3Kの仕事は大変!美容師の仕事環境は恵まれている説
今回は美容師って給料安くて忙しいけど、わりと幸せな仕事って話をしようと思う。
過去に書いた記事の加筆修正版となっているので改めて参考にしてもらえると嬉しい。
いつもは美容師の闇についてブログ記事にしたり動画でYouTubeに投稿してるんだけど、今回は美容師の魅力についてお届けしたいと思って記事にしてみた。
美容師も悪いことばかりじゃないよと美容師を目指す人や興味を持っている学生さん達に美容師の魅力をお伝えしようと思う。
また転職や副業で何か仕事に役立つスキルや資格を身につけたいと思っている人にも参考になると思うので美容師の仕事についてお伝えできたらと考えている。
ちなみに僕は元美容院経営者で現役の美容師だ。
多くの美容師さんが美容師の魅力について発信しているけど、僕の目線であまり語られない魅力をお伝えしよう。ぜひ最後まで付いてきてほしい。
美容師の仕事はキツイ?
一般的に美容師の仕事は激務薄給のイメージが強いと聞く。
つまり給料が安くて、めちゃくちゃ忙しい印象であると認識している人が多いって事だ。
実際に僕が現場で体験してきたことから考えても、あながち間違いではなく事実だと思う。
どうしても美容師のビジネスモデルは利益が出にくいから相対的に賃金が低く抑えられる傾向にある。
これについては他の記事や動画でも触れているから、気になったら参照してほしい。
いくらお客さんに喜んでもらえても、ボランティアじゃないからツラかったり自分の生活が成り立たないと商売としてやっていられない気持ちになる。
3Kとよばれる仕事は避けるが無難
よく3Kという表現が仕事には使われるんだけど、3Kを避けることが幸せな労働生活を送るうえでは重要だったりもする。
3Kとは
・キツイ
・汚い
・危険
3つの頭文字からとって作られた言葉である。
言葉通りなんだけど、仕事の中でも上記3つが仕事の幸福度を下げる。
基本的には3Kの要素が強い仕事ほど志す人が少ないから給料は高くなる傾向にある。
だから3Kに加えて賃金が安いという仕事は絶対に選んではいけないし、もし就職してしまったらすぐに辞めて逃げるべきである。
美容師も仕事の内容的にはキツイと感じられる部分があるんだけど、キツイのレベルは仕事によって段違いだ。
キツイには精神的なものと体力的なものの2つがある。
両方に当てはまる仕事が特に注意である。
体力勝負過ぎて消耗してしまうほどのキツさを想像してもらうとわかるだろう。
個人的には引っ越し業者とか土木作業員のように、重い物を扱う仕事などが当てはまる。
体力を消耗すると一日を乗り越えるのがツラくなり、精神的にも負担が大きい。
中には一歩間違えれば命を落とすような危険な仕事もある。
若い女性が大金を稼げる風俗嬢も3Kと言われていて、お金と引き換えに大きな代償を支払っているのだ。
そう考えると、実は美容師って3Kからほど遠いところにある。
僕個人的には3Kとよばれる仕事はしない方が幸福度は高くなると思う。
もちろん危険な業務とか誰もやりたくない仕事をしてくれる人がいるから、我々が快適な生活をできることも知っている。
だから大変なお仕事をしている人には感謝しつつ、僕は僕のやりたいことをしようと思う。
美容師の魅力
とはいえ3Kから離れる仕事は志す人も多くて低賃金になりやすい。
そんな僕が低賃金で美容師を続けていられるのには、それなりの理由もある。
いくつか理由を挙げてみたので確認してみよう。
①夏も冬も快適な屋内仕事
②服装髪型自由
③汚い仕事をしない
④人が死なない
⑤危険な業務がない
⑥車に乗らなくても良い
⑦全国的に働ける環境がある
①夏も冬も快適な屋内仕事
お客さん商売だからお客さんがいつでも快適に過ごせる空間で仕事ができるのは大きな魅力だ。
またお店にもよるけど、基本的に夜勤とか早朝勤務がないから決まった営業時間で一定のリズムを保ちながら働くことができるので体調を崩しにくい。
季節に関係なく屋内で快適に過ごせる仕事だから気に入っている。僕みたいな激安美容院で働くと外回り等の営業活動もほとんど無いから、お店選びで自分に合う職場を選ぶのが天職だったりする。
②服装髪型自由
経営者によって方針が違ったりするけど、基本的には自由度が高い。
だからお洒落をすることが好きな人にはありかもしれない。
ただしネイルに力を入れている人には向いていない。
なぜかというと指先を動かす仕事なのでネイルは仕事に悪影響をもたらすからだ。
なのでネイルアートが大好きな人には美容師は向かない。
僕の場合は動きやすさと清潔感を重視しているからファッションそのものには無頓着だ。
仕事で汚れやすいから目立たない色味でユニクロ統一した服装で十分と考えるようになった。
素材も毛が付着しにくい物を選び、靴も長時間履いても疲れにくくて毛を落としやすい防水のスリッポンタイプを愛用してる。
③汚れ仕事がない
美容院は女性客が多く、基本的に髪をキレイに保つために来るところだから汚れ仕事が少ない。
