久しぶりの美容師ネタをやっていく。
ちなみに主の美容師ネタは伸びない。(なぜかNHKネタに需要がある)
でも、たまには美容師ネタもやっておこうということでネットメディアの気になる記事について触れていく。
テーマは1000円カットについてだ。
オトナンサーより
参照記事:美容師に聞いて分かった「1000円カット」が安い理由! 美容院との違い&利益を出す“仕組み”も解説
1000円カットに行っても平気?
1000円カットが安すぎて不安がある人に安心感を与えるような記事だった。
実際に現場目線としても、1000円カットの技術力はそこまで悪くない印象である。
低価格店で働く大部分の美容師は、技術的に問題が無い。
たまに論外な技術者がいるにはいるが(笑)
でも、そこまで気にせず安心して1000円カットを利用してOKだと思う。
低価格店で働く美容師
ちなみに主は、元美容院経営者で現役のフリーター美容師。
高価格帯から低価格帯のお店まで働いた経験がある。
もちろん1000円カットでも働いたことがある。
今では、基本的には低価格帯の店で働くことが多い。
その理由としては
・年中無休のチェーンが多くて、好きな時にシフトに入って働きやすい
・収入が安定しやすくて、子持ちパパ美容師向き
・指名制じゃないので、休暇や休憩時間をお客様に合わせなくてOK
・売上重視じゃないからノルマも無くて働きやすい
などがある。
長期的に働きやすい環境が低価格美容室にはあるので、主も選択しているわけだ。
結果的に高価格帯の店でバリバリ働いていた美容師も同じように低価格店に流れ着く傾向がある。
また低価格店は「安い」という価値を提供して高価格帯の店と共存している。
そして力をつけた低価格店が増えて価格競争がさらに激しくなった。
美容室業界は「価格の安さ」という価値でしか集客できない店が価格で勝負している。
いわば安い店同士が客を取り合っている状況だ。
安い店はさらなる低価格、技術力向上、接客サービス向上で生き残りをかけている。
結果的に中価格帯の生き残りが厳しくなり、安い店と高価格帯の店で二極化している状況になってきた。
ある程度の料金を支払って美容室を利用してきた客にとって、少しでも節約のために「安い」美容室を検討し、店を変えることは不安に感じる選択だと思う。
だけど低価格店にも技術力が高い美容師は多数いるので、実はそこまで心配しなくても良い。
元々、指名制のお店で働いていたような技術的に問題のない美容師が低価格店に集まってくる。
低価格店で技術を覚えた叩き上げの美容師は全体数でみると少ない。
低価格カット専門店の大手QBハウスは、技術が出来ない美容師を採用し、養成して技術者に育てている。
もしかしたらQBハウスに関しては、技術者に当たりハズレがあるかもしれない。
でも多くの低価格店は、腕がありながらも他店で疲弊した美容師や、安定して稼ぎたいと願う家庭を持った美容師を引き抜いて雇用している。
自前で美容師を育成せずに、実績のある技術者を引き抜いているわけだ。
主の目線でも、家庭を持った美容師の働きやすさは低価格店にあるように思う。
カット価格で客層が違う
そんな低価格店には、家庭を持った経験豊富な男性美容師が多数所属して、土日も正社員でバリバリ働いている。
一方、低価格店で女性美容師に担当してもらいたい人にとっては微妙かもしれない。
土日でも女性スタッフが多い低価格店があったら非常にレアケースだ。
どちらかというと低価格店は女性よりも男性向け。
特に1000円カットは圧倒的に男性向け。
美容師目線でも、短髪の男性客メインの方が回転率を上げやすい。
一方で、低価格店にとって
・バッサリ切りたい人
・こだわりが強い人
・意識が高い人
・独特なデザインを注文したい人
・高難易度な技術を要求する人
こうしたタイプのお客さんは地獄。
回転率が悪くなって、業績に影響する。
時間がかかるお客さんが増えすぎると、稼げなくなり、物理的に店が潰れるきっかけになる。
なので1000円カットなどは、時間のかからないお客さんが多数いるのが望ましい
例えば
・ハゲ
・短髪
