以前から予告されていたように、6月から多くの品目で値上げが行われる。
我々庶民の暮らしには欠かせない食品類をはじめとした生活必需品も大部分が値上げとなるのだ。
これまで我々日本人の多くは給料が増えずに、物価ばかりが上がる負の流れに苦しい生活を強いられている。
実質的にモノの値段が上がることによって、自由に使えるお金も制限されることになるのだ。
日本人の収入は30年間変わることなく手取りは減り続けているから生活の余裕を感じられていない人は意外と多いのではないだろうか。
今回は値上げされる原因や対象となる品目を確認しつつ、どうやってこれからを乗り切るべきかを簡単に考えてみた。
僕と同じように家庭を持つ既婚者子持ちの人、サービス業従事者の人にも確認してもらえたら嬉しい。
値上がりの原因
まず6月から様々な品目が値上げされるとはいえ、これまでも段階的に多くのモノやサービスが値上がりしてきた。
なので急に値上げが行われるわけではない。
それが今回は同じタイミングでかつてないほどの大幅な値上がりとなる。
なぜこうした値上がりが起きたのかは下記の要因が大きいだろう。
・円安
・ロシア・ウクライナ情勢
・原油高
・社会保険料の高騰
順番に解説していく。
円安
円安とは日本円の価値が下がること。
アメリカドルは今年に入り、最高で130円の値をつけた。
安い時で80円前後と100円を切っていた時代もある。
単純にドルが安くなれば輸入コストは下がるから、海外から物を安く仕入れることができるってわけ。
これがいわゆる円高。
例えば最新のiPhoneを一台1000ドルで仕入れようと思ったら仕入れ値は日本円で
1ドル80円の場合→8万円
1ドル130円の場合→13万円
というように大きな差が出る。
というわけで、消費者にとっては圧倒的に円高である方が良いのだ。
逆に円が安いことを円安という。
日本政府と日銀は円安になる方向で日本と株価を動かしていると言える。
円安だと輸出をメインで行う大企業が儲かること、外国人観光客が押し寄せるというメリットがある。
ただし新型コロナの影響で旅行者を受け入れるどころの話ではなくなってしまったし、輸入商品の価格は高くなるし、資源の取れない日本が輸出に力を入れるのもどうかとは思う。
日本が安い国になれば、他国が日本に工場を建てて日本人の雇用が生まれる可能性があるけど、日本人の人件費が中途半端に高いせいで雇用も生まれない。
輸出を中心に商売をしている大企業ほどドルが高くなると大儲けが出来るので、そうした企業から政治家が金を貰っているんだろうと察する。
日本を動かすほど影響力のある一部の大企業は輸出ビジネスで儲ける企業だけど、多くの企業は円安よりも円高の方が儲かるのだ。
日本円は今や世界的に見たら超安いから、大阪万博やカジノリゾートの開発で外国人観光客をたくさん呼び寄せて盛り上げていきたい方向なのだろうと思う。
ロシア・ウクライナ情勢&原油高
今年に入ってから深刻な問題となっているロシアのウクライナ侵攻問題。
世界中を巻き込んだ騒動で多くの悪影響が出ている。
ロシアは石油や天然ガスの産油国として日本とも取引があるし、ウクライナは世界有数の小麦出荷量を誇っている。
今回の食費値上げでは麺類や菓子類など小麦製品にも大きな値上げの波が起きているのは、円安による輸入コストが増えたこと、ウクライナの小麦輸入量が減ったことによる価格の高騰が理由と見られる。
またロシアの石油ルートが途絶えたことで原油価格も上昇していることが大きい。
ガソリン価格の上昇に困っている国民も多くいると思うけど、燃料費が高くなることで輸送コスト、製造コストの上昇に拍車をかける。
日本は石油が採掘できないから、他国の石油を言い値で購入するしかない。
高くなっても仕方なく購入するほかないので、価格の上昇のツケは商品価格に上乗せとなり国民の懐事情に直結する。
社会保険料の高騰
また社会保険料の上昇が年々じわじわと続いていることも大きい。
