自民党の細田氏の発言が議論を巻き起こしている。
今回はFNNプライムオンラインの記事を参照して、僕が思うことをお伝えできたらと思う。
無料で誰でも読める記事なので一読してもらえると良いだろう。
参照記事:衆院議長「給料月100万円しか」議員の増員に言及 批判相次ぐ
記事の内容を参照しながらまとめてみた。
今回は細田氏の発言について僕が思うことをお伝えできたらと思う。
かなり僕の偏った意見となっているけど、過去記事の意見も含めて率直な感想をお伝えしたい。
政治関連は様々な考えがあるから正解は無い。
でも少しでも政治に興味がある人も政治に詳しくない人も、政治家が給料をもらい過ぎていると思っている人、将来に漠然とした不安を抱えている方は一緒に確認してもらえたら嬉しい。
「月100万円」しか発言について
事の発端は5月10日、東京都内で開かれたパーティー。
細田博之衆院議長(78)が国会議員の給料にあたる歳費についての発言が話題となっている。
「いったい、いくら歳費をもらっていると思いますか。議長になってもね、毎月もらう歳費は100万円しかない。“しか”というと怒られちゃうけど、そんなにもらってるのかと言うけど、会社の社長は、1億円は必ずもらうんですよ、上場の会社は」
民間企業の社長と比べ
「議長でも100万円しかもらっていない」と発言した。
国会議員の歳費は、コロナ禍の影響で2割カットの103万2,000円程度。
また国会では「議員の数を減らすべきだ」との議論が長年行われているが、細田博之衆院議長は
「1人あたり月給で100万円未満であるような手取りの議員を多少増やしたって罰は当たらないと私は思ってるんです。議員の数を増やしても罰は当たらない。」
と主張した。
野党で日本維新の会・藤田文武幹事長は
「民間感覚で照らし合わせて、ちょっとあり得ないと思う」
さらに、与党内からも「常軌を逸している」、「考えられない。早く辞めてほしい」などと批判する声が上がっている。
フジテレビのインタビューでは
「金銭感覚が普通の人と違うんだろうなと思う」
「税金のありがたみを感じないですね、その発言には」
「わたしたちにとっては大きなお金なので、それを100万円“しか”とか“だけ”とかはない方がいい」
などの意見が寄せられた。
一方、ある国会議員は政治家の懐事情について
「良い待遇だと思われているが、税金を取られてパソコンのリース代や電話代を取られると手取りは多くない」と嘆いているとのこと。
結論→細田氏の発言は何もおかしくない
TwitterなどSNSを中心に多くの人が細田氏の発言を叩いているけど、結論として細田氏の言う通り何もおかしくない発言である。
つまり議員の報酬は、労力や精神的な疲労を考慮すれば激安すぎるとさえ言える。
僕は細田氏の発言は凄く真っ当であり、何もおかしくない発言であると思っている。
ちなみに月100万円の給料は年収ベースなら1200万だ。
民間人の基準で考えれば十分すぎるほど高額であると言えるだろう。
もちろん月額報酬に加えて各種手当などもあるから年収だけで言えばもっとある。
だけど議員の仕事は民間人とは比べ物にならない大変さがあるのだ。
緊急時も含めて24時間対応出来るようにしなくてはいけないからプライベートなんてほとんどない。
常にマスコミやら報道陣に見張られて心が安まる余裕なんて全然ないだろう。
今回みたいに一言ポロっと発した言葉が炎上してメディアや全国紙に顔出しで叩かれる事を考えたら月収100万円なんて安すぎるとさえ思う。
議員になるためには選挙活動だって必要だし、当選できなければその瞬間に無職になるリスクもある。
良くも悪くも会社勤務をする一般人なら無期限で雇用が保証されて一定の収入も保証される。
休日も有給休暇も貰うことができるから一定の安定がある。
議員は不安定な仕事で激務だし、命を狙われる危険のある仕事でもあるから民間人は誰もやりたくないだろう。
細田博之氏
細田さんと言えば自民党のトップ層で活躍するスーパーエリートのお偉いさん。
総理大臣経験こそないけど、国を動かす内閣の重要人物にまで昇り詰めている。
島根県松江市出身だけど筑波大付属駒場高校出身だから育ちは東京。
東京大学法学部卒業後に旧通産省に就職して後に政治家へ転身。
高校も大学もコネが利かないトップ国立校へ実力で合格している。
ちなみに東大の法学部は文科一類と呼ばれる日本最難関の学部で、国を動かす官僚や大手財閥企業の役員やら弁護士の大先生など、地位も名誉も富も手にした超人がゴロゴロいる。
そんな細田さんも政治家一家に育ち成功への黄金ルートを歩んだスーパーエリートの1人だ。
細田さんといえば僕にとっては自民党幹事長時代のイメージが強いけど、数々の重要な役職を渡り歩いている。
これまで物凄い努力を重ねて今のポジションにいるわけで、80歳手前でも最前線で活躍をしているのは本当にすごい。
一定の収入があると年金受給だって受け取ることはできない。
そんな細田さんの実績や活動を考慮すれば月収100万円は激安じゃないかとすら思う。
日本の政治家は給料が高い?
