表参道にある都営住宅に応募が殺到している件
表参道駅近くに家賃月額62000円で住める破格のタワマン型都営住宅が登場して話題になっている。
これは東京都住宅供給公社で申し込める物件で、40歳までの結婚予定者に限定しながらも応募殺到で倍率が16倍という。
主は報道を見てびっくりした。
そんな好立地に月額62000円で暮らせるなんて羨ましすぎる!
日本経済新聞より要約
参照記事:東京・表参道の都営住宅に応募殺到 家賃6万2000円
4月より東京都が結婚予定のカップルや子育て世代向けに都営住宅などへの入居優遇制度を拡充した。
それによって都内の人気物件に応募が殺到している。
表参道にある高層マンションは40歳未満の結婚予定者などの条件で絞ったが、それでも16倍の競争倍率。
抽選で選ばれるが、まだまだ需要に対して供給戸数が少ない。
より効率的な施策への見直しも求められそう。
謎すぎる都営住宅
羨ましすぎる相場を無視した破格の物件が都営住宅で提供されている。
主も全然知らなかった。
そもそも都営住宅の申込みや利用へのハードルは微妙に高い。
どのホームページを見れば良いのかもよくわからない。
なので都営住宅へのイメージは率直に申し上げて
・わかりにくい
・情報が少ない
・供給数が少ない
ということで、主は完全に知識不足だった。
改めて、謎すぎる都営住宅について見直していきたい。
公営住宅の種類と管轄
・東京都住宅供給公社(JKK東京)→東京都が管理を委託している団体
・都営住宅→東京都が運営する公営住宅
・都民住宅→建築や家賃補助をする住宅
・UR賃貸→国土交通省が所管する独立行政法人「都市再生機構」の管理物件
都営住宅は名前の通り、東京都が運営する公営住宅である。
そして管理を委託されているJKK東京と都市再生機構は別会社。
主は似たようなものだと思っていたけど、運営母体が全然別物である。
都民住宅はバブル時代に家賃相場が跳ね上がって、中間世帯が暮らせない事態を防ぐために建築された。
公営住宅の物件
高級タワマンから古い団地までさまざま。
家賃も高額なものから激安まで幅広い。
入居に対してのハードルもぜんぜん違う。
年齢、収入、財産、家族構成でも申込み基準や賃料が変わってくる。
立地や専有面積次第で家賃が高額な物件もある。
それなりの所得や安定収入がないと申し込めない場合もある。
良く調べないと全然わからない。
公営住宅のメリット
・敷金、礼金、更新料など各種経費が無料
・相場より家賃を抑えることができる
・低所得者層が優先して入居させてもらえる
公営住宅のデメリット
・管理人がいない物件がある
・民度が低い物件がある
・古い物件がある
北青山三丁目マンション
主も都営住宅など安く暮らせる賃貸物件はずっと気になっていた。
そんな中で表参道駅近くのタワマンに月額62000円で住める破格の都営住宅が登場。
話題になったのは、東京港区の北青山三丁目マンション。
元々はボロい集合住宅の建て替えで、住民に立ち退いてもらうための受け皿として立派なタワマンになったらしい。
実際、少ない敷地面積で大人数を受け入れるならタワマンは最適とも言える。
老朽化した取り壊し寸前の都営住宅に暮らしていれば、いつかタワマンに引っ越しさせてもらえるかもしれない。
1階部分は立派なエントランスで、港区の行政施設が設置されている。
近所には保育園や学校施設も多く、子育てがしやすい環境だ。
最寄り駅は東京メトロ表参道駅で、徒歩圏内でJR山手線原宿駅も利用できる。
主が通い続ける明治神宮球場も歩いていけるくらい近い。
スーパーは値段が高めの小規模な店が中心。
普通に近所の店を利用すると生活コストが高くなりやすいが、ネットスーパーで西友やライフを利用すれば問題なし。
立地は都内でも抜群に良い人気エリアで家賃相場も高い。
都営住宅を必要とする人
今回、表参道の都営住宅に応募が殺到した件を見て、実は公営住宅を希望している若い夫婦は多いのでは?と思った。
都営住宅への入居を希望する人に対して、全体的な都営住宅の供給数は非常に少ない。
都営住宅が足りないのは、民間人に住宅ローンを組ませたい政府の意向かもしれない。
だけど時代と共に持ち家を所有する価値観が変わってきた。
終身雇用制度が崩壊し、長期的な安定収入が見込めなくなった。
退職金だってアテにならない。
都心を中心に新築住宅が高騰し、庶民は手が出しづらくなっている。
若い人を中心に収入が伸び悩み、住宅の所有すら負担が大きい。
少子化で空き家が増えて、相続の問題も発生して家が余る現象だって起きている。
家賃をずっと支払うより買ったほうが安いという理由で住宅を購入する人もいるので、ある程度安く暮らせる住宅を提供してもらえるなら、それに越したことはないって思う人もいるんじゃないだろうか。
都営住宅という安く暮らせる賃貸住宅の存在は大きい。
最大の節約は住宅の固定費
都心に行くほど、住宅にかかる必要経費は大きい。
なので節約で一番大きな効果を生むのは住居費をいかに安く抑えるかである。