人件費の高騰を理由にした値上がりをよく聞くと思うけど、その正体は社会保険料の高騰だ。
これからも絶賛上がり続けることが確定している税金なので人件費は高騰を続ける。
「人件費の高騰とは言っても自分の給料なんて全然上がってないよ!」
「むしろ給料が下がっているよ!」
って思っている人もいると思うけど、それは天引きされる社会保険料や各種税金の税率がじわじわと上がっているからである。
また会社員の場合、社会保険料は雇用されている人と会社で負担を折半している。
つまり給料明細に記載されている天引きされた社会保険料と同じ金額を会社側も負担して支払ってくれているのだ。
なので給料が据え置きでも社会保険料が上昇していくことで個人の手取りは減り続けて、会社が支払う社会保険料の負担分は増え続けることになる。
勝手に個人の給料を減らすことは出来ないから、実質的に会社が支払う人件費の総額は増え続けているのだ。
これをカバーするには会社の売上を増やさないと会社が存続することができない。
だから商品やサービスの価格を値上げして利益を増やすことでなんとか社員の給料を確保している。
人件費の高騰という言葉にはこうした裏側があるのだ。
値上がりした商品の価格は絶対に下がらない
また、どこの会社もギリギリまで切り詰めて少しでも消費者に商品を選んでもらえるように価格を安く抑えている。
なので苦肉の策の上で値上げをした商品の価格を下げることは絶対にないといえる。
消費税の影響で物価はどんどん上昇を続けているけど、消費税を下げたところで商品価格が安くなることは無いだろう。
モノやサービスの価格は一度上がったら基本的に下がることは無いのだ。
なので政治に期待しても物や商品の値段は下がらないと考えてほしい。
今回の一斉値上げによる影響で商品の価格が元に戻ることは絶対にないだろう。
消費税に関してはあくまで物価を上げるための政策でしかない。
食費が上がる!
というわけで6月の一斉値上げで家庭の食卓を直撃するのは間違いない。
学校給食も値上がりは必須の状況となっているから、子を持つ家庭は本当に大変だろう。
自治体によっては政府が給食費の増加分を負担してくれるケースもあるし、給食センター側が食材調達や調理方法を工夫することで値上げの波に耐えているパターンもあるようだ。
6月以降も段階的に様々な品目が値上がりをしていくとのことなので、今後も負担が増えることは間違いないだろう。
食品以外に値上がりするもの
食品以外にも値上げされる品目を挙げてみた。
個人的にかなり注目しているので一緒に確認してほしい。
カーシェア
オリックスカーシェアは6時間以上利用時の距離料金が6月1日以降値上がりする。
1㎞あたり16円だった距離料金が18円に改定される。
短時間利用ならば影響はないけど、長時間の利用が不利になるだろう。
ガソリン価格が上昇する中で、カーシェア業界は保険や燃料費も込みでサービスを展開してきた。
やはり企業努力で何とか頑張っていたんだなという印象。
タイムズの距離料金は16円を貫いているので、いつまで維持できるのかというところ。
ガソリンの給油を清算したとしても、長時間利用するならワンズレンタカー等を利用する方がお得かもしれない。
光熱費
電力事業者が発表している通り、電気代は今後ますます値上がりしていく。
日本は火力発電が中心で、石油を燃やして発電しているからだ。
燃料高騰と再エネ賦課金で価格が上昇している。
再エネ事業とかいう利権団体に金を取られるのは納得いかないから、さっさと原発を稼働するなりして石油に頼らない発電をしてほしいなと思う。
夏場でクーラーは必須になるから出費の夏が確定している。
新電力事業者に乗り換えるなどして、少しでも節約して乗り切る方法をオススメする。
電化製品
先ほど例に出したけど、家電や電子機器も高騰の波を受けている。
単純に円安の影響で輸入コストが上がっているのが理由だ。
スマホもハイスペック端末は年々価格が上昇している。
僕はGoogleのPixelシリーズを愛用しているんだけど、円安による影響でスマホ価格にも影響が出そうだ。
