を病んでいったあかねは、最終的に歩道橋の上から飛び降り自殺を図る。
間一髪で主人公が助けるという展開で6話は終了。
第7話以降で、あかねが立ち直っていくストーリーとなっている。
娘を失った母親のツイート
女子プロレスラーの母親のツイートより実名を伏せて書き起こし。
↓
母親「実際にあった話をそのまま使うことで娘を大切に想う人たちが深く傷つくことは想像できないのかな。まして、命日が近いこのタイミングでのアニメ配信?
売るため話題になるためなら手段を選ばないやりくち。
心から軽蔑します。
制作サイドから私のほうには何ひとつ連絡ありません。
問題提起なら何してもいい?
フィクションでも問題提起できるはず。
本当に起きた事件を丸パクリする必要はありません。
フィクションでリアリティを表現できないならば制作側の腕の問題では?
恋愛リアリティ番組の構造、問題、番組でおきたことなど私たちが無事取材などで語った詳細がそのまま使われている。
命日とメモリアルマッチとその片付けを終えたら制作サイドにコンタクトを取り、話を聞いてみます。
娘の近くにいた人たちは私含め今も苦しみを抱え続けています。」
誹謗中傷の抑止力になる作品として期待
当該ストーリーが収録されている原作コミックスの発売日は2021年2月。
当時の執筆は事件後か事件前か不明だが、事件後が濃厚。
子供を失った当事者の母親の気持ちを察すると悲しみは計り知れない。
とはいえ、すべての人に配慮したストーリーを描くことは不可能である。
親の気持ちとしては、娘の事件を題材に盛り上げてビジネスに繋げないでくれっていう感情だと思う。
ただし作品がフィクションである以上、それ以上を追及することはできない。
誹謗中傷を苦にした事件は世界中で存在するため、必ずしも断定ができないのだ。
賛否両論は必ずあるので、すべての関係者に許可を得たり配慮をすることは不可能である。
交通事故で子供を失った親が、交通事故を題材にした作品にいちゃもんをつけるのかって話に近いと思う。
読者を中心に、二度と同じ事が起きないための注意歓喜になればと主は思う。
それこそアニメが話題になって、少しでも誹謗中傷の抑止力になれば良い。
どこまでフィクションで良いのか
推しの子は特定の事件を推測できるくらいの条件が揃っていたことが話題になった。
これまで各分野で現実の事件を元にした題材で多数のフィクション作品が発表されている。
主が最近視聴した作品だと、個人的に問題作だと思う映画に出会った。
それは「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」である。
90年代に起きた和歌山毒入りカレー事件を彷彿とさせる内容に、最後まで目が離せなかった。
この事件で逮捕された被告は物的証拠が無く、状況証拠だけで身柄拘束をされた。
その被告は服役している今も無罪を主張し、再審請求をしている。被告の動機が不明で、一部では冤罪説も持ち上がっているくらいだ。
この映画では、毒入りカレー事件の真相を訴えかけるような制作側のメッセージを感じた。
むしろよく放映できたなと思う。
恋愛リアリティショーというジャンル
恋愛リアリティショーは番組のジャンルとして一定数の人気がある。
カメラの前で若い男女が交流を深め、恋愛をしていく演出が視聴者をワクワクさせる。
一方で出演者の行動によっては、視聴者から心無い言葉を浴びせられることもある。
こうした恋愛リアリティショーがきっかけで、現実に当事者が自殺をする事件が起きてしまった原因をいくつか挙げてみた。
それは
・恋愛リアリティーショーの視聴者が若い。
・視聴者を中心とした若者のネットリテラシーが低い。
・プロレスラーの女性が悪役を演じていたこと。
・女子プロレスラーがエゴサーチをした。
あたりが考えられるだろう。
恋愛リアリティショーは世界中で人気のコンテンツであり、若者を中心に視聴者を獲得している。
日本ではフジテレビ系で放映された「あいのり」が大人気番組になったのも記憶に新しい。