よく一般の人から政治家は給料を貰い過ぎていると言われたりする。
特に政策以外の部分でヘマをやらかすと一般からのバッシングは凄いものだ。
不倫とかパワハラとか政治と関係ない部分で問題を起こせばたちまち叩かれる標的になるのだ。
その要因は国民の期待を背負って政治家となり税金で食っているから。
多くの国民が長引く不景気で給料が伸び悩み、増税や物価上昇で苦しい家計に頭を悩ませている。
また減額されたり先送りにされるかもしれない年金問題で将来の不安を抱えている。
その一方で政治家は国民が納めた税金から多額の報酬を得て、給料とは別に税金の使い道を決めて使う権利を持っている。
政策が上手く行っても行かなくても、国の財政に関わらず安定した高額報酬が得られる。
政治家は少ない給料で暮らす国民と逆で裕福な暮らしをしているイメージがあるからヘマをすれば叩かれてしまうのだろう。
政治家の給料はもっと高くて良い
僕は政治家の給料は現状では超安いと思うし、もっと高くても良いと思っている。
少なくとも最低で「億単位」の報酬を出すべきじゃないかと僕は思っている。
むしろ政治家の給料が超安いから金儲けをするために利権団体を作り、利権を守り、天下りをしたり汚職をしてしまうのではないかとすら思う。
多額の報酬を貰っていれば、犯罪すれすれのことをして金儲けをするメリットがなくなる。
なので健全な会計をするためにも政治家や国家公務員に多額の報酬を与えて、しっかりと給料に見合う仕事をするために国民のために力を発揮してほしいなと思う。
というわけで僕は政治家の給料が安すぎるから、国家公務員もふくめて政治家達にもっと多額の報酬を与えるべきだと思っている。
政治家は金持ちがやるべき
僕は本来、政治をやる人間はすでに金持ちだけど、金がありすぎて金儲けがすでにどうでも良くなっているレベルの人間が政治をした方がおもしろいのではないかと思っている。
日本の政治家は家柄が代々金持ちの二世三世のボンボン達が牛耳っているけど、自力で金持ちになったわけじゃない中途半端な金持ちお坊ちゃまとか、中途半端な金儲けをしている成金人間が多い。
いわゆる相続で金持ちになっているパターンだ。
こうした人間に政治をやらせると私腹を肥やす金のニオイがプンプン漂ってくる。
なので一代で大きなビジネスを成功させた超金持ちを政治のトップにした方が、中途半端な欲に惑わされずにビジネスを成功させる天才的な嗅覚で時代の流れに乗った面白い政策を行って国を上昇させてくれるのではないかと思っている。
とはいえ、そういう本当の金持ちは政治家にはならない。
政治家の給料が安すぎて政治家をやるメリットが無いからだ。
いくら生活に困らない金持ちでも報酬はステータスだ。
つまり報酬が金持ちにとっての人間の評価と言える。
かつて中日ドラゴンズの福留さんが「誠意は言葉ではなく金額」と発言し、自身の活躍を評価するなら感謝の言葉ではなく、報酬という形で誠意を見せろと所属する中日球団に発言したのは有名な話。
そういう意味ではアメリカで大富豪のトランプ氏が大統領に立候補して当選したことは超異例だった。
アメリカ政界では政治初心者でかつ大富豪の超異端児だったわけで。
僕個人的にはトランプ氏のアメリカ産業を守る取り組みとか中国への経済制裁やぶっ飛んだ行動は面白いなと感じた。
日本ではトランプさんみたいな人は現職議員にとって目の上のたんこぶになりうるから、当選できないように、あの手この手で排除される。
かといって貧乏人には立候補するにも金がかかるし、票を集めて政治家になるのも大変なのだ。
そもそも日本は大統領制にすべき
ただし細田氏の言う議員の数を増やす案については何とも言えないところ。
良くも悪くも日本の政治は議院内閣制。
現状の制度を維持するならば議員を増やすことに大きな問題はない。
日本は内閣という組織を作って、総理大臣を筆頭に傘下に多くの国会議員や官僚を従えて政治を動かす民主主義社会だ。
国から都道府県、地方自治体と各方面で多くの議員が活動して社会を動かしているシステムである。
全国の身近な場所に多くの議員が所属していて、広く国民の声が届くシステムとして確立されているってわけだ。
地方議員ほど地元民の声を大事にする傾向にある。
それゆえに総理大臣による個人的な意見で政治が突然方針転換をして社会が大きく変化することは無い。
どこかの国みたいに独裁的な大統領の一声で国が動くことが無いのは日本のメリットでもありデメリットでもあるのだ。
