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戯れ言 美容師の仕事

【2022年版:美容師になろう!②】昼間制と通信制はどちらを選ぶべきか?美容専門学校の実態と学生の雰囲気について元美容院経営者が語る

 

 

美容専門学校にて昼間制2年間を過ごした体験と実態について元美容院経営者が語る

 

今回は、美容師になる方法について3本立てで、お話をしようと思う。

以前書いた記事の加筆修正最新版となっているので、よければ改めて確認してもらえると嬉しい。

第2回目は実際に僕が美容専門学校に入学して感じたことを簡単にまとめた内容となっている。

新年度への変わり目ということで、来年度に美容師を目指して美容学校への入学を検討している学生さんだったり、美容師転職を視野に入れる社会人の方々まで参考にしてもらえたら嬉しい。

また美容師と関係なく、今後の進路選択で悩む学生さんとか、そんなお子さんを抱える親御さんにも確認してもらえたら有難い。

できるだけ無駄な時間を過ごさずに効率良く金を稼ぐ人材になるために必要なことは何だろうか?って考えるきっかけにもなったら良いなと思う。

美容学校選びで迷っている方に選ぶ基準について参考にしてもらったり、また美容師になる気が無い人には美容師免許取得の闇をパロディとして楽しみながら知ってもらえたらと思う。

美容業界がより一層、向上することを期待して美容師の本音を綴った。

ぜひ最後まで一読願う。

 

この記事で解説することは主に下記の内容となる。

・美容専門学校を選ぶコツ

・美容専門学校で学べる事

・美容師として活躍するための最短ルート

 

ちなみに僕は現役フリーター美容師で起業廃業経験がある子持ちのアラサー。

参考にどうぞ。

 

結論:美容専門学校は美容師免許取得を目指す以外で全然役に立たない教育機関。

だから美容専門学校に費やす時間や学費は「必要最低限でOK」。

というわけで、美容専門学校は美容師免許を取得する以外には何の役にも立たない教育機関である。

どういうことかと言うと、美容専門学校は美容師のキャリア構成にまったく影響しないし、免許取得以外で役に立つことが全然無いってことなんだ。

ちょっと語弊がある言い方になったけど事実である。

なので美容専門学校の入学先を選ぶことに拘って時間や多額の費用をかけるのはハッキリ言って無駄でしかない。

美容師の資格取得には時間も費用もできる限り最小限にした方が良いと僕は思う。

もちろん美容師を目指している人のことを否定する意図は全然無いし、むしろ応援したい気持ちでいる。

また現役美容師さんの目線でみれば、僕の意見と逆の意見を持つ人もいるだろう。

でも、現場目線なら美容師免許取得までの過程に大きな差はない。

正直、美容師は美容師免許があればそれでいいのだ。

 

昼間制と夜間制と通信制

 

美容師免許を取得するには昼間2年間みっちり美容専門学校へ通って免許取得を目指す昼間制と、3年間で免許取得を目指す通信制や夜間制がある。

通信制は決められたスクーリング期間に学校へ通って技術指導などを受ける必要がある。

学校によっては理美容室で働きながら通うことが入学の条件になる場合もある。

僕は高卒後すぐに都内の専門学校へ行かせてもらって昼間2年間通って免許を取得し就職した。

特徴として昼間は高卒後すぐに入学している生徒が多い。

また社会人経験がある人や大学卒業後の入学者など、何かしらの事情があって高卒後に数年経ってから入学した年上の生徒も少なからずいた。

割合としては高卒後すぐの入学者が多かった印象だ。

逆に通信制や夜間は途中から美容師を志した主婦、別業種で働いてた社会人、出稼ぎ外国人、大学とWスクールで通う人など年齢も性別も人種もバラバラで様々な生徒が多い印象だ。

学費や免許取得までのスケジュールもバラバラだから個人個人の事情で通学スタイルは変わる。

 

また通信制は免許取得への本気度というか、自分の金で通っている人も多くて、やる気や情熱に溢れている人が多いと思った。

一方で昼間制は高卒すぐの若い学生が多くて、親の金で通っている学生さんがほとんどだから空気感が違う。

 

美容学校の存在意義

 

美容学校の存在意義は「国家試験に合格して免許を取得する」こと以外にない。

逆にこれが達成できなかったら学校へ金出して通った意味が全然なくなってしまう。

だから僕も絶対に免許だけは取得しなければいけないって気持ちで資格を取得した。

昼間2年間通おうとも通信制でコツコツ通おうとも免許取得できなかったら完全に時間と金の無駄になってしまうわけだ。

とはいえ国家試験は自分が生きている限り何度でも受験ができる。

もちろん最初の一発で合格できるのが望ましい。

だけど必ずしも悲観的に考える必要は無い。

何度でも受験できるチャンスがあるから、対策して合格を目指そう。

 

美容学校でできること

 

国家試験に合格することだけが目的なの?

