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戯れ言 美容師の仕事

カットモデルで失敗されたという話について元美容院経営者が語る【美容師ネタ】

 

 

カットモデルで失敗されたという話に元美容院経営者が語る。

先日何気なくYouTubeを観ていたら、カットモデルで思うようなスタイルにならず不満が残ったって内容の動画を見つけた。

動画なので演出でそう見せている可能性もある。

ただ美容師目線では他人事に思えずモヤモヤした。

というわけで今回はカットモデルについて、僕の見解をお話しようと思う。

カットモデルになってみたいと思う人や興味ある人はぜひ参考にしてほしい。

 

僕は現役フリー美容師で起業廃業経験もあります。

簡単な自己紹介は下記にあるので興味あればご確認ください。

 

自己紹介

 

鉱平

 

元美容院経営者で現役フリー美容師。

起業廃業×仕事の経験談×美容師ネタ×家事育児×都会暮らし×節約×生活改善×ガジェット×他際どい話や人生に役立つ知識をブログやYouTubeや音声メディアで情報発信中!

特に既婚者、接客業サービス業で働く人、起業や自営業に興味がある人向けです。

日々戯言を呟いてます。

 

・1987年生まれ

・18歳 高校卒業

・20歳 美容師免許取得

・26歳 管理美容師取得

・28歳 独立して美容院オーナー

・31歳 店を手放す

・33歳 フリー美容師 

 

好きなことをして楽しく生きていくのが目標。

 

カットモデルとは

 

カットモデルとは美容師や理容師がカットを入客する前の最終段階で行う実践形式のカット練習だ。生身の人間の髪を実際にカット練習することで入客をシュミレーションした練習ができる。

このカットモデルはお店によっても考え方が様々なんだけど、多くの場合はお店の営業が終了した夜時間に行われる。営業時間後にスタートだから終了するのは、さらに遅い時間となる場合が多い。大抵は無料でカットしてもらえる。

カットはモデルの希望に沿ったスタイルからスタイルが決まっていたりと一定条件がある内容まで様々。

昨今では無料でカットをしてほしいカットモデル希望者と練習中の美容師をマッチングしてくれるアプリをミクシィが運営してたりもする。

僕もミクシィでよくカットモデルを募集して練習した。僕はカットモデル(カラーやパーマも含めて)総勢で500人以上の人に協力してもらった。非常に勉強になったので今に繋がっている。

 

カットモデルで失敗された

 

その動画ではカットモデルでカットしてもらった仕上がりが気に入らず、ショックのあまり涙を見せる女性が印象的な内容だった。

事前にどのような打ち合わせがあったのかは知らないけど何とかならなかったのかなと思った。

またモデルがカットをする美容師見習に対してどれほどの期待を寄せていたのか

そこについても疑念が残る。

世の中でカットモデルをやったことがある人はどれくらいいるのかは知らない。

ただ美容師の見習いとか美容師を目指している人とか髪をいじるのが好きな友達に髪を切ってもらったことがある人は一定数いると思う。

ただし大抵の場合は料金を払って美容室を利用した時よりも仕上がりは劣るのではないだろうか。これらのパターンで共通していえることはカットが未熟だということ。だからカットの練習でモデルの髪を切るわけだ。それ故に仕上がりがモデルの思い描いたイメージとかけ離れることがある。

だからお察しレベルと言えよう。

 

美容師側の目線

 

美容師になる上で実践形式の練習は絶対に必要だ。だから無料だとしても、カットモデルをしてくれる人の存在は非常にありがたい。

人によって髪質も生え癖もバラバラだから多くこなすことで経験になるし引き出しも増える。1000人いれば1000通りの切り方になるのだ。

だから実際に入客する前に美容師としての経験を積む貴重な練習と言えよう。

 

カットモデルの存在意義

 

カットモデルっていうと言葉の聞こえは良いかもしれないけど、ただの練習台であり実験台でもある。

つまり美容師のカットお試し要員ってことになる。言い方は悪いけど、上手にカットができるようになるために失敗をさせてもらう存在なんだ。

だから存在意義はカットの失敗をさせてもらう相手ということになる。

美容師は多くの失敗を繰り返すことでミスを防ぐようになる。

こう切ったら失敗するから気をつけようって、自分の引き出しが増えることで上達すると言える。ある意味で実験台ってなわけだ。

これに対してモデル側の人間はけっこう勘違いしてる人が多いなという印象がある。

あくまで無料でカットモデルを引き受けるなら失敗覚悟は絶対条件だ。

モデル本人の希望通りにはいかず、失敗される覚悟で挑むべきなのである。

美容師はお金をもらう場で失敗してはいけない。だから無料でカットさせてもらえるときに存分に失敗例を体験することが美容師の成長に繋がる。だから失敗したカット初心者の美容師を責めるのもお門違いと言えよう。

 

僕の意見

 

美容院のカット代やカラー・パーマ節約のために上手くアプリなどを活用してモデルを経験してる人でも失敗されたことが無いって人もいるかもしれない。ある程度は希望通りにしてくれたと。

でもそれはハッキリ言って運が良かっただけの話だ。

基本的にはカットモデルは失敗するための存在である。

だから申し訳無いけど節約のためにカットモデルに興味がある人はどんな髪型になってもOKな前提で引き受けてほしい。特にカット初心者の美容師相手にモデルをするなら失敗をしても責めずに温かく見守ってあげてほしい。

無料とはそういうものなんだ。

 

まとめ

 

僕が見た動画の当人たちの間に金銭のやり取りがあったのか、事前の打ち合わせがあったのか、視聴者を楽しませるための演出なのかは知らない。

だけどカットモデルは美容師にとって失敗をしてもOKな存在である。

だからカットモデルをやりたい人は失敗されてもOKな気持ちで引き受けよう。

丸刈りでもOKな気持ちで美容師の力になってほしい。無料でカットをするというのはそんな意味合いがある。中にはカットモデルで失敗しても良いなんてありえないって同業の美容師だっているかもしれない。

でもハッキリ言おう。

そんなのは綺麗事である。

美容師の技術が成長するのは、どれだけたくさんの失敗から学び取るかだと僕は思う。

失敗をしていない美容師こそ安心して髪を担当してもらうことを躊躇うべき存在じゃないだろうか。

 

というわけで、ぜひ世の中の次世代を担う美容師の育成に失敗覚悟でカットモデルさんは協力してやってほしい。

 

あとがき

 

本日の記事は以上となります。

このブログでは仕事や生活で役に立つ情報発信をしています。

参考にも反面教師にもしてもらえたら嬉しいです。

今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

 

迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。

 

グッドラック!

 

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