今日は、クレジットカードネタ。
日本で一番利用者が多いと言われている楽天カードについて。
楽天経済圏を利用するほど、ポイントが貯まりやすくて人気のカード。
だけど、ここ数年間で楽天のサービスが軒並み改悪傾向に。
また今年も楽天カードが改悪をする。
改めて楽天カードの改悪と中身について戯れ言を語る。
楽天カード公式HPより:『特定のご利用先における 楽天カード利用獲得ポイントに関するご案内』
楽天カードの新たな改悪
楽天カードの決済サービスで得られるポイント還元率が改悪される。
つまり利用者がもらえるポイントが減る。
今回の改悪により
・保険料
・携帯電話料金
・NHK受信料
の支払いに対する還元率が下げられた。
携帯電話のキャリア決済をメイン利用している人は一気にポイント還元が減るから注意。
買い物で使った決済分を携帯電話料金と合算して支払っている人は注意。
一気にポイント還元が減る、
また一般人が絶対に支払う、逃れることのできない支出に対して還元率を下げた。
必ず決済するであろう支払いのポイント還元率を下げることで、楽天の取り分を増やしたといえる。
生命保険料、携帯電話料金、NHK受信料を楽天カードで支払っている人は不利になる。
NHK受信料のクレカ決済
NHK受信料に関しては、楽天カードでクレカ決済したときのポイント還元率が0.2%になった。
一応ひっそりとアナウンスしてはいる。
だけど、還元率が下がっても客が知らないまま楽天カードを使ってもらおうという意図が読み取れる。
なぜNHK受信料だけ還元率が大幅に低いのかは謎。
還元率が1%から0.2%は鬼だ。
NHK側が楽天カードに決済手数料の引下げを申し出たのだろうか。
決済手数料下げてくれないなら、楽天カードの決済を使えなくするとNHKに言われたパターン?
いろんなことが考えられる。
基本的にクレジットカードの儲けは、決済利用時に事業者からもらう手数料で成り立つ。
事業者から貰った手数料の中から、消費者にカードを使ってくれたお礼にポイント還元をするのだ。
決済手数料を引き下げられると、儲けが減るので決済利用者に還元できるポイントを減らすしかない。
通常はクレカ利用時の決済代行手数料が3~4%程度とされている。
楽天カードに限らず決済でポイント還元率が悪い支払いが各社それぞれあるのだ。
各社とも決済可能な対象クレカとして使ってもらうために、事業者の決済代行手数料を仕方なく下げている部分があるのかもしれない。
なので楽天カードがNHKから手数料の減額をお願いされたカタチなのかもしれない
「別に楽天さんのクレカ使えなくても、NHKは国民がビビって払ってくれるから一向に構いませんよ?」って言われた可能性もある。
真相は闇の中。
クレカの儲け
ただし、クレカは独自のキャッシングやリボ払いなどの貸金業の方が決済代行手数料よりも儲かる。
貧困が増えた社会ほど貸金によるファイナンス部門が儲かるからだ。
だからキャッシングやリボ払いを全力でゴリ推しする。
むしろリボ払いを使ってもらうことが最大の目的。
そんな中で、楽天カードのポイント還元率を下げることで楽天が消費者に還元する金額を減らして利益を増やしに来た。
これは、相当切羽詰まっている状況だろう。
NHKが強気の手数料値下げを申し出たのか。
それとも楽天がNHKの支払いは誰もやめることができないだろうと高を括った結果なのか。
もしくはその両方か。
真相は不明のまま。
とにかくNHKの力が巨大過ぎるのはわかる。
楽天カードの決済でポイント還元が一気に改悪されたのは闇を感じるばかり。
とにかくNHKが強すぎる
楽天モバイルの影響
では、なぜ楽天カードが再び改悪をするのか。
その原因は、圧倒的に楽天モバイルの影響とみられる。
物価高騰による人件費高騰などもあるだろうけど、楽天モバイルの赤字が最大の要因だろう。
楽天モバイルが黒字化するまでに垂れ流してきた赤字の補填を他サービスで補っている。
楽天モバイルの存続のために、国内外で社債を発行したりしている。
その社債の償還期限も迫っているという。
以前の報道によれば、18億ドル(当時2650億円分)のドル建て社債を発行して利回りが12%という。
これは日本の上場企業としては過去最高額だったとのこと。
社債を買うことは、リスクもある。
でも高配当として投資家に人気。
ドル建ての社債も多数発行されているということで、円安が進むと返済の支払額も自動的に増える。
現在の18億ドルは1ドル155円換算で2790億円だ。
円安でドル建て社債の負担が増えることになる。
ここに利回り分の配当を乗せていく。
利息をつけて投資家に返すから、さらに負担が重い。
つまり楽天モバイルを存続させるために、背負った増え続ける借金を楽天が返さなくちゃいけない。