美容学校に行けば美容師の技術が身につくんじゃないの?

って思うかもしれないけど、ぶっちゃけ美容学校の技術は鼻くそレベル。

どんなに優秀な生徒でも実際に業界に飛び込んだら何もできないお荷物だ。

これも美容師になってから、お客さんとか一般の人によく言われるんだけど

マジで美容学校を卒業しただけの人間は使い物にならない。

むしろ学生時代に「技術が優秀」という扱いを受けた生徒は、変にプライドや理想ばかり高くなったりするから扱いが難しかったりもする。ちょっと技術に自信が無いけど謙虚で上手くなろうって前向きに頑張れる、やる気がある学生の方が伸びる。

僕の経験上の話だ。

そもそも美容学校を卒業して美容師になっても最終的には9割の学生が美容業から撤退する。だからやる気がない人間は追い出されるシビアな業界といえる。

とはいえ美容学校では美容師の真似事をした授業もあるし、美容師に必要な技術練習もする。

だけど所詮は「おままごと」レベルと言わざるを得ない。

美容学校独自のファッションショーを開催したり、メイクやネイルとか独自の授業もあるけど、あくまで世界観を学べるだけで何も役に立たない。むしろ就職してから職場で学ぶことが基礎だったりもする。

どんなに学校で経験を積んでも社会に出たら信用が無いから何もさせてもらえない。

学校としての実用性だけなら自動車の教習所にすら劣る技術習得の低さだ。

自動車教習所だって卒業して自動車免許を取得すれば、誰でもすぐに自動車の運転を許可してくれる。

でも美容学校を卒業したばかりの学生に、いきなり客のカットを担当させてくれる店はまずないだろう。

だから美容学校に行くことは美容師のスタートラインに立つための免許取得の場所と割り切って考えてほしい。

ただし、美容学校が美容師育成の役に立たないことは今後の業界的な課題でもある。

個人的には美容学校で美容師として使い物になる人材育成が可能になった方が業界にとってプラスになると思う。

 

学費

 

これが一番のネックになるんだけど、美容学校は昼間2年間通えば最低でも200万から300万くらい総費用がかかる。

美容専門学校は国家資格のくせに公立の学校が皆無だから学費は私立大学並みだ。

これには学校で必要な教材費や実習の費用も含まれる。

美容師になるためには多くの教材を使用するから費用がかかるし、美容室に就職後も様々な経費が必要になる。

2年間できっちり卒業し手に職の資格が手に入るなら安いとも言えるけど、年間で100万以上はひつようになることを覚悟しよう。

もちろん就職後も技術習得に原則経費が掛かることをお忘れなく。

話を戻すけど、学校へ通うために中には奨学金を借りたり、学校ごとの条件に応じて給付型の返済義務がない奨学金を貰う方法もある。

学業が優秀ならば学費の免除なども学校によっては存在するので、調べて上手に活用しよう。

通信制や夜間制は昼間制に比べて学費が非常に安いのが特徴だ。

昼間なら200〜300万円、夜間で150〜200円、通信制で70〜100万円未満くらいと想定してほしい。

 

美容師学校に地方と都会の差はない

 