海外産の精密機器などは今後も軒並み高価格帯で販売されることになるだろう。
値段が変わらないもの
一方で価格が変わらないもの、むしろ下がる傾向にあるものを挙げてみた。
美容院の料金
それは美容院の料金である。
これはサービス業の闇というか何というか…。
美容院の料金ってのは恐ろしいくらい料金が変わらないのだ。
働く美容師の給料を安く抑えることでなんとか回っている世界だから何とも言えない。
様々なものが値上がりしている世の中で、1000円程度でカットを提供している業界。
今後も良くなっていくことは無いだろう。
原因としては美容室が多すぎる問題、美容院の価値が下がっていることにある。
利益を過剰にあふれた美容師たちで奪い合っている現状に、価格競争が起きて値下がりしてしまった。
結果的に低価格に慣れてしまった人が増えて、高額な料金が取れなくなったことに原因がある。
美容師として稼ぐためには、高い料金が取れる人気のスタイリストになるしか生きていく道はなくなった。
SNS等の発信活動は重要になるだろう。
解決方法は社会保険料の減額かベーシックインカム
では日本がやるべき政治的な解決策はなんだろうかと考えると社会保険料の減額、もしくはベーシックインカムしかない。
現実問題、物価の上昇に給料が追いついて行かないことが問題だ。
これまでのお話の通り、一度上がった物価を下げることはできない。
ならば生活が苦しくなっている人を救済する方法は、給料から天引きされる社会保険料を減らして手取りを増やすか、一律でお金を配るのが最善と言える。
ただし、社会保険料を減額すると高齢者の医療費負担や年金受給額に悪影響が出る可能性がある。
なので国民全員に一律で一定のお金を配るベーシックインカムが平等に納得できてベストな作戦じゃないかと僕は思う。
財源を問題視する声もあるけど、ぜひ実現してくれたら嬉しいなと思う。
肉体的ダイエットをしてみよう!
というわけで食品をはじめとした多くの商品が値上がりする。
特に報道ではカップ麺などのインスタント食品、お菓子類などの小麦製品が軒並み値上がりするという。
糖質制限ダイエットをしている僕としては、しばらく縁のない食品たちだけど悲鳴を挙げている人もいるようだ。
よかったらチャンスと思って食事管理を見直してみてはいかがだろうか。
本当に必要な食材を見直して、ダイエットとか筋トレを始めて見るのもありだと思う。
これまでは低価格の代表だった小麦などの炭水化物が食卓の中心だったけど、値上がりしているので肉や野菜にメイン食材を切り替えるのも良いだろう。
理論上、糖質過多な生活は太るからカップ麺等の麺類やお菓子をたくさん食べる生活はやめたほうが良い。
値上がりしたことを憂いてムリに購入する必要は無い。
生きていくために必要な食材を見直してダイエットしてみてはいかがだろうか。
まとめ→節約をしよう!
というわけで6月の値上げについて触れてみた。
こうした値上げの社会を生き抜くためには節約をするしかない。
節約は稼ぐこと以上の価値があるといえる。
単純に一万円稼ぐことよりも一万円使わない方が簡単なのだ。
しかも稼ぐと税金を取られるので、一万円を手元に残すには1万円プラス税金分を稼がなくてはいけない。
基本的に節約で浮いたお金から税金を取られることは無い。
なので節約をすることの方が稼ぐ以上の価値を生み出していると言える。
食品以外にも電気代や電化製品など身近なものがどんどん値上がりしていく。
これまでと同じ生活を維持していくにはお金がもっと必要になるから、お金を守るためには節約が必須となる。
僕のブログでは節約ネタも紹介しているので参考にしてもらえたら嬉しい。
ストレスをためないように可能な範囲で節約をしていくと、値上がり社会を生き延びることができるので共に頑張ろう!
本日の記事は以上となります。
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