当時若者の間では知らない人がいないくらい人気番組だったと思う。
今の時代だと、「あいのり」の制作や放送は難しいかもしれない。
今ほどスマホやSNSが普及していない時代だったからこそ成り立っていたと思う。
当時の番組を観た若者同士で他人の恋愛に対して様々な意見が飛び交っているのは、今思うと異様な光景にも思える。
エゴサーチ
エゴサーチとは自分の評価を自ら調べることである。
実はエゴサーチをすることが一番精神を追い込む。
これは主の経験上思うことでもある。
エゴサーチは百害あって一利なし。
もしやるなら元プロ野球選手の里崎智也氏くらいの鬼メンタルが必要だ。
そもそもエゴサーチをして見える批判意見と、直接ぶつけられる批判意見は別物である。
直接他人に言えない陰口の中身を知ってしまうことが一番残酷で非常に傷つく。
なので直接本人に言えない他人の批判を自ら覗き込みに良く行為はやるべきじゃない。
とはいえ本来なら話題にされる人間が勝者でもある。
なぜなら話題の中心に挙がるくらい主役レベルで目立っているから。
良く取れば、他人に噂をされる人間は個性が光っているとも言える。
だけどそんな他人の評価が気になる人ほど発信活動は向いていない。
全員から賛同されることは絶対に無い
残念だけど、自分が勝手に世間に向けて発信している以上、賛否両論の意見はあって当然である。
全員の賛同は絶対に得られない。
むしろ誰にも見られず、なんの意見も返ってこない方が悲しいとも言える。
もちろん女性と男性でも恐怖感の感じ方は違うだろう。
男性目線の僕より、女性の方がずっと恐怖を感じるはずだ。
とはいえ、顔出しで世界に向けて勝手に発信しているのは主の責任でもある。
主もブログやYouTubeで発信活動をしている以上、様々な意見をいただく。
一方的に他人に情報を発信しておきながら、批判的な意見に傷つきたくないのは自分勝手。
むしろタレントやYouTuberなど発信者の場合は批判されるようになってこそ1人前といえる。
誹謗中傷と批判意見は別物
とはいえ傷つきたくない人の気持ちもわかる。
主も批判されないで済むなら、それに越したことはない。
また批判意見は、より良い発信活動を続けるために参考になる情報になる場合もある。
だから必ずしも批判意見は悪いものばかりでもない。
結局は批判コメントの中身が重要。
まったく生産性のない一方的に傷つけられるだけど誹謗中傷と批判意見は相反する存在でもある。
・発信内容と関係ないもの
・容姿を否定するもの
・物騒で猟奇的なもの
・個人情報が特定されたり晒されたもの
・自分以外の人間が標的にされたもの
そんな誹謗中傷や批判意見で傷つかないためには、他人からの評価を見ないようにする方法もある。
・あえてエゴサーチをしない
・コメント欄を見ないようにする
・意見を書き込めるサービスを閉鎖する
などの対策で自己防衛することが最善だろう。
これだけでも気持ちは違う。
行き過ぎた意見は第三者と相談をしよう。
警察や弁護士と相談をしながら、誹謗中傷をするユーザーをブロックしたり関わらないようにする対応も大事。
他人の評価を見ないようにするだけじゃなく、目にした段階で排除していくのだ。
ちなみに主は批判意見も参考のため一通り確認する。
幸いにも主の視聴者には理解のある方々が多いから助かっている。
本当に感謝。
大多数の視聴者はノーリアクション
実際はちゃんとした発信活動をしていると、批判以上に応援してくれる意見が圧倒的多数。
その中で、どうしてもごく一部の悪い意見が目立つし、精神的にもやられる。
でも実際に調べると、YouTubeチャンネル登録者の低評価や批判コメントはほぼない。
YouTubeに関して言えば、批判や低評価は、ほぼ初見の客ですらない輩による嫌がらせでしかないのだ。
大多数の視聴者は何のアクションも起こさず静観。
だから批判意見だけが世の中のすべてではない。
誹謗中傷をする人物像
批判コメントをする人間はストレスを抱えた弱者であり、誰にも相手をされない暇人である。