美容師免許は国家試験だから取得すれば日本中どこでも美容師として働くことができる。

僕は田舎を飛び出し東京の美容学校へ入学して東京で就職した。

田舎の美容室で働いたことはないけど、都心以外にも都内ベッドタウンや埼玉、千葉エリアの美容室で働いたことがある。

それぞれのお店には様々な地域の出身者がいて卒業した美容学校もバラバラ。

その経験から思うことは都会の美容学校を出たからと行って都会の美容室で待遇が優遇されるかというと全然関係ないってことだ。

つまり地方の美容学校を卒業して都会へ出てきても働き先はあるし、地方の美容室で働いたあとで転職で都会の美容室で働くことも全然可能であるってわけ。

そのへんは採用する美容院や会社にもよるけど、実体験で地域の理ってほぼ関係ないと感じた。

だから、どこの美容学校を卒業したからダメとかOKって話は基本的に採用に関係してこない。

だから、とりあえず美容師免許を持ってれば何でもOKってスタンスなんだ。

だからオシャレな東京の美容学校に行った方が良いとか地方の美容学校は流行が遅れてるからダメとか、そんなのは全然関係ない。

とりあえず普通に美容師として働ければいいやって思考なら美容学校の立地にこだわる必要は全く無いのだ。

ただし都会から田舎へのUターンは都会の経験がお客さんに向けてのアピールポイントになる場合もある。

というわけで、美容学校を選ぶなら立地で選ぶよりは生活費を最小限にするために実家の近くにするとか、家賃が安くて生活しやすい地域で自己負担が少なくて通いやすさを重視して選んだほうが僕はベストだと思う。

学校のオシャレさとかセンスは選別対象にしなくてOKだ。だから免許取得のための美容学校に長時間かけて通学するのって、僕は超無駄な事だと思う。

オシャレな美容学校に行くとモチベーションが上がるって話なら別だけど、自分の時間は大事にした方が良い。

もちろん都会で受ける刺激も大きいけど、美容学校そのもので体験できることはどこの美容学校でも対して変わらない。

なぜなら美容学校で国家試験合格を目指すカリキュラムは国から指定されているからだ。

厚生労働省から美容師になるためのカリキュラムが設定されているから、どこの美容学校へ入学しようと最低限やるべきことは予め決まっている。

だから美容学校はどれを選んでも全部一緒と言える。

 

美容学校に金と時間を使うのは無駄

 

僕は昼間2年間を美容学校に通って免許を取得したけど、正直2年間の美容学校生活そのものは不要だったと感じる。

もちろん2年間の学生生活で得た経験や人間関係は貴重だったと思うし無駄とも思わない。

だけど美容師免許を取得したいって目的に対しての費用対効果を考えたら割に合わないのではと思う部分もある。

実際に美容師の国家試験に合格することってそんなに難しいものではないなと今では思う。

もちろん、ちゃんと国家試験の規格に沿って練習をやり遂げる必要はあるけど、ちゃんと準備をして計画的に勉強して練習すれば合格は絶対にできる。

なので学費と美容学校で学べることを考慮したら通信制で十分だと思う。

昼間は講師が徹底的に免許取得までサポートしてくれることや、しっかりした試験対策で手厚くバックアップしてくれる。

先生たちにとっては高い学費を貰っている生徒というお客様(実際は親が支払っているけど)に美容師免許を確実に取得させることが仕事だから熱心に指導してくれるし、僕が美容学校に通った当時の先生方にも非常に感謝している。

 

美容専門学校の実態は生徒全員が「美容師」を目指しているわけではない

 

美容師になりたいと思ったら免許は必須だ。

だから僕は美容学校に来る生徒は全員が美容師になりたいのだと思っていた。

ここで言う「美容師」とは美容室で美容師として働くって意味だ。

だけど実際に美容専門学校では、美容師免許取得を目指しつつも、美容師にならないって生徒も数多くいた。

例えば結婚式場や写真館でヘアメイクの仕事がしたいとか、デパートの売り場で活躍する美容部員さんのようにメイク関連の仕事希望で化粧品メーカーへの就職希望者がいた。

他にもネイリストとして活躍するために美容師資格を取得しておきたいって生徒もいた。(ただしネイリストは無免許でも仕事ができる。)

最近だと「まつエク」など目元のケアに携わる仕事(アイリスト)も学生に人気があるようで、こちらは美容師免許が必須。

なので今ではアイリストになるための免許取得希望者も多くいるらしい。

僕が学生の頃はアイリストって仕事は主流じゃなかったから、当時アイリストとして働きたいって生徒はいなかったと思う。

アイリストの技術取得は早ければ数ヶ月で入客できるらしく、美容室で美容師として働くよりも必要な技術習得が容易で高給も期待できることから、美容専門学校入学者もアイリスト希望の生徒が多くなっているらしい。