しかも儲かったタイミングで一気に返すのではなくて、定期的にコツコツ返していかなくてはいけない。
楽天としては、楽天モバイルを存続させるために、手っ取り早く現金を手元に残す必要がある。
とにかく手元に現金を作っていかなくてはいけないのだ。
なのでポイント還元を減らして、手元の現金を減らさず増やそうとしていると思う。
楽天の大黒柱
また楽天は、モバイルが赤字だけど金融部門が会社の利益の大部分を占める。
・楽天カード
・楽天銀行
・楽天証券
・楽天市場
などが好調な部門。
円安の影響で社債の償還金額は増えているが、楽天証券が特に大儲けしている状況。
楽天モバイルが黒字化するまで、楽天が他のサービスの利益で生き残れるかのチキンレースとなった。
楽天モバイルを諦めるか、楽天グループが大逆転するかのどちらかだろう。
個人的には楽天モバイルを成功させてほしい。
崖っぷちから生還して、モバイルも成功させて、楽天がこれから大儲けすることを期待したい。
楽天経済圏
ただし楽天が様々なサービスを改悪させてしまったことで楽天経済圏の魅力は下がってしまった。
主がおすすめするクレカとしても、楽天カードの序列は下がってしまった。
モバイルが成功した後、改悪前までの水準に戻せるのかがカギ。
たぶん無理だし、戻そうともしないはずとは思う。
元々、楽天カードは基本1%還元の高還元カードとして人気。
また楽天のサービスを複数使うと、楽天市場での買い物でポイントをたくさんもらえる。
金額の大きな買い物ほどポイントがザクザクだ。
主も先日、楽天市場でエアコンを購入した。
どこよりも安く購入できて、ポイントがたくさんもらえたから有り難い。
そんな楽天カードも、今回の改悪前からポイントシステムが改悪傾向。
特に決済手段によってポイント還元率が大きく変化するようになった。
楽天市場でのポイント還元は大きいが、それ以外の基本的な還元率が使い方次第で目減りするのが痛い。
つまり楽天カードは、すべての決済で1%の還元がもらえるわけじゃない。
還元率の違いをしっかりと把握して使っている人は少ないかもしれない。
ポイント還元が得られないのに、知らずに決済で利用している人も多いはず。
楽天カードの還元率を細かく把握する方が大変で、普通の人は記憶できないし、情報に追いつけないだろう。
ポイント還元も、小さな積み重ねが大きな金額になるから見過ごせない。
楽天カード過去最大の改悪
昨年には、大きな改悪もあった。
1ヶ月の決済金額に対して100円につき1ポイント還元
↓
1決済ごとに100円につき1ポイント還元
という変更があった。
決済ごとにポイント還元を計算するシステムに変わったことで、決済ごとに100円未満の端数が切り捨てになる。
今までなら、1ヶ月分の決済金額からポイント還元を計算すると、切り捨ては最大99円。
でも改悪により、ポイントがつかない切り捨てが無限に発生する。
つまり楽天が利用者に還元するポイントを減らすことができるようになった。
今回の改悪でも、知らないまま使い続ける人が多いだろう。
消費者に付与されるポイントが目減りしても、誰も気がつかないことを楽天が期待しているのだ。
おすすめのクレカ
個人的にはオリコカードがおすすめのクレカだ。
オリコカードも一部改悪傾向にあるけど、他社に比べたら相当頑張っている。
オリコカードと比較すると、楽天カードは高還元だけど、ポイントが還元されない&少ない決済もある。
・税金
・モバイルSuica
・公共料金
など。
電車通勤をする人が高額な定期券を購入してもポイントが付かない
モバイルSuicaを利用する時は、楽天ペイ経由じゃないとポイントがつかない。
また光熱費の支払いは、楽天でんきを使わないと超絶微妙。
そもそも楽天でんきがお得じゃない。
これらの弱点をオリコカードが補ってくれるので、まだまだオリコカードが手放せない。
これからのクレカ利用の参考にしてほしい。
まとめ
楽天カードが新たに改悪。
保険料、NHK受信料、携帯電話料金のポイント還元率を下げた。
楽天モバイルの赤字補填が理由だと思う。
もしかしたらNHKに関しては、決済手数料値引きを要求された可能性もある。
楽天カードはだんだんおすすめできるカードじゃなくなりつつある。
思考停止して楽天経済圏にしがみつくより、便利で必要なサービスだけ楽天を利用するのがベスト。
主が利用する楽天サービスは
・楽天モバイル
・楽天カード(サブとして所有)
・楽天市場(お得な買い物だけ)
・楽天ネットスーパー(引っ越して配送エリア外になった)
など。
自分に必要なサービスだけを、それぞれ安く利用するのがおすすめだ。
楽天カードの改悪を機に、クレカ利用を見直そう。
本日の記事は以上となります。
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