・ちょっとだけしか切らない(ツーブロック入れるだけ等)
みたいな人だ。
1000円カットの客層は全体的に見ると上記のような客が多い。
でも1500円から2000円未満の店は若い客が多くなる。
中高生くらいの若い女の子も圧倒的に多いのが、この価格帯。
求められる技術力、回転率という意味では一番きつい価格帯だろう。
それでも低価格で働く美容師は、生活のために低価格で激務をこなしながらお客様に満足してもらえるように頑張っている。
なので1000円カットでも、そこまで美容師の技術力は心配しなくて良い。
低価格店で働く美容師にアタリが存在してはいけない
ただし、主の個人的な意見としては、低価格店が高度な技術やサービスを提供することは良くないと思っている。
ぶっちゃけ低価格店の技術力は最低限で良いくらい。
むしろお粗末でも良い。
特に昔よりも低価格店に求められる技術やサービスは高度になった印象がある。
今の若い美容師は、そんな状況下でよく頑張っていると思うくらいだ。
たぶん主が今の時代に若い美容師だったら精神的に潰れているだろう。
低価格店ですら高度な技術を求められるようになったと肌で感じる。
なので価格によって技術力の格差は合って良いと思っている。
残念ながら、1000円カットや低価格店でも技術がひどいとボロクソに叩かれたりクレームになったりもする。
でも個人的には。安い店を選んだお客様には、多くを求めるべきじゃないとも思っている。
こうなってしまったのも低価格店の技術力が底上げされた結果かもしれない。
お客さん目線だと良い話、美容師目線だと地獄ってことだ。
1000円カットが良いか悪いかの話で言えば、良くない方向に話が進んでほしいのが個人的な意見である。
正直低価格店の美容師は全員下手でも良いくらいだ。
業界にとって一番の問題は、低価格店に技術力が高い美容師が紛れ込んでいることである。
低価格店にアタリがあってはいけないのだ。
むしろハズレくじだけで良い。
低価格店でもアタリ美容師が存在することが業界にとって良くない。
低価格店で良い体験をしたお客さんが増えると、次回以降の期待度や難易度が高くなってしまう。
結果的に低価格店に求められることが増えてしまう。
最終的に高価格帯の店の存在意義が無くなって、結果的に業界の衰退になる。
良い技術には、相応の対価が支払われるべきなのだ。
もう取り返しがつかないレベルにはなってしまったから、議論したところで無意味ではあるけど。
そうなってしまったのは、美容師が増えすぎた業界の問題でもある。
美容師がもっと減れば、溢れるほどに増えた店が運営できず閉店が増えるのに。
そして美容師が超少なくなれば価格競争も発生しない。
低価格店が減って、今まで通り以上の料金がもらえるようになるだろう。
それでも低価格に慣れてしまった客が増えた以上、これから美容室業界を盛り上げることは不可能ではある。
まとめ
1000円カットが安い理由は、様々なサービスを省いた企業努力と美容師を追い込むことで可能になる。
安くカットすることに不安がある人も、実際には心配しなくて良い。
でも美容師にとっては、年々難易度が上がって地獄の環境。
美容室は衰退産業であり、儲からないビジネス構造になっているから低価格化も仕方ない。
だから低価格店で働く多くの美容師はいなくなった方が良い。
むしろ需要と供給のバランスを崩壊させた方が良いのだ。
現実的に不可能な話なので、これからも体質は変わらないだろう。
そんな業界から、主が少しでも早く引退できるように、視聴者様にはYouTube動画の視聴やブログの積極的な閲覧をお願いしたいところ。
というわけで、1000円カットを利用する参考にどうぞ。
本日の記事は以上となります。
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最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。
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