飲食や医療や介護のように、嘔吐物や排泄物の始末をしなければいけないことは非常に稀。
人に嫌われたり逆恨みされるような汚れ役になることも少ない。
せいぜいシャンプーしたり薬品や道具を洗う程度だ。
④人が死なない
来店客は自分の足で来れる元気な人がメイン。
だから人の死に立ち会うことがまずない。
僕の両親が医療関係者で死という逃れられない業界で働いてたから医療の闇を知っていた。
なので医療を含めて人の死に遭遇しない仕事をしたいと思った。
医療関係は患者から逆恨みを買うこともある。
非常に怖い世界だ。
⑤危険な業務がない
これも人の死に立ち会わない内容と似ているけど、職種によっては死の危険と隣り合わせのリスキーな仕事がある。
一歩間違えれば大ケガや死亡につながる仕事もある。
それだけは絶対に嫌だった。健康的な状態を保てる仕事がしたかったから、美容院の中で働いている分にはそれが実現する。
美容院でケガをしたとしても、せいぜい腰痛とかハサミで指先をケガする程度だ。もちろんお客さんをケガさせないように細心の注意は払う。
それを含めても危険な業務が無いのは魅力。
⑥車に乗らなくて良い
これも僕には非常に大きい要素で、仕事では絶対に車に乗りたくないと思っている。
僕の場合は都内で電車通勤している。
バスやタクシーなら良いけど自分が運転するのは絶対にしないと決めてる。
お店から出なくて良いから仕事で車を運転する機会もない。
お宅訪問する店の場合は知らないけど、外回り営業で車に乗らなくて良い環境は最高だ。
バイトで配達の仕事をしたことがあるけど何度も仕事中に危険な目に遭遇したから仕事で運転しないと決めた。
車に乗る時間が増えるほど事故に遭遇する可能性は高まる。
だからなるべく車に乗る機会を減らしたいと思う人には良い仕事かもしれない。
都会で美容師をしていれば車に乗る機会はまずないだろう。
⑦全国的に働ける環境がある
技術を身につけるまでは大変だけど、技術や実績があればあるほど美容師としての需要がある。
そうすれば全国的に働ける場所がたくさんあるのは美容師の魅力だと思う。
未経験でもやる気があれば技術見習いとかアシスタントで働くことも可能だから人材不足で困っているお店が採用してくれる可能性は高い。
少なくとも僕が美容師の仕事をする上で就職先に困ったことはない。
給料は少なめで忙しいから条件次第ではコンビニバイトやスーパーのパートと給料が変わらないレベルだったりするけど、最近は派遣や業務委託で自由な働き方をする美容師も増えたから働き方の選択肢が増した。
独立してフリーになりたいとか、社会で通用するスキルを身につけたいと思うなら頑張ってみるのもありかもしれない。
まとめ
美容師は激務薄給で大変だけど
・服装髪型が自由でお洒落したい人には天職
・いつも快適な空間で働ける
・汚物処理とかの汚れ仕事が少ない
・大ケガや死亡につながる危険な業務がない
・車が必要無い
・働き方の選択肢が多い
というわけで美容師の魅力について挙げてみたけどいかがだろうか?
給料低くて激務と言われるが、こうやってみると命の危険にさらされるような業務は無いから低リスクに労働ができて悪くないのでは?と思ってしまったりもする。
とはいえ、大変な部分もたくさんあるから一概に言えないけど今回は美容師という仕事の良い面だけにスポットを当ててみた。
特に他の美容師が情報発信であまり言ってなさそうな目線で紹介してみた。
ぜひ美容師の仕事に興味がある人は現場の声として参考にしてほしい。
最後に
僕の見解として最後にお伝えしたいことがある。
美容師は人をきれいにする素晴らしい仕事であるが、人口減少する日本社会では衰退産業で将来性が不透明だ。
料金の低価格化が進み、多くの美容師の時間価値は下がりつつある。
それにも関わらず、ここ数年で美容師に求められる技術レベルは非常に上がったと思う。
つまり安い料金で誰よりも最高の技術でおもてなししろって風潮が出来上がりつつある。
なのでせっかく時間をかけて習得した資格や技術スキルが軽視される傾向にあるから、そういう意味ではすごく大変な業界だと思う。
ぜひ美容師を目指す人は、日本社会の流れをよく理解し覚悟のうえで目指してほしい。
僕としては伸びている産業でスキル習得のために時間を使ったり実務経験をする方が有意義ではないかと思っている。
例えば圧倒的に技術者不足といわれるIT業界だろうか。
他業種の業界に詳しくはないけど、伸びている産業に携わる方が長い目で見たら稼げると思うので参考にしてほしい。
本日の記事は以上となります。
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最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。
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