都内に実家がある人は、実家を出ずに子供部屋おじさん(おばさん)を続ける人もいる。
実家を出ない人の理由は、実家を出ると住居費がかかるからという理由が大きい。
それだけ住居費の負担は大きい。
ファミリー世帯にとっては、家賃の固定費が下がれば少子化対策にもなるはず。
生活に金銭的なゆとりがあれば、子供を増やそうかと考える人もいるだろう。
高齢者に都心の公営住宅は不要
人口減少で地方が衰退している理由として首都圏に仕事が集中していることが挙げられる。
若い人が仕事を求めて地方から都会へ進出するのだ。
でも現役世代は都会で暮らすと住居費の負担が大きいから、家賃相場が安い郊外から都心へ長い時間をかけて通勤していたりする。
そんな中で好立地な公営住宅が増えることは若い夫婦が助かる。
通勤負担が減ることで仕事も頑張れるし、家族との時間も増やすことができる。
でも実際には収入の少ない高齢者が低価格で都心の都営住宅に暮らしていたりする。
そして若い子育て世帯ほど郊外で暮らしたり、高額な住宅購入を余儀なくされる。
本来なら都会で生活をする必要のない無職の高齢者が郊外の公営住宅で暮せば良い。
若い夫婦も高齢になって子供が大きくなったら郊外へ引っ越せば良い。
本来、都心に都営住宅を必要としている人が住宅を支援してもらえない構造をなんとかできないものだろうか。
若い夫婦を好立地な場所で安く暮らせる政府の支援を期待する。
民間の住宅支援
一方で職場の支援で都心へ暮らすことができる人もいる。
住宅手当という形で家賃を負担してもらえる福利厚生である。
でも満足のいく住宅手当がもらえるのは一部の人だけ
公務員や大手民間企業などが中心だ。
大多数の中小零細企業は安く暮らせる社宅も無いし住宅手当も期待できない。
国民の大多数は中小零細企業勤務か一部の小さな自営業者で成り立つ。
こうした実態を考えると、実は真っ先にやらなくてはいけない政府の支援は住宅関連かもしれない。
民度は家賃に比例する
土地や建物を所有していない人が、生まれながらに不動産という財産を所有している人に、高額なサブスク料金を永久に吸われ続ける悪循環。
不動産は、住むところが無い人から金を巻き上げる貧困ビジネスでもある。
金持ちがずっと金持ちであり続け、貧乏人は金持ちにずっと金を巻き上げられる。
貧困対策をするなら、公営住宅の必要性を見直し社会の在り方を改善してほしいところ。
一方で好立地なエリアに暮らしている人にとっては、公営住宅建設で低所得層が増えると地域の治安や民度が悪化する可能性もある。
家賃は民度に比例するので、低所得層が増えると地域の治安にも影響する。
かつては青山地区で児童相談所の建設に地元住民から反対運動が起きたこともある。
治安を意識して高級エリアに暮らしている人もいるので、こうした人の気持ちを考えると好立地に都営住宅が必要なのかは別の問題である。
とはいえ公営住宅を増やして、多くの人が持ち家を必要としない生活ができるようにしてほしい。
住宅は金食い虫
国としては国民に持ち家を買ってほしい事情もある。
政府は、住宅ローン減税を行ったり、税金投入をしてフラット35の金利引き下げをしている。
そもそもがローンを完済すれば家賃がずっとかからない持ち家が良いという洗脳もしている。
でも住宅は老朽化が進む連れて
・維持管理費
・修繕費費
・リフォーム費
・固定資産税
など、いつまでも出費は続く。
持ち家だろうと、賃貸だろうと経費はかかる。
住宅は持っているだけで経費がかかり続ける金食い虫なのだ。
賃貸物件なら家賃を納めていれば上記の費用は心配しなくても良い。
そういう意味でも、安い家賃負担だけで更新料も不要で、必要になれば修繕やリフォームをしてくれる公営住宅は頼もしい存在。
まとめ
主も好立地な格安物件でゆとりのある生活をしたいと思った。
立派な公営住宅に入居できる人はラッキー。
一方で入居が叶わなかった人からも、嫉妬による批判の声も上がるだろう。
政府が住宅関連予算をどのように使っても不満は生まれる。
支援は国民の税金だから、全員から賛同されることはない。
主は、ファミリー世帯を優遇する住宅支援制度を充実させてほしいと思う。
また気軽に公営住宅を利用できる選択肢や情報が増えた方がいいと思う。
ある意味で、しっかりと情報をキャッチできる人がお得に生活できる理不尽な社会でもある。
国民全体への住宅支援制度に期待したい!
本日の記事は以上となります。
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というわけで、今日も最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
最後までお疲れチャンドンゴンでした。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
迷える子羊ちゃんに幸あるように。。。
グッドラック!
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