議院内閣制の良い面としては、社会を動かすためにしっかりと議論を行って慎重に行動していくこと。
一方で緊急時の政策などは決定から開始までの行動力がかなり鈍くなる。
今回のコロナ騒動みたいに、トップの人間の権力が強くて意見が反映されやすい国ほどコロナ対策のフットワークが軽かった。
日本がコロナ関連の対策や支援で、決定までに多くの時間が掛かっているのは、慎重すぎる民主主義ゆえの欠点でもある。
また資産を持つ政治家家庭の二世三世が立候補し政界を動かしていくことで、貧乏家庭出身の人間やビジネスの臭いに敏感な天才型の人間も排除される仕組みになっている。
良くも悪くも貧乏人の気持ちを理解できず、金を稼ぐことに敏感な嗅覚も行動も持ち合わせていない人間が政治家として日本を動かしているのだ。
個人的には日本は大統領制になって、トップ層の人間による意見が反映されやすい社会の方が緊急時には良いと思っている。
平和が維持されないような政治は禁止するなど、一定の法律を確立したうえでなら問題ないだろう。
こうした政治ならば必要以上に議員を増やさなくても良いのではないかと思ったりはする。
超激安な総理大臣の給料
ちなみに日本の政治家のトップである総理大臣は報酬が年4000万円程度だとのこと。
国の中心となる主要ポストの官僚政治家たちも2000万から3000万円程度らしい。
地方の政治家とか田舎の市議会議員とかは更に低い。
これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれ。
僕は緊急時に24時間体制で仕事に従事して暇なくマスコミに監視されながら一般人に叩かれながら仕事をする政治家はハードな肉体労働だと思う。
時給換算したら決して高額報酬の仕事じゃない。
プロ野球選手の平均年収が3000万円から4000万円程度とのことなので、日本のトップ層にいる政治家の給料と変わらないと考えたら総理大臣も激安な報酬だと思う。
プロ野球界のトップクラスにいる選手の報酬が年俸で4億とか5億の世界なので、政治家は高くてもその10分の1程度なのだ。
ヤクルトスワローズの山田哲人選手も20代で4億とか5億を稼いでいる世界だ。
一生懸命勉強をして、大学を出て、官僚になって、出馬して、当選を果たして、政治活動を続けて、一般人でいう定年を迎えて、なおも高齢で働き続けてやっと辿り着けるかどうかの世界。
とはいえ政治家には給料とは別口に自由に使えるお金とか任期後に貰える議員年金とかもあって一般会社員よりは手厚い。
でも高額報酬のイメージに比べたら鼻くそレベル。
裕福な政治家は政治活動以外で得た報酬とか資産運用の配当で食っているパターンも多い。
元総理大臣の麻生さんも政治家とは別の副業が絶好調。
政治家そのものの報酬は決して高くないのが実態なのだ。
まとめ
というわけで僕は政治家の給料は安すぎると思う。
総理大臣でも基本的な給料は年収で4000万円ほど。
プロ野球の世界ならば活躍次第で大卒入団2年目にも届いてしまうくらいの金額だ。
物凄く努力を続けて日本の政治家のトップになっても4000万円程度では私腹を肥やしたくなる。
まして、そんな薄給のために国民から叩かれ、その叩いてくる国民のためになる政策をやりたいだなんて思わないだろう。
むしろ私腹を肥やすために多額の税金を無駄に使って国民が犠牲にされるくらいなら、高額な報酬を保証して国民のためになるような政策をしてほしいと僕は思う。
汚職をさせない、汚職をするメリットが無い報酬を与えて、しっかりと健全なルールを決めて政治をしてくれるなら、億単位の報酬を税金から貰っていたとしても僕は文句を言わない。
むしろ私腹を肥やすために無駄な事業を行って何兆円も税金から捻出するよりは1兆円程度で政治家の給料が賄えるようにして、余った予算で国民のためになる政策をする方がずっとマシともいえる。
そういう意味で細田さんからも「100万円しか」という発言が飛び出したんじゃないだろうか。
ぜひ政治家の給料が高すぎると思っている人は、他の視点からも考えてほしいなと思う。
僕は政治家の給料が決して高いとは思わない。
むしろ安すぎるくらいだと思う。
安易に政治家の給料を下げろって発言は政治を全然知らない素人の恥ずべき発言じゃないかとすら思うので、ぜひ見直していただきたいなと思う。
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