大多数はただ静観するだけ。
その中で有り余ったストレスを発散するために無駄な時間を使って誰かを誹謗中傷したり批判意見を書き込む暇人が一定数いる。
そんな相手に対して、主がエネルギーを消耗してもしょうがない。
と、主は割り切っているつもり。
だから、基本的に批判コメントで主は傷つかない。
なぜならある程度は、慣れたから。
むしろ顔も見たこと無い誰かに何かを言われても、心の底からは響かない。
むしろ批判内容によっては、もっと批判してと思う時もある。
顔を真っ赤にしながら批判意見を書き込む人を想像すると、かわいいなとさえ思ってしまう。
なので批判する人に対して、ある程度肯定をしつつ、もっと批判してという態度で接すると自然といなくなる。
結局、誹謗中傷や批判に対して、ターゲットがあたふたする様を見て楽しんでいるだけなのだ。
基本的にネット上で良い口コミは書かれない
主が過去にエゴサーチした時は精神的に超傷ついた。
美容室の口コミを気にしてエゴサーチした結果、批判意見が多数書き込まれているのを見つけた。
主に特定の美容師への批判意見である。
なんなら実名を書き込まれるときもあるし、身内の同業者から批判意見を書き込まれることもある。
主は良い口コミがあると信じていたから、エゴサーチで余計に傷ついた。
その結果
・しばらく立ち直れないほど精神的にショックを受けた
・他人が何を考えているかわからなくなるくらい恐怖を感じた
・食欲もなくなり、仕事も頑張れなくなった
・吐き気、動悸、食欲不振
と、何も良いことが何も無かった。
自分を苦しめるだけなので、エゴサーチをするメリットは全く無いと言える。
誹謗中傷を目にした時の回復方法
誹謗中傷を目にして傷ついた時、その回復方法としては過去を忘れて割り切るしかない。
結局はエゴサーチをやめて、時間が解決するのを待つだけ。
その間、インターネットには触れない方が良い。
なんならしばらくスマホをイジらないだけでも違う。
・仕事を続けて多くの賛同を得て自信を回復する
・全員に評価されることはないと割り切る
・分かり合えない人間が必ず存在することを認識する
そもそもネット上では良い意見が書かれることの方が少ない。
だから批判が怖い人は他人の意見を見ない方が良い。
特に若い人ほど人生経験がないから、これらのことが理解できずに苦しむ。
まとめ
これまでの発信活動の体験として、現実でエゴサーチをすることが一番傷つく。
YouTubeに寄せられるコメントよりもエゴサーチで見かける批判意見の方がずっと残酷だ。
なので「エゴサーチは絶対にするな!」と強く主張したい。
というわけで今期アニメも後半戦!
「推しの子」を含めて見逃すな!
主の個人的注目アニメ作品
今期の個人的覇権作品は「事情を知らない転校生がグイグイくる」が圧倒的におすすめ。
他注目作品としては
・水星の魔女2クール目
・イセレベ
・異世界スマホ2
・地獄楽
・女神のカフェテラス(花嫁予想は桜花)
あたりが面白いと感じている。
ぜひアニメ鑑賞の参考にしてほしい。
本日の記事は以上となります。
当サイトでは「戯れ言ステーション」というブログを運営してます。
損をしない情報、仕事や生活で役に立つ情報等を中心に様々な情報を発信しています。
どうでもいい戯れ言を語っているときもあります。
ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。
ブックマークもよろしくお願いします。
・YouTube「戯れ言ステーション」
ブログ内容を動画でも発信しています。
聞き流しもできるので目の不自由な人でもお楽しみいただけます。
チャンネル登録してくれると喜びます。
鉱平/戯れ言系YouTuber&ブロガー(@kohnyanta)
日々、戯れ言を呟いてますのでフォローお願いします。
というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。
グッドラック!
スポンサーリンク