美容師は免許取得と技術習得がひとつの参入障壁になっているけど、技術を持てば食えるという女性にとって魅力的な「手に職」ともいえる。

中には、学生本人は美容師に興味がないけど親が手に職を持たせるために学校へ通わせているなんてパターンもある。

他にも、「かっこよさそう」「楽しそう」って漠然としたイメージで、なんとなく入学してくる生徒もいる。

また最近では、そもそも美容師にならずに美容専門学校を卒業後に全然違う業界に就職していく生徒も多いと母校の専門学校の先生から聞いたりもした。

なので「美容学校に行く=美容師になる」って式は必ずしも成立しなくなっているようである。

 

辞める生徒も多い?

 

美容専門学校に入学しても、基本的なやる気の部分が欠けている生徒は、途中で美容師の訓練・練習がつまらなくなって中退するケースがある。

中には途中で他にやりたいことができたり、経済的な理由で通えなくなったりと、何かしら仕方がない事情を抱えている生徒もいる。

このあたりは学校にもよると思うけど、実際に専門学校を途中で辞めてしまう生徒もそれなりに多かった印象がある。

せっかく金を出して学校に行くなら勿体ない行為ではあるので、気合を入れて学ぶことが重要だと思う。

 

まとめ:美容専門学校は目的に合わせて通うべき

 

結論として個人的には美容師になるために昼間制で2年間の学生生活をする必要はないと思う。

僕は田舎出身で男ばかりの男子校から上京して美容師専門学校へ入学した。

東京のことを何も知らないし、都会で暮らしたこともないから右も左もわからないまま上京した。

また美容室という女性ばかりの新しい環境にいきなり飛び込む勇気はなかったから、2年制の美容学校で昼間通わせてもらえたのは社会に飛び込む前の準備ができたから幸せだったとは思う。

東京の生活に徐々に慣れていく上ではベストな選択だったかもしれない。

だけど、実際に美容室へ就職してみたら現場では何もできずに長く見習い期間を過ごした。

実体験として美容学校で習う技術は現場では何の役にも立たないから無駄でしかない。

仕事では通信制の学校に通った経験のある美容師が多くて、在学中の従業員も多くいた。

彼らは免許取得と同時に即入客ができる準備をしていたりするから、効率的な働き方をしているなと思った。

美容室で働く目的があって、効率的に技術を習得していきたいなら、美容室でアルバイト勤務をしつつ、通信制に通って免許を取得する方が効率的だと思う。

時間を有効に使えて給料も稼げるし、経験値も積み上げることができる。

また3年間の美容室勤務に耐えうるハングリー精神も鍛えられるから、美容師を長く続けている人は通信制で免許取得している人が多い印象がある。

可能なら学校へ行く前に美容院でバイトをして、自分が美容師に向いているのかどうかを肌で体感してから入学を決めるのも良いと思う。

そもそも学校に通うだけで免許取得できるようになったのは最近の話で、年配美容師は実務経験をしないと免許が取得できないインターン制と呼ばれる時代もあったのだ。

現在は学校に通うだけで免許取得できるようになってたから、それはメリットでもあるけど、インターンの仕組み自体もさほど悪くはないと今では思う。

というわけで確実に美容免許を取得したいって人はやる気次第で絶対に合格できる。

僕のように地方から上京して環境が変わる人で専門学校に通うことができる金銭的、時間的余裕がある人は2年制の昼間制美容学校でしっかりサポートを受けながら美容師試験合格を目指して行くのも良いと思う。

逆に実家や自宅から通える人で環境変化の少ない人、主婦や社会人など金銭的にも時間的にも余裕が無い人は通信制で良いと思う。

通信制でもスクーリングである程度のサポートは受けられるから心配しなくても良いだろう。

学校によっては美容室で勤務しながらの入学が条件になる場合もあるので確認しよう。

可能ならば美容室で働きつつ、美容室の仕事を覚えながら通信制で美容師免許取得を目指す方が効率的だと思う。

美容室で働く場合はお客さんのカットができることを目的に頑張ることになるので、1日でも早くできることを増やすのが最善となる。

本日の記事は以上となります。

 

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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

 

迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。

 

グッドラック